「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」のダン・ブラウン原作による“ロバート・ラングドン教授”シリーズの最新版。前二作と同じ、トム・ハンクス主演、ロン・ハワード監督による映画化。
今回は天才生化学者が詩人ダンテの叙事詩『神曲』の“地獄篇”に隠した人類の人口増加問題の恐るべき解決策を食い止めようとするラングドンの活躍を描く。
共演はフェリシティー・ジョーンズ、ベン・フォスター、オマール・シー、イルファン・カーン、シセ・バベット・クヌッセンら。
公開されて間もない「インフェルノ」。劇場で観に行く前にストーリーをざっくりと頭にいれておこう。

ラングドンが記憶喪失に?

ハーバード大で宗教象徴学を教えるロバート・ラングドン教授(ハンクス)が目覚めたのは病院のベッドだった。だが彼は頭部に傷を負い、なぜ自分がここに寝ているのかわからない。そこに現れたのは若く聡明な女医のシエナ(フェリシティー)。
彼女によれば、ラングドンは負傷した状態で運び込まれてきたという。そして彼は一時的な記憶喪失の状態にあるようだ。しかもボストンにいたはずなのに、今いるのは異国の地フィレンツェと知り、信じがたいラングドンだったが、そんな彼の病室に向かって歩いてきた軍警察姿の女性がいきなりラングドンの身に何が起きていたのか…?

画像: ラングドンが記憶喪失に?

美しき女医シエナとの逃亡劇が始まる!

シエナの咄嗟の判断で、巡査に変装した暗殺者の追跡をかわして、病院の外に逃げ出したラングドン。シエナのアパートに逃げ込んだラングドンは、自分のスーツに覚えのない円筒が仕込まれているのを発見。
その中身を調べてみると、一枚の画像が映し出された。それは詩人ダンテの“地獄篇”を基に画家ボッティチェルリが描いた『地獄の見取り図』だった。その時警察を避け、大使館に連絡をしたはずなのに、ラングドンの指定したホテルには、やはりラングドンを追う追手が現われた。

一体誰が敵で、誰が味方なのか

画像: 美しき女医シエナとの逃亡劇が始まる!

天才生化学者ゾブリストの野望

ラングドンの行方を追う者たちは何とWHO(世界保健機構)だった。彼らは膨らむ一方の世界的人口過剰を問題視し、地球の将来を守るという理由であるウイルスを生み出した生化学者ゾブリスト(フォスター)を追跡していたのだが、数日前彼は自殺。
しかしウイルスはどこかに隠されたまま、二四時間後に拡散されることがわかっていた。これを食い止めようとするWHOのリーダー、シンスキー(シセ・バベット)はウイルスのありかを示すゾブリストのメッセージ解読のためにラングドンの知識を借りようとしていたのだが、その途中突然ラングドンは姿を消してしまったのだった……

ダンテの叙事詩に隠された謎とは?

ダンテの地獄篇の見取り図に隠された秘密のメッセージが意味するものとは?

『ダンテの神曲』とは
イタリア最高の詩人といわれるダンテ・アリギエーリ(1265~1321)が1307年から執筆に取り掛かり、死の直前に完成したという代表作。
地獄篇、煉獄篇、天国篇の3部構成。
全14233行の長編叙事詩で、作者ダンテ自身が主人公。このうち地獄篇は現在に続く地獄のイメージを決定づけたといわれており、ミケランジェロやロダンなど、多くの作家・芸術家に影響を与え、この映画で登場するのはボッティチェルリが描いた何層にも重なる“地獄の見取り図”である。

その謎を解き明かしたラングドンは、古都フィレンツェの名所の数々をシエナと駆け巡りながら、全人類の存亡に関わるような恐るべきウイルスを生み出した、狂気の天才ゾブリストの仕組んだ巨大な陰謀の正体に迫っていく。
そこにはラングドンの予想もしなかった真実が次々と待ち受けているのだった……

2016年10月28日公開。ソニー・ピクチャーズ配給

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