「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」のダン・ブラウン原作による〝ロバート・ラングドン教授”シリーズの最新版。前二作と同じ、トム・ハンクス主演、ロン・ハワード監督による映画化。
今回は天才生化学者が詩人ダンテの叙事詩『神曲』の〝地獄篇”に隠した人類の人口増加問題の恐るべき解決策を食い止めようとするラングドンの活躍を描く。
「ダ・ヴィンチ・コード」のパリ・ルーブル美術館、「天使と悪魔」のバチカンほか、ラングドン教授の活躍は常に歴史的な建造物など、世界の名所が次々登場する。
今回の「インフェルノ」でもフィレンツェを中心に、一度は実際に行ってみたい観光地が随所に出てくるのでご紹介します。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

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病室で目覚めた記憶喪失のラングドンが窓からの景色を見た時、一目で自分がフィレンツェにいることが分かる。それは大聖堂とヴェッキオ宮殿の夜景が見えたから。大聖堂はフィレンツェの街を象徴する建造物で、ドゥオーモ(大聖堂)、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の三つの建築物で構成される。これまでに「眺めのいい部屋」などの映画にも登場。

五百人広間

画像: 五百人広間

ヴェッキオ宮の内部にある大広間。ここに飾られている壁画『マルチャーノの戦い』の絵の中に“CERCA TROVA”(探して見つけよ)という言葉が見られる。
一説ではこの絵の一つの裏にダ・ヴィンチの『アンギアーリの戦い』が隠されているという。映画ではこの広間の天井裏をラングドンとシエナが逃走する時に、女暗殺者ヴァエンサに発見されるシーンが登場。

ヴェッキオ宮殿

画像: ヴェッキオ宮殿

自殺したゾブリストが残したメッセージの謎を解明するために重要な意味を持つゴシック様式の建造物。このシンボルである鐘楼“アルノルフォの塔”は高さ95メートルで観光客も上ることが可能。
シニョーリ広場に面し、隣にはウフィッツィ美術館も。「ムッソリーニとお茶を」などでも登場した。

ヴェッキオ橋

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ヴェッキオ宮殿を目指すラングドンとシエナが、追手から逃走する時に通るフィレンツェ最古の橋。ヴァザーリ回廊という通路が橋の上を走っている。ヴァエンサは二人が来るのを見張っているが……橋の両脇に宝飾店などが並んでいることも有名。映画「ハンニバル」などにも登場する。

ボーボリ庭園

画像: ボーボリ庭園

これもラングドンとシエナがヴェッキオ宮殿に向かう途中で、追手から隠れるシーンに登場。フィレンツェ市内の中心部にあり、ピッティ宮付属の庭とされる。ここからヴェッキオ橋に繋がる“秘密の通路”をラングドンは知っていた?
映画「戦火のかなた」などにも登場した。

サン・マルコ大聖堂

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ヨーロッパを代表するビザンチン建築の傑作といわれる水の都ベネチアを象徴的する建築物。ここにある四頭の巨大な馬の銅像“サン・マルコの馬”(現在あるものはレプリカ)に謎が隠されている?「鳩の翼」「大運河」「リトル・ロマンス」など数々の映画に登場する名所。

アヤ・ソフィア博物館

画像: アヤ・ソフィア博物館

現在は博物館だが、かつてはモスクとして使用されたこともあるが、起源は東ローマ帝国時代の正統派キリスト教の大聖堂。これもビザンチン建築の最高傑作といわれる。この近くに地下宮殿(大貯水槽)がある。これまでにも「007危機一発(ロシアより愛をこめて)」などで登場した。

どれも絵になるような素敵な名所ですよね。
少しでも劇中に出てくる建物、スポットを知識に入れておけば、ますます「インフェルノ」の世界にのめり込むことできるのではないでしょうか。

「インフェルノ」2016年10月28日より全国公開、ソニー・ピクチャーズ配給)

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