新シリーズの第3作「スター・トレック BEYOND」の公開に合わせ、レギュラーのスコッティ役サイモン・ペグが、監督のジャスティン・リン、今回は製作に回ったJ・J・エーブラムズと共に10月17日に来日、19日に開かれたジャパンプレミア・イベントに出席し、ファンとの交流を楽しみました。今回は、このイベントのレポートに加え、ペグの来日ウラ話をご紹介しましょう。
画像1: photo by Motoi Ohnishi

photo by Motoi Ohnishi

日本では10月21日に公開され大ヒット中の「スター・トレック BEYOND」だが、プロモーションツアーの最後の地・日本では新宿・歌舞伎町のシネシティ広場に特設会場が用意され、レーザー光線が飛び交うなどのド派手な演出でジャパンプレミアが開催された。会場には350人もの幸運なファンが集結、イベントの開始を待っている。

最初に会場に現われたのはJ・J・エーブラムズ。このシリーズでは全作で来日している。

『今回はサイモンに脚本にも参加してもらい、ジャスティンに監督してもらったが、2人とも素晴らしい仕事をしてくれた。シリーズ中、今回の作品がベストだと思う』と挨拶。

続いて登場したリン監督『人気シリーズの監督ということでプレッシャーもあったが、作品を価値あるものにしたいと思って精一杯チャレンジした。苦労が報われて良いものに仕上がったと思う』と上機嫌だ。そして最後にペグが顔を見せると会場は大熱狂。やはり凄い人気ぶりだ。

『脚本を書かせてもらうのにJ・Jに大金を払ったんだよ』と最初にジョークを飛ばして笑わせ、『J・Jとブライアン(バーク/製作者)から話をもらったんだが、光栄だと思った。10年ほどのつき合いがあるから友人でもあるんだが、仕事仲間としても信頼できるから、嬉しかったね』と続ける。

彼が親日家なのは有名だが、今回も『スノーボードが好きなので北海道に行きたいな。パウダースノーで滑ってみたいんだ』と打ち明ける。

挨拶が終わると、集まったファンのためにそれぞれ会場をめぐり始める。三人とも、サインはもちろん握手やツーショット撮影にも気軽に応じる。なんとこのファングリーティングは一時間近く続けられた。ファン対応の合間には放送媒体からの質問に答えたりも。

ようやくステージに戻ると、「スター・トレック」50周年記念アンバサダーの前田敦子がステージにのぼり、サーチライト点灯のカウントダウンを。ペグもサムアップして嬉しそう。フォトセッションの後、J・Jの挨拶でイベントは幕を下ろしたのだった。

ペグの意外なおちゃめな一面。

関係者に聞いてみると、ペグは今回の来日でいくつかの面白エピソードを残してくれたようだ。

画像2: photo by Motoi Ohnishi

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コンビニ出現事件!

その中でもツイッターで拡散して、一般の方でも目にしただろう事件が“コンビニ出現事件”。来日当日の17日夜、ペグとリン監督が二人そろって都内某所(どうやら六本木らしい)のコンビニにふらりと現われ、フツーに客として買い物をした後、店の外でしばらくたむろっていたという。これは写真も撮られていて、直後のツイッターのキーワード検索ではペグの名前が急上昇したとか。

もう一つ出現情報を。すべての仕事が終わった19日夜、ペグはJJと連れ立って六本木のある店へ。そこは“ザ・ビートルズ”専門のライブハウス“アビーロード”。“ザ・ビートルズ”のトリビュートバンドが生演奏を聞かせる店で、当日は“ザ・パロッツ”という有名なグループが出演していた。どうやら朝まで二人で盛り上がっていたらしいよ。

お寿司屋さんにも出現!

もう一軒はスシ屋さん。17日の夜の食事はスシを食べたとは本人の弁。日本食が大好きと公言するペグだから、来日初日まずはスシという気分だったんだろうね。ちなみに、そのお店が“すきやばし次郎”だったかどうかは定かではない。

続いて好きなモノのエピソード。

長距離の旅客機では機内で映画を上映するのは皆さんご存知の通り。ペグが来日のため乗った飛行機でももちろん映画が流されていたのだが、その作品は日本でも大ヒットした「シン・ゴジラ」

これがいたく気に入ったペグは、英語媒体の取材時に大絶賛。『ハリウッド・ゴジラはゴジラとは別物だ。やはりゴジラは東宝が作ってこそホントーのゴジラだ』と力説したとか。取材用の部屋の窓からは東京タワーが見えるのだが、『ほら、あれが「ゴジラ」に出てきたじゃないか』とご満悦だったらしい。

とにかくペグは陽気で思いやりがあるというのが現場に付いたスタッフの証言。撮影用にパネル台が置いてあったのを、カメラマンがパネルを外すとその台に乗ろうとしてみせスタッフ大爆笑というネタもあり。皆を自然に和ませる、“いい人”オーラ満開のペグだったというのが関係者の一致した意見だった。

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