全米ロングランヒット!アカデミー賞作品賞・脚色賞・助演女優賞の三部門でノミネート
1960代初頭の東西冷戦下、アメリカの宇宙開発を陰で支えた黒人女性たちの勇気と感動の実話を「ヴィンセントが教えてくれたこと」のセオドア・メルフィー監督が映画化。人種差別や性差別からくる様々な困難に直面しながらも、アメリカの有人宇宙飛行計画“マーキュリー計画”に多大な貢献をしていく3人の黒人女性計算手の知られざる物語が明かされていく。全米では11週連続トップテン入りのロングランヒットを記録し、本年度アカデミー賞作品賞・脚色賞・助演女優賞の三部門でノミネートされた。
タラジ、ジャネール、オクタヴィアが快演!
主人公の3人の女性を演じるのは「ベスト・キッド」のタラジ・P・ヘンソン、「ヘルプ/心がつなぐストーリー」のオクタヴィア・スペンサー、「ムーンライト」のジャネール・モネイで、オクタヴィアがアカデミー賞助演女優賞の候補に。「怪盗グルー」への楽曲提供でも知られるファレル・ウィリアムズが全曲を書き下ろし、プロデュースも兼任。
米ソが熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた1961年。NASAのラングレー研究所では、多くの優秀な黒人女性が計算手として働いていた。幼い頃から数学の天才だったキャサリン(タラジ)、職場のリーダー的な存在のドロシー(オクタヴィア)、エンジニアを目指すメアリー(ジャネール)らだ。
自分の力を信じてひたむきに夢を追い続け、世界に希望をもたらした黒人女性の物語
バスやトイレなどあらゆるものが『白人用』と『有色人種用』に分かれていた時代。能力主義のNASAにあっても、3人には理不尽な人種・性差別の壁が立ちはだかる。キャサリンのオフィスには有色人種用のトイレがなく、ドロシーの昇進は『黒人だから』という理由で却下され、メアリーは技術者養成プログラムを受けることもできない。
それでも3人は仕事と家庭を両立させながら、自分の力を信じてひたむきに夢を追い続ける。そして有人飛行でソ連に先を越されたNASAにプレッシャーが迫る中、ついに3人に日の当たるチャンスがやってくる。
2時間7分。アメリカ映画。20世紀フォックス配給
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