ハリウッドスターインタビュワー歴37年の成田陽子がお送りする「風と共にハリウッド」では、自身のインタビュー内容はもちろん、スターのさまざまな情報をお届けします。今回は、トム・ハンクスにインタビュー。
トム・ハンクスは最新作「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」(2017)、つまり米国の有力紙、ワシントン・ポストで編集長の役を張り切って演じています。

成田陽子(なりた・ようこ)
ハリウッドのスターをインタビューして37年!!ツーショットと来たらどっさりざくざく。最近は映画の記事も減ってきて発表してないお宝が貯まる一方。貯金は減る一方ですが、ともかくつたないブログで全く為にならないお話と、とっておきの古い写真とか新しいものも載せていきたいと思ってます。

1970年前半のベトナム戦争に関する政府(ペンタゴン)の秘密情報を発表して一躍、国家的大新聞となったワシントン・ポストの女性オーナーのキャサリン・グラム(メリル・ストリープ)と敏腕編集長ベン・ブラッドリーが繰り広げる特ダネを追う新聞社のドラマ。

トムとメリルの初共演、監督はスティーヴン・スピルバーグとアメリカの横綱トリオの映画ですから、面白くないはずはありません。

テンポも早く、スリリングで、当時の輪転機、テレックス・マシーン、公衆電話からの連絡、などなど、懐かしい古い道具がたくさん登場します。

インタビューでのトムは始終ご機嫌で、久しぶりのストレートドラマで実物のブラッドレー記者を演じてご満悦でした。ブラッドレー氏とは旧知の仲で、それも避暑地ではお互いに近所に住んでいたそう。今回のトムは新聞記者らしい、早口で、機敏、闊達な態度を見せて、髪もメークも若々しく、画面に爽快感を持たらしています。

1956年7月9日カリフォルニア州コンコード生まれですから、来年には62歳。トムはすでにハリウッドのスターというより、スポークスマンのような、歴史を経た貫禄と持ち前の洒脱さが頼もしい存在になってきました。

インタビューの時のトムと私のパントマイム喜劇のようなスナップ写真をお目にかけましょう。

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