是枝裕和監督が、実際の子供置き去り事件を元に、過酷な状況下で生きる子供の姿をリアルに描き、柳楽優弥がカンヌ国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞したセンセーショナルな問題作『誰も知らない』から13年。さまざまな家族のかたちを描き続けてきた是枝監督が、この10年間考え続けてきたことを全部込めたと語る、渾身の最新作が始動。監督と豪華出演者からのコメントが到着した。

「犯罪」でしかつながれなかった家族たちの物語

出演は『そして父になる』で庶民的な父親を好演したリリー・フランキー。是枝組初参加となるのは、妻役に実力派女優の安藤サクラ、妻の妹役に若手注目女優の松岡茉優。祖母には是枝作品の<家族>に欠かせぬ存在である樹木希林。

さらに注目すべきは、オーディションで選ばれた子役2人、城桧吏と映画初出演となる佐々木みゆ。
東京の下町に暮らす、一見どこにでもいそうな平凡で貧しい家族。しかし彼らは「犯罪」で生計をたて、ひっそりと暮らしていた。「犯罪」でしかつながれなかった家族たち。不完全だが、愛すべき<家族>の心揺さぶる衝撃の物語が描かれていく。

現在タイトルは未定。2017年12月15日にクランクイン。1月いっぱいで撮影を終えて、2018年6月の全国公開を予定している。

<監督・脚本・編集> 是枝裕和 コメント

きっかけは、死亡通知を出さずに親の年金を不正に貰い続けていた家族が逮捕された事件に触れたことでした。他人から見たら嘘でしかない「死んだと思いたくなかった」と言う家族の言い訳を聞いて、その言葉の背景を想像してみたくなりました。
血のつながりについて、社会について、正しさについて、10年くらい自分なりに考えて来たことを全部この作品に込めようと、そんな覚悟で臨んでいます。とはいえ、意気込んでいるわけではありません。
ただ、このキャストですから、気合いは入ります。何度目かのお付き合いになる方とも初対面のように、新鮮な気持ちで向き合えればと思っています。オーディションで出会ったふたりの子どもたちが本当に素晴らしく、毎日ワクワクしながら撮影に臨んでいます。

<柴田治>役 リリー・フランキー コメント

●本作出演の意気込み
是枝監督とはもう4回目。純粋に嬉しいです。
是枝組独特の穏やかで澄んだ空気感の中、本作は社会や人にとって、とても重大なのに、ほんの1日で黙殺されてしまうような出来事にフォーカスを当てていく。是枝監督らしい、いい作品になると感じています。
●本作出演依頼を受けての感想
今の自分に出来る事を全部出せればなと思います。撮影に入る前に、是枝監督に「台本いりますか?」って聞かれたんです。今回も子役は台本をもらっていないので、僕は台本を頂きましたけど、子役のような気分でみずみずしくやりたいですね。

<柴田信代>役  安藤サクラ コメント

●本作出演依頼を受けての感想
とても個人的且つ感覚的なことですが、いまこのタイミングでこの作品に出演できることをとても
嬉しく思っています。
●本作出演の意気込み
どんなことになることやら、なかなか想像ができません。とにかく、やってみます!えいえいおー!

<柴田亜紀>役  松岡茉優 コメント

●本作出演依頼を受けての感想
あの本を読んだ、あの映画を見た。産まれて、育ててもらって、生きてきたすべてのことが正しかったんだと肯定されたような気持ちでした。夢のような顔合わせは現実には思えなかったです。
●本作出演の意気込み
いよいよ近くに役が寄ってきて、出会ったことのない近さに居て、これは本当なんだと実感しました。
誰の苦にもならないものなんて作れないと思っていましたが、出来るかもしれないと、私にはこれが希望に感じています。

<柴田初枝>役  樹木希林  コメント

●本作出演依頼を受けての感想
是枝作品の中に居るのは これで おしまい
ちょいと ブラブラしすぎる
台本は読みちがえるわ 口は出すわ
悪口は言うわ 都合悪けりゃボケたふりするわ
困ったもんだ。

●本作出演の意気込み
柴田初枝役 樹木希林
75才の私が つくろわずに ズルズルと
人前に出ると こんな姿かな。 朝起きて
あれ? 今日も生きてる。 じゃあ
食べてみるか 歩いてみるか ついでに
意地悪もしてみるか。 困ったもんだ

是枝裕和監督最新作 ※タイトル未定
2018年6月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給:ギャガ
©2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

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