ハリウッドスターインタビュワー歴37年の成田陽子がお送りする「風と共にハリウッド」では、自身のインタビュー内容はもちろん、スターのさまざまな情報をお届けします。
今回は、ケイト・マッキノンにインタビュー。ケイト・マッキノンと聞いてもあまりおなじみではないでしょうが、アメリカでは大人気のコメディアンヌで、土曜夜の「サタデー・ナイト・ライブ」のベテランレギュラーでもありますし、その特色ある声を買われて目下公開中の人気アニメ映画「フェルディナンド」(2017)の羊の婆さんを担当しています。

成田陽子(なりた・ようこ)
ハリウッドのスターをインタビューして37年!!ツーショットと来たらどっさりざくざく。最近は映画の記事も減ってきて発表してないお宝が貯まる一方。貯金は減る一方ですが、ともかくつたないブログで全く為にならないお話と、とっておきの古い写真とか新しいものも載せていきたいと思ってます。

ハリウッドのアニメには必ずコミックリリーフ(場面の雰囲気を変えて、愉快な開放感を与える存在)と呼ばれる喜劇的なタッチの人物なり動物が登場しますが、ケイトの羊の婆さんはひねくれていて、意地悪で、自己中心で、なんとも人間的でリアルなのです。

今回はニューヨークで会ったケイトに目下ハリウッドを襲っているセクハラ問題があまりにも深刻にエスカレートしているので、この状況をスマートに喜劇的に演出すると開放感が出て良いのでは、と頼んでみました。

「あーら!考えてもみなかったわ。うん。すごいアイデアだと思う。上手にアイデアを組み合わせないと、かなりデリケートな問題だから、やばいことになりそうだけれど、やってみる価値は十分! 異なったアングルや次元でいじるのは大好きだし」

と大いに乗り気でした。さてどのように出てきますか?楽しみです。

この前会った時は「ゴーストバスターズ」(2016)で、女性版のリメークはあまり好評でなく、改めて、男性優位のハリウッドだと思い知らされたのでした。

ケイトは1984年1月6日ニューヨーク州のシークリフに建築家の父親と教育者の母親の元に生まれ、小さい頃からピアノやチェロを弾いていたという文化的な家庭の育っています。名門コロンビア大に入学しましたが、女優、それも喜劇女優になるために卒業はしていない様子。
2012年から「サタデー・ナイト・ライブ」に参加して、最近はヒラリー・クリントンのパロディーで大いに注目されています。

161センチの小柄な体で、表情豊かに、激しく動き回り、右頬のえくぼがチャームポイントのケイトは、現在活躍中の喜劇女優の中でもトップ5の人気を博しています。

画像: 2016「ゴーストバスターズ」

2016「ゴーストバスターズ」

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