わっ!これは怖い、気色悪い!ハリウッド版“貞子”であるサマラの復活を描く「ザ・リング/リバース」を皮切りに、2018年もホラー映画は激熱だ。(ライター:久保田 明/デジタル編集:スクリーン編集部)

この数年をリードしてきた「ソウ」シリーズの生みの親ジェームズ・ワン監督と製作のジェーソン・ブラムはますます元気。オカルト系の「インシディアス:ザ・ラスト・キー」と「死霊高校2」、「悪魔の棲む家」リブートの「アミティヴィル:ジ・アウェイキング」、1作目の絶叫ヒロインであるジェーミー・リー・カーティスが復帰する「ハロウィン」などが待機中。超常現象研究家のウォーレン夫妻を主人公にした「死霊館3」、「アナベル 死霊人形の誕生」に登場した怨念の修道女の誕生を描く「ザ・ナン」が安定の面白さのはずだ。

隠れたホラー・マニアであるマイケル・ベイ監督が製作する「パージ:ジ・アイランド」は、社会の不満解消のため年にひと晩だけあらゆる犯罪が合法になる近未来のアメリカを舞台にしたバイオレンス・スリラーの第4作。ベイ関連作では「ボーダーライン」のエミリー・ブラント主演の「クワイエット・プレイス」も怖そう。物音を立てない生活を送ってきた一家がその禁を破った時、想像を絶するものが襲いかかる!昨年他界したトビー・フーパー監督が「悪魔のいけにえ」で世に送った最恐ホラー・キャラの少年期を描く「レザーフェイス」も期待大。誕生日プレゼントが殺人チェーンソーって、あり⁉

1月26日公開「ザ・リング/リバース」

シリーズ誕生から20年目を迎えてのハリウッド版最新作

画像: ©2017 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

©2017 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

“見た者は7日後に死ぬ”という呪いのビデオを巡るホラー。呪いのルーツを探ろうとする恋人たちはある少女の存在にたどり着くが……アメリカ版貞子サマラの存在が恐ろしい。

▶KADOKAWA配給
▶監督/F・ハヴィエル・グティエレス
▶出演/マティルダ・ルッツ、アレックス・ロー

夏公開「ザ・ナン」(原)

「死霊館 エンフィールド事件」に登場した悪魔の尼僧の秘密

画像: 写真は「死霊館 エンフィールド事件」

写真は「死霊館 エンフィールド事件」

ジェームズ・ワン製作・原案によるホラー。ルーマニアの修道院で命を絶った若い尼僧の死の秘密とは?バチカンから派遣された神父と若い修道士は恐るべき真相を知る。

▶ワーナー・ブラザース映画配給
▶監督/コリン・ハーディー
▶出演/デミアン・ビチル、タイッサ・ファーミガ

春公開「レザーフェイス」(原)

ホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」の前日譚

画像: ホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」の前日譚

カルト・ホラー「屋敷女」の監督コンビによるバイオレンス・ホラー。精神病院から看護師を連れて脱走した4人の若者の逃避行が描かれる。トビー・フーパ―が製作に回った。

▶松竹メディア事業部配給
▶監督/アレクサンドル・バスティロ、ジュリアン・モーリー
▶出演/スティーヴン・ドーフ、リリー・テーラー

2018年全米公開「サスペリア」(原)

イタリアン・ホラーの傑作のリメーク

画像: 「サスペリア」リメーク版に出演するクロエ・グレース・モレッツ Photo by Bennett Raglin/Getty Images for Coach

「サスペリア」リメーク版に出演するクロエ・グレース・モレッツ
Photo by Bennett Raglin/Getty Images for Coach

40年前に作られ、日本でもホラー・ブームの先駆けとなった大ヒットのリメーク。クロエのほかにティルダ・スウィントンらが出演。3時間近い大作になると言われている。

▶監督/ルカ・グァダニーノ
▶出演/クロエ・グレース・モレッツ、ダコタ・ジョンソン

マスター久保田のイチオシは?

一番の注目作は、イタリアン・ホラーの鬼才ダリオ・アルジェント監督の大出世作となった「サスペリア」のリメイクだろう。主演はクロエ・グレース・モレッツちゃんと「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のダコタ・ジョンソン。オリジナル作のヒロインだったジェシカ・ハーパーも顔見せをして、欧州のバレエ寄宿学校に入学したアメリカ人ヒロインの恐怖の夜が描かれる。

「サスペリア」といえばゴブリンによる華麗な劇伴が人気を呼んだが、今回は英国ロック界の大御所レディオヘッドのトム・ヨークが映画音楽に初挑戦!その手腕にも期待が集まっている。監督は「胸騒ぎのシチリア」などのルカ・グァダニーノだ。

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