メリル・ストリープ✕トム・ハンクスがスティーヴン・スピルバーグ作品でついに初競演を果たす、本年度アカデミー賞最有力作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(東宝東和配給、2018年3月30日(金)公開)の脚本家が栄誉に輝いた。

本日発表のアカデミー賞ノミネーションに先駆けて栄誉を

この度、本作の脚本を手掛けたリズ・ハンナ(トップ写真左)、ジョッシュ・シンガー(トップ写真右)が西部米脚本家組合賞(WGAW)においてポール・セルヴィン賞を授与される事が明らかになった。ポール・セルヴィン賞は、憲法上の権利と市民としての自由の精神を描く作品に与えられるもの。

この発表を受け、ハンナは「今作の脚本を執筆し、このような賞をいただくことが出来て大変光栄です。政府から圧力をかけられるなか国民に真実を伝えようと戦うワシントン・ポストとNYタイムズの姿を描くことはもちろんですが、数々の重圧に耐えながら、一人の女性として、そしてワシントン・ポストの発行人として、重要な決断を下すキャサリン・グラハムの姿にスポットを当てることも意識していました。この脚本を執筆した私とジョシュだけでなく、自由のために立ち上がった彼女たちの物語を評価してくださったWGAWに心より感謝します。」と喜びを表明。
そしてシンガーも「素晴らしい脚本家であるリズとともに執筆した脚本でこのような賞をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。ピカソの言葉で"絵はアパートに飾るために描かれるのではない。絵は戦争の道具なのだ"という言葉があります。私は、私たちが執筆したこの物語が、自由を訴える人々の声を抑制しようとする全ての人々に対しての戦いの道具として役立つことを祈っています。そして、わたしは勇敢な決断を下したキャサリン・グラハムの"自由で制限のない報道という存在だけが、唯一、政府がついた嘘や欺瞞を効果的に暴くことが出来る"という考えをこれからも繰り返し伝えていきたいと思います。」とコメントを寄せた。授賞式は現地時間2月11日(日)に開催予定。

画像: 「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」©Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」©Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

スピルバーグは「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に本作の製作を発表し、予定していた作品よりも先に撮影を敢行。政府によってジャーナリズムに規制がかけられ、何が真実で、何が正しいのかがわからなくなってきている現代。「今」だからこそ伝えるべき作品と強烈なメッセージを込め、この危機的状況に警鐘を鳴らす作品に仕上げている。

すでに、ナショナル・ボード・オブ・レビューでは最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞を見事獲得し、第75回ゴールデン・グローブ賞では、作品賞、監督賞、主演女優賞、主演男優賞含む6部門にノミネート、さらに全米製作者組合賞では候補作のTOP10に選出されるなど、まもなくノミネーションが発表されるアカデミー賞の最有力候補として大きな期待がかけられている本作。本1月23日発表の候補発表を注目したい。

なお、アカデミー賞授賞式は2018年3月4日開催。この模様は日本時間3月5日午前8時30分よりWOWOWプライムで生中継される。

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