クリント・イーストウッド監督最新作『15時17分、パリ行き』(2018年3月1日公開)でテロに対峙した本人役で主演した3人、アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーンの場面写真が初解禁となった。

パリ行きの特急列車内で乗客全員を標的にした無差別テロ襲撃事件の実話を描く

『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞®作品賞と監督賞を受賞、『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』とリアルヒーローの真実を巧みに描いてきたクリント・イーストウッド監督。その待望の最新作『15時17分、パリ行き』は、2015年に起きたパリ行きの特急列車内で554人の乗客全員をターゲットした無差別テロ襲撃事件の実話を描く。極限の恐怖と緊張感の中、武装した犯人に立ち向かったのはヨーロッパを旅行中だった3人の幼なじみ。なぜごく普通の若者たちは、死に直面しながら命を捨てる覚悟で立ち向かえたのか!? さらに徹底したリアルを追及し、主演の3人をそれぞれ本人が演じるというハリウッド映画史上前代未聞の試みに挑んだことでも話題の最注目作品だ。

画像1: ©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT INC.

©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT INC.

世界が敬愛する巨匠の最新作で主演デビューを飾った3人は、カリフォルニア州サクラメント郊外の労働者階級出身の幼なじみ。事件当時学生だったアンソニー、・サドラー(写真左)、オレゴン州州兵のアレク・スカラトス(中央)、そして米空軍上等空兵のスペンサー・ストーン(右)。休暇旅行中にヨーロッパを訪れていた3人の若者は、突如に特急列車タリス号内で無差別テロに直面した。
2015年8月、一足早くイタリアに着いたアンソニーとスペンサーは、ローマの名所旧跡をめぐった後、ヴェネチアを楽しむ。一方、アレクは62年前に祖父が駐屯したベルリンを訪れる。合流した3人はアムステルダムでハメを外した後、スペンサーの提案でパリに向かうために特急列車タリスに乗り込んだ…。

画像2: ©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT INC.

©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT INC.

今回解禁された場面写真は、2005年のジュニアハイスクール時代の3人を切り取ったシーン。左から、ミリタリーTシャツを着たアレク、スペンサー、白いTシャツのアンソニーが、体育の授業中に仲良く微笑んでいる姿が印象的だ。3人は実はクラスの落ちこぼれ、それぞれがある問題を抱えているが、いつもつるんで遊んでおり大の仲良しなのだ。時は流れ、2015年。もう一つの場面写真は、アムステルダムでハメを外した翌朝、二日酔いを抱えながら旅の目的地をパリに決めるシーン。パリを見たいというスペンサーに対して、美女がたくさんいるクラブを満喫したアンソニーは、「アムス最高!」と延泊を希望する。二人の会話をポーカーフェイスのアレクが聞いているという場面だ。劇中では、彼ら3人の半生を通して、無差別テロ事件の全貌を描き切っている。

イーストウッド監督は、彼らごく普通の若者たちの物語のリアルさに引きつけられ映画化を決意している。「3人の主人公たちのオーディションを始め、ある日『君たち、自分を演じることができると思うかね?』と問いかけました。彼らは不安そうでしたが、演技は知性的な芸術ではなく、感情的な芸術だと私は考えています。私は彼らに、ほかの誰でもない、自分自身でいることを望み、それを伝えました。」と、事件に直面した本人たちを起用するに至った経緯を振り返る。その決断は、35本もの傑作を生んだ巨匠にとっても手探りの賭けだった。
「これがうまくいくかどうかなんて分かりませんでした。ただこの3人と一緒に歩みたいと感じただけ。そしてその決断は連鎖し、最終的に多くの実在の人物たちが本作には登場しています。特急列車タリスの人々も含め、誰もがあの時に戻り、役に立とうとしてくれました」とコメント。映画には、3人の当事者だけではなく、乗客として列車に居合わせた数多くの人が出演、事件が起こった場所で撮影されることになった。「なぜなら、事件は彼らにとっても大きな出来事だったからです。アメリカ人青年や乗客と連携し、大惨事に立ち向かい協力し合ったのは、他ならない彼らだったのです。」と語っている。監督が「ごく普通の人々に捧げた物語」だと語る最新作は、当事者の目線からテロの真実を浮かびあがらせる。今を生きるすべての人々に捧げられた『15時17分、パリ行き』は、3月1日(木)日本公開となる。

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