この春は映画祭・特集上映がいっぱい!今回は映画祭をご紹介。あなたが気になるイベントはどれ?

イスラーム映画祭3

画像: 「ラヤルの三千夜」

「ラヤルの三千夜」

イスラーム文化の根付く国や地域の人々を描いた新作映画を上映する『イスラーム映画祭3』が3月17日より23日まで東京・渋谷のユーロスペースで開催される。この後4月には名古屋、5月には神戸を巡回予定。上映作品は、日本初公開となる「ラヤルの三千夜」(パレスチナ)「アブ、アダムの息子」(インド)「エクスキューズ・マイ・フレンチ」(エジプト)「イクロ クルアーンと星空」(インドネシア)「私の舌は回らない」(ドイツ)のほか、「モーターラマ」(アフガニスタン)「花嫁と角砂糖」(イラン)「女房の夫を探して」(モロッコ)など13作品。ジャーナリストらによるトークイベントなどもあり。

中国映画祭「電影2018」

日中国交正常化45周年を記念して、最新中国映画を紹介する『中国映画祭「電影2018」』が3月8日より10日まで東京・TOHOシネマズ六本木で、また同10日より12日まで大阪・阪急うめだホール(大阪アジアン映画祭の提携企画として実施)ほかで、同12日から14日まで愛知・109シネマズ名古屋で行なわれる。上映作品はフォン・シャオガン監督の最新作「芳華 Youth」はじめ、シン・ユークン監督「暴裂无声」、リー・シャオフォン監督「追跡」、ダーポン監督・主演「シティ・オブ・ロック」、ルー・ジェンユー監督「無敵名人の最強食譜」、ポンフェイ監督「ライスフラワーの香り」などアクション、コメディー、ミステリーほか様々なジャンル。また中国から俳優や監督を招いて交流会なども行なわれる予定。

日中平和友好条約締結40年記念上映会

今年は日中平和友好条約締結40周年の年でもあり、文化庁では日中映画人交流事業の一環として二つの特集上映会を無料で開催する。

一つは回顧上映『チェン・カイコー特集』(東京・角川シネマ新宿)で、「花の生涯 梅蘭芳」「始皇帝暗殺」を2月22日に、「花の生涯…」と「さらば、わが愛/覇王別姫」を同23日に上映。監督の舞台挨拶も予定(全席指定)。また『特集 日中の架け橋となった映画たち』を2月26~ 28日に東京・飯田橋の神楽座にて開催(先着順)。上映作は「砂の器」「君よ憤怒の河を渡れ」「レッドクリフPart1」「同2」「敦煌」「菊豆」「山の郵便配達」「初恋のきた道」など。

大阪アジアン映画祭

画像: 「朴烈 植民地からのアナキスト」

「朴烈 植民地からのアナキスト」

『大阪発、日本全国、そしてアジアへ!』をテーマに、今年で13回目となる『大阪アジアン映画祭』が3月9日から18日まで梅田ブルク7、ABCホール、シネ・リーブル梅田、阪急うめだホールほかを会場に行なわれる。オープニング作品として大正時代の無政府主義運動家・朴烈と金子文子の愛と闘いを描く『朴烈 植民地からのアナキスト』(イ・ジュンイク監督、イ・ジェフン、チェ・ヒソ主演)を日本初上映。またコンペ部門、特別招待作品部門、特集企画、インディ・フォーラム部門にて話題作の数々を上映、ゲストを招いての交流イベントも予定。

ゆうばり国際映画祭

今回28回目となる北海道夕張市恒例の『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018』が3月15日から19日まで、合宿の宿ひまわり体育館ほか同市内会場にて行なわれる。

特別招待作品として、「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」「モリーズ・ゲーム」「ダンガル きっと、つよくなる」などの新作を上映する他、オフシアター・コンペティション部門、インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門、ゆうばりチョイス部門、企画・協賛部門と、様々な部門で多数の新作、旧作が上映され、国内外から多くのゲストが来場し観客と交流を図る。

爆音映画祭

すっかりおなじみになったライブ用音響システムで人気映画を上映する『爆音映画祭』。現在、東京・新宿ピカデリーで3月2日まで開催中。上映作品は「ラ・ラ・ランド」「はじまりのうた」「キングスマン」「ベイビー・ドライバー」「レ・ミゼラブル」「パーティで女の子に話しかけるには」「バーフバリ 伝説誕生」「同王の凱旋」「アトミック・ブロンド」ほか。

また2月21日から24日まで『爆音映画祭2018 特集タイ|イサーンVOL.2』も開催される。会場は東京・Shibuya WWWで、上映作品は「田舎の教師」「モンラック・メーナム・ムーン」「サウダーヂ」「東北タイの子」など。山口情報芸術センターでは3月2日から4日まで『YCAM爆音映画祭2018特別編:35ミリフィルム特集』を開催。上映作品は「AKIRA」「クレマスター(1~ 5)」「ポーラX」「HOUSEハウス」「EUREKAユリイカ」。さらに3月8日から11日まで『爆音映画祭inMOVIXあまがさき』で「グレイテスト・ショーマン」「セッション」など全10作を上映する。

ロシアン・カルト2018

カルト的人気を誇るロシア映画10本を35ミリフィルムで特集上映する『ロシアン・カルト2018』が3月3日から16日まで東京・新宿ケイズ・シネマにて開催。また3月31日からは名古屋シネマスコーレにて行なわれる予定。上映作は「アエリータ」「火を噴く惑星」「妖婆死棺の呪い」「スタフ王の野蛮な狩り」「メキシコ万歳」「不思議惑星キン・ザ・ザ」「ミスター・デザイナー」「UFO少年アブドラジャン」「こねこ」「フルスタリョフ、車を!」。

ソクーロフを発見する

現代ロシアを代表する監督の一人、アレクサンドル・ソクーロフの特集上映『ソクーロフを発見する「権力の4部作」+傑作選』が3月17日より4月13日まで東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで開催。歴史的重要人物を描いた『権力の4部作』=「モレク神」「牡牛座レーニンの肖像」「太陽」「ファウスト」をはじめ、「孤独な声」「日陽はしづかに発酵し…」「セカンド・サークル」「静かなる一頁」「痛ましき無関心」「精神の声」「エルミタージュ幻想」「チェチェンヘ アレクサンドラの旅」「フランコフォニア ルーヴルの記憶」「ストーン/クリミアの亡霊」の14作を上映する。

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