ハリウッドの名だたる俳優たちから兄貴と慕われる大スター、ジョージ・クルーニー。彼が監督を務め、ジョエル&イーサン・コーエンが脚本を手掛けた最新作、原題「Suburbicon」の邦題が『サバ―ビコン 仮面を被った街』として5月4日(金)より全国公開されることが決定した。

ヒッチコックやデヴィッド・リンチばりのサスペンスのスパイス

監督としても『グッドナイト&グッドラック』でアカデミー賞候補になったジョージ・クルーニーが、二度のアカデミー賞脚本賞に輝くコーエン兄弟とドリームチームを結成。クルーニーが監督・製作・脚本、コーエン兄弟が脚本を手がけた本作は、2017年のべネチア際映画祭コンペティション部門に出品され、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』と人気を分け合った話題作だ。

1950年代の郊外住宅で実際に起きた人種差別暴動をモチーフに組み入れたドラマは、理想的な家族、理想的な街、そして理想的なアメリカのメッキがはがれていく過程をスリリングに描く。黒人一家の隣の家で発生した押し込み強盗事件。犯人のせいで母を亡くした少年ニッキーは悲しみにくれるが、やがてもっと恐ろしいことが身近で起きていることに気づく。彼の身に迫る命の危険。助けに応えてくれるのは、頼るべき父か、母代わりの伯母か、はたまた警察か? コーエン兄弟ならではのひねりのきいたプロットを、クルーニーはヒッチコックやデヴィッド・リンチばりのサスペンスのスパイスを効かせて料理。世界は見た目どおりではないことを、観客の胸に刻み付ける。

主演は『オーシャンズ11』シリーズなどでクルーニーと組んでいるマット・デイモン。『ボーン・アイデンティティー』シリーズでアクション・スターとして活躍するかたわら『オデッセイ』など3作でアカデミー賞候補になっている彼が、今回は平凡なファミリーマンの顔の裏に驚きの秘密を隠したクセモノの主人公を嬉々として演じている。その妻と双子の姉の二役に挑戦するのは、『アリスのままで』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーア。さらに、コーエン兄弟監督の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』で脚光を浴びたオスカー・アイザックが元々クルーニーのために書かれた保険調査員役で出演。賞レース常連の演技派スターたちが豪華な共演を繰り広げる。

サバ―ビコン 仮面を被った街
5月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給:東北新社=STAR CHANNEL MOVIES
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