2021年3月12日より公開の映画『ブレイブ -群青戦記-』の製作報告会見が、12月14日都内会場にて行われ、主演の新田真剣佑をはじめとしたメインキャスト、メガホンをとった本広克行監督が登壇した。

製作報告会見に登壇したのは、主演の新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之(劇団EXILE)、渡邊圭祐、監督の本広克行の総勢5名の面々。

本作は、集英社「週刊ヤングジャンプ」の人気コミック「群青戦記 グンジョーセンキ」の実写映画化。
戦国時代にタイムスリップした高校生アスリートたちが運命に挑む高校生 VS 戦国武士という「異色」のアクションムービーだ。

主人公・西野蒼役を演じるのは、映画単独初主演となる新田真剣佑。主人公を導くことになる【松平元康:後の徳川家康】役を三浦春馬が演じる。さらに、主人公たちの前に立ちはだかる強大なカリスマ・【織田信長】役には松山ケンイチ。また蒼を支える幼なじみであるヒロイン・瀬野遥役を山崎紘菜が演じる。

また新田や山崎らと同じスポーツ強豪校に通う高校生アスリートたちを演じる若手キャストとして、新田真剣佑演じる蒼の幼馴染で剣道部の主将、松本考太役を演じるのは鈴木伸之(劇団EXILE)。蒼たちに先駆けて戦国時代へタイムスリップし、歴史の操作を目論む不破瑠依役には渡邊圭祐。そのほか、頭脳明晰な科学部の吉元萬次郎役に濱田龍臣、ライト級インターハイ優勝のボクシング部・黒川敏晃役に鈴木仁、全身凶器を自任する空手部の相良煉役に福山翔大、“超”がつくほどのナルシストなフェンシング部の成瀬勇太役に飯島寛騎、猪突猛進で熱い男のアメフト部・高橋鉄男役に長田拓郎、甲子園ベスト4の実績を持つ野球部の藤岡由紀夫役に足立英といった顔ぶれが揃った。
本作のメガホンをとるのは、『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』など多くの話題作を送り出している本広克行監督
高校生アスリートたちが、仲間を守るために生死を賭けた戦いの中で成長していく結束力のドラマと、いまだ見たことのない高校生 VS 戦国武士という「異色」のアクションを熱く描いている。

高校生 VS 戦国武士という「異色」のアクション・エンターテイメントムービー

――(MC)本広監督、原作の魅力を映画化するにあたって何を表現されたいと思ったのでしょうか。
本広克行監督「いろいろテーマを考えるんですけど、結局行きつくところはいつも撮っている青春モノを創ろうと。あとはキャストのみなさんが特殊なアスリートなので、トレーニングをしてもらって、ザ・青春モノとして。本当は過激なシーンとかあるんですけど、そこも上手いとこ演出でごまかしながらできたんではないかなと思っております」

――(MC)昨年2019年12月から今年2020年の1月にかけて撮影されたということで、相当過酷だったと聞いているんですが、キャストのみなさんいかがでしたか?
山崎紘菜「楽しかったです!」
本広監督「まず食事を(重要視していて)、手を抜かないようにと。やっぱり(撮影時期が)寒いので、寒くなると筋肉が動かなかったりいろいろあるんですよね。トラブルの大元なので、とにかくご飯を徹底的に良くしてと。ご飯チームは大赤字だったんです」
新田真剣佑「ご飯、最高でした」
山崎紘菜「最高でした」
新田真剣佑「毎日違うケータリングのメニューだったので、極寒の中で僕たちは、重い甲冑を着ながら演技をしていて。その甲冑も金属でできているので、冷たいんですよね。外に出ているだけでドンドンドンドン冷たくなるので体も冷えてくるんで、なので温かいご飯はすっごい嬉しかったです」
本広監督「どこの現場でも食事に力を入れると、全役者が喜びます」

画像1: 高校生 VS 戦国武士という「異色」のアクション・エンターテイメントムービー

――(MC)ほかに過酷なことは?
本広監督「あと、みんな撮影の前に、全員アクショントレーニング・稽古をやって、エキストラの人も全員参加してもらって、誰もケガのない様にやりまして。みんな大したもんなんですよ。観ていただけるとわかるんですけど、全くスタントシーンがなく、本人たちがやっていくというスタイルです」

――(MC)新田さん、国内映画単独初主演ということですけど、トレーニングの後はスタントなしでということで、いかがでしたか。
新田真剣佑「本当にすごいなと思ったのは、誰もスタントを使わずに本人でアクションをやっているので、そのアクション練習だったり、自分の役の得意とする部活の、僕だったら弓道、伸くんだったら剣道とか、そういったものを撮影が始まる前からみんな一丸となって練習したりしていまして、個々の部活なんですけど、1つの大きな部活みたいな感じで、みんなで力を合わせて頑張った作品で、空気もよく、楽しく撮影ができたと思います」

画像2: 高校生 VS 戦国武士という「異色」のアクション・エンターテイメントムービー

――(MC)新田真剣佑さんの身体能力が高いのは知っていたんですが、こういう真剣佑さんが見たいというものが今回見れましたし、楽しそうでしたが。
新田真剣佑「心の底から嬉しかったですね。この作品に出られるというのが。とにかく撮影でもみんな和気あいあいと本当に部活のように。ずっと笑っていましたし、すごく楽しい思い出がたくさんあります」

――(MC)山崎さん、新田さんは現場ではどんな感じなんですか?
山崎紘菜「役柄的に私が引っ張っていく幼馴染の役なんですけど、実際には現場では逆で、例えばカメラとの位置だったりとかで、ちょっと私が前に行きすぎちゃったりとか、もうちょっと前に行かなきゃいけないのに進めなかった時に、さりげなくわからないくらいにエスコ―トしてくれるんですよ。だからそれにすごく助けられて。私はアクションの経験がそんなにないので、いろんなことを考えていっぱいいっぱいになっている時に、助けていただいたなと思って。あとテストとか終わったあとに、動きずらくない?ってケアしてくださって本当に助けていただいたなと思います」
新田真剣佑「してたんですかね、してたんでしょうね(照)」
山崎紘菜「してたんです」
新田真剣佑「ありがとうございます。恥ずかしいですね(照)」

――(MC)山崎さんは強い女性・遥を演じましたが、演じられていかがでしたか。
山崎紘菜「強い女性ということで、私が今まで経験してきた・演じた中で、一番気持ちがしっかりしていて強い女性だったんではないかなと思うくらいで、私だったらそのシーン涙が出ちゃったり、気持ちが弱くなると思うんですけど、遥っていう役は、常にしっかりと凛としていないというので、新たなチャレンジをさせていただいたなと思いました。結構監督に、ここでは泣かないでって言われました(笑)。
――(MC)監督、泣かないでと。
本広監督「そうなんですよ、すぐ泣いちゃうんですよ」
山崎紘菜「すぐ泣いちゃうんです、すみません!」
本広監督「泣く前の顔が欲しいんですよね」
山崎紘菜「泣くな、泣くなって言われてました」
――撮影の中で大変だったことは何かありますか?
山崎紘菜「みんなそれぞれ部活をやって、経験者の方もたくさんいるので、みんなが様になっているというか経験者のレベルまで上げて、撮影に臨んでいたので、その部活をやっているシーンというのは、ぜひ観てほしいなと思います」

画像3: 高校生 VS 戦国武士という「異色」のアクション・エンターテイメントムービー

――鈴木さん、本作は高校生アスリートの熱い友情が描かれています。リーダー的な立ち位置を演じられていかがでしたか?
鈴木伸之「剣道部の部長兼生徒会長という役どころだったんですけど、どちらも未経験で生徒会長もやったことがないですし、部長とか引っ張っていく立ち位置というのも自分自身経験がなかったので、今回貴重な経験をさせてもらったなというのと、改めてそういう役に見えたり、見えるように部活や周りのキャストの方々にそうしていただいたなと改めて感じて、すごく楽しかったですね」

画像4: 高校生 VS 戦国武士という「異色」のアクション・エンターテイメントムービー

――(MC)新田さん、鈴木さんとの胸が熱くなるシーンもありましたけど、鈴木さんはいかがでしたか?
新田真剣佑「伸くんは身長も高いし、前に出なくてはいけない役どころで、僕が演じた蒼は内気な感じのコなんですけど、いつも遥と蒼が後ろに隠れて、お前ら大丈夫かっていう役どころなので、そんな中、木刀を持って剣道部で戦うんですけど、ちょっと立ってもらっていいですか?(鈴木伸之が)立つと高いじゃないですか。後ろでワ―となってるんですけど、木刀の構えになると身長3mくらいあるんですよ。その後ろにいるとすごい安心しました」
鈴木伸之「見てください、アクリルの高さとほぼほぼ変わってないですよ(笑)」
新田真剣佑「すごく安心しました!とても」
鈴木伸之「本当ですか!?嬉しいですね。この3人(新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之の役)は幼馴染の設定で、ただ初共演だったので、マッケンが僕らにすごくコミュニケーションをとってくれて、本当に幼馴染のように楽しく、時に厳しく撮影させてもらった印象があります」

画像: (写真左)鈴木伸之が木刀を持つと3mにもなることを説明した(右)新田真剣佑と鈴木伸之

(写真左)鈴木伸之が木刀を持つと3mにもなることを説明した(右)新田真剣佑と鈴木伸之

画像: 立ち上がるとアクリル板の高さと変わらないことを見せた鈴木伸之(劇団EXILE)

立ち上がるとアクリル板の高さと変わらないことを見せた鈴木伸之(劇団EXILE)

――(MC)山崎さんから見て、鈴木さんはいかがでしたか?
山崎紘菜「鈴木さんは初めてお会いした時に、目が澄んだ方だなと、まっすぐな目をさせている方だなって。それは考太(役)にピッタリで、リーダーシップとか、その中に優しさがあったり強さがあったり、ピッタリだったんじゃないかなって私は思いました」

――(MC)先ほど監督がスタントなしでということでお話がありましたけど、鈴木さんは今までもアクションをされこられていますが、違いましたか?
鈴木伸之「今回高校生、日本のトップアスリート集団たちが、タイムスリップして時代に立ち向かうという話なんですけど、野武士と言われるタイムスリップした時代の武士たちと、今回戦い合うんですけど、武士たちが僕に相当ビビってましたね。もう本当に目の奥がビビってるというのが、対面していてわかったので。武士もビビってるって。武士は刀とか鎌みたいなのを持ってるんですけど、僕の木刀と僕の巨体で怖気づいていました」

画像5: 高校生 VS 戦国武士という「異色」のアクション・エンターテイメントムービー

――(MC)監督からしても、このたたずまいは。
本広監督「立っているだけでリーダーって感じで、本当に痛いらしいんですよ殴られたらみんな、もう。ちょうどよかったっていう感じです」

――(MC)渡邊さん、不破瑠依役を演じていかがでしたか。
渡邊圭祐「まずですね、今見ていただいてわかる通り、3人の仲がものすごくいいんですよ。本番が始まる前から、アクションの稽古があったりとか、そこですごく大切にしていたことが、部活感という。やっぱりプロとは違って高校の部活動の生徒って1つの大会での勝ち負けをすごく大切にしていて、そこにみんな懸けているからこそできる空気感、そういうものをこの映画で出していきたい、部活感を大切にしてきたからこそできたこの3人の空気感。この仲いい空気感を傍から見てるという役柄だったんですけど、非常に寂しい思いをずっとした2ヵ月の撮影でした」

画像6: 高校生 VS 戦国武士という「異色」のアクション・エンターテイメントムービー

山崎紘菜「そんなことないじゃん、休憩時間いっぱいしゃべったじゃん」
渡邊圭祐「本当に見てるとね、仲良くて混ざりたいなって思ってたら、子どもみたいに駆け寄ってくるマッケンを見て、やった~と思いながら一緒に混ざったりしながら裏ではそんな感じで、でも表ではしっかと敵対させていただいて、いろんな経験もさせていただいて、新しいことだらけで、本当に自分の思い出に残る作品に携わらせていただいたなという思いがすごく強いですね」

画像7: 高校生 VS 戦国武士という「異色」のアクション・エンターテイメントムービー

最後にメッセージ

本広監督「今回の映画のテーマは、実はまだみんなに言ってないんですけど継承という言葉を、継いでいくという。スタッフもどんどん新しい方たちに継いでいって、ベテランの役者から若い役者たちに、その彼らよりもっと若い人たちに継承していくそういう映画になるといいなと。技術の面も全てが継承で、その代表的なものがマッケン(新田真剣佑)が演じている役になると思います。最初笑いながら、だんだん泣きながら、最後見終わった後に元気になる映画になっていると思いますので、ぜひ劇場で楽しんでいただけたらと思います」

画像1: 最後にメッセージ

新田真剣佑「僕が役者になりたいなって思ったのは、きっかけをくれたのは三浦春馬さんで、今回すごくこの映画でご一緒できて嬉しかったです。監督には感謝したいです、ありがとうございます。そんな中一緒にお芝居をしていて、あの頃の自分はどう思ったのかな…すごく幸せな体験をさせていただきました。夢であった共演をすることができましたし、たくさんたくさんこの作品でいろんなことを得ることができました。それが僕の役者人生にとってすごく大切で、ずっと忘れることのない経験であり、宝だと思っています。大好きな春馬さんの最高な姿がこの映画で観られます。3月12日に公開ですのでぜひ楽しみにしていてください。最高の映画を、(三浦)春馬さんにも届けられるんじゃないかなと思います」

画像2: 最後にメッセージ

STORY

いつも通りの日常を過ごす高校生たちが、ある日突然、学校まるごと戦国時代にタイムスリップ!誰もが知る歴史上の戦国武将たちが、日々、身命を賭して時代を駆け抜けている中、剥きだしのまま戦場に放り出された高校生たち。スポーツの名門校で活躍していた彼らは「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を活かして、戦国時代を生き延びることが出来るのか? そして平和な現代に戻ることは出来るのか??
高校生たちが青春の全てを懸けて挑んだ、歴史上の知られざる戦いが今、幕を開けるー。

映画『ブレイブ -群青戦記-』

2021年3月12日(金) 全国ロードショー

新田真剣佑
山崎紘菜 鈴木伸之 ・ 渡邊圭祐 濱田龍臣 鈴木仁 飯島寛騎 福山翔大/
三浦春馬 ・ 松山ケンイチ

監督:本広克行
脚本:山浦雅大 山本 透
音楽:菅野祐悟
原作:笠原真樹「群青戦記 グンジョーセンキ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
配給:東宝
©2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会 ©笠原真樹/集英社

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