12月20日(日)10:30〜<ジャンプフェスタ 2021 ONLINE>のジャンプスタジオで映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』から主演の佐藤健×大友啓史監督のスペシャル対談の模様が配信された。

史上初となるオンライン形式の<ジャンプフェスタ 2021 ONLINE>として開催された<ジャンプフェスタ 2021> 。
12月20日(日)10:30〜よりジャンプスタジオで映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』から主演の佐藤健×大友啓史監督のスペシャル対談が配信された。

画像: 〈ジャンプフェスタ2021 ONLINE〉佐藤健×大友啓史監督対談!原作者・和月伸宏から手紙も

映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』。The Final が2021年4月23日(金)、The Beginning が6月4日(金)と2部作連続公開することが決まった。

本作は、主人公・緋村剣心役の佐藤健ほか、神谷薫役の武井咲、喧嘩屋の相楽左之助役の青木崇高、女医の高荷恵役の蒼井優、唯一シリーズ全作出演となる斎藤一役の江口洋介、といったおなじみのキャストに、最終章2作品に大きく関わる、剣心の<十字傷の謎>を知る男で、上海マフィアの頭目であるシリーズ史上最恐の敵・縁(えにし)役を新田真剣佑が務める。

第1作『るろうに剣心』(2012)から約10年間に渡って緋村剣心を演じてきた佐藤健。ジャンプフェスタに参加するのは今回が初めてとなる。

8年前の『るろうに剣心』映画化・出演オファー

佐藤健「8年前に初めて聞いたときは、原作をもちろん読んでいて、アニメも全部観ていたので、まず「本当にできるのか?」と思いました。ただ、オファ ーをいただいたタイミングで初めて皆様とお会いしたときに、『るろうに剣心』映画版のアクションはこういう感じでやりたいんだ、というイメージムービーを作ってきてくれたんです。その映像を観た時に、これなら後は自分が努力すれば、自分が頑張れば実写化が可能なのかもしれないと思えたんです。そのイメージムービーを観た瞬間にスイッチが入ってやろうと思えた覚えがあります」

大友監督「とにかくこの企画を成功させるための幾つかの条件を考えて、やっぱり漫画の実写化のハードルの高さというのは、映像を作っている人間として分かりますし、しかも『るろうに剣心』ですからね。ただ、アクションについては、僕らのイメージムービーを観て彼の目の色が変わって、「アクションかっこよくなかったら役者辞めます」 とまで言うぐらいに覚悟を決めてくれました。後はどうやって国民的な人気原作を、地に足の付けた映画として純粋に魅力のある作品にするかということを色々な視点から考え始めました。プレッシャーを感じる暇もなかったという感じでしたね」

前作から5年の月日を経て、本作の撮影

大友監督 「過去のハードな撮影の記憶が、記憶って遠くなれば遠くなるほど増幅していくんですよ。「きつかったなぁ、るろ剣」という記憶だけが、いざやるとなったら思い出してしまう。もう 1回足を踏み込んでいって、しかももっとすごいものを作るってことを考え始める訳ですよ」

佐藤健「『京都大火編』、『伝説の最期編』に踏み込 んだ時から、剣心の過去のエピソードを「やらないわけにはいかないんだろうな」という想いがありました。だから、撮り切るまでは 死ねないじゃないですけど、使命感としてありました」

完成した最終章を観て

佐藤健「当然たくさんの方に観て頂きたいし、この映画をヒットさせねばならぬという使命感も当然ありますが、正直それがなかったとしても、やっぱりこのクオリティで、第1作の時からほとんど同じスタッフとチームでこの映画を完成させられたので、僕は満足しています」

『るろうに剣心』の醍醐味でもある アクションシーンについて

大友監督「アクションは谷垣健治さんがウズウズしていましたね(笑)。第1作から谷垣さんと一緒にやりましょうと連れてきているから、あの人達をどう暴れさせるかなんですよ、『るろうに剣心』のアクションは。あのチームにふさわしい土俵をどう与えるかということを頑張らなくてはいけない。今回は新田真剣佑という肉体的にセンスのある人に剣心が横綱相撲でぶつかっていく構造の中で、2 人の感情のモーションとエモーションが最大限に合致した戦いが最後にある。志々雄真実との戦いは時代を背負った戦いだったけど、今回は2人のプライベートの感情を背負った感情のぶつかり合いをアクションにどう反映させることができるか。後は彼らが考えてくれたものを信じて、現場もそれを支えてくれるように突き進んでいくだけです」

画像: 『るろうに剣心』の醍醐味でもある アクションシーンについて

佐藤健「物理的に足が上がらな くなるんですよ。特に一対多数のシーンですね。新田真剣佑との一騎打ちも大変でしたけど、僕の場合はそこに辿り着くまでに 300 人くらい相手にしないといけないので(笑)。物理的に足が上がらなくなるという中々ない経験をさせて頂き、大変光栄でございました(笑)」

原作者・和月伸宏からの手紙

和月伸宏 《手紙》
大友啓史監督、佐藤健さま、そして視聴者の皆様、こんにちは。漫画家の和月です。つい先日スケジュールの都合で延び延びになっていた映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の試写をやっと観ることができました。二作連続の強行軍、しかもどちらもハイカロリーな作品なのでがっつり疲れるかと思いきや、あっという間の四時間半。映画の世界にどっぷり心地よく浸ることが出来ました。『The Final』は「これぞ活劇」といった1、2、3をさらに押し進めた仕上がりで、そのさまはもはや〈観るアトラクション〉。見どころは原作の漫画的な表現や作風をギリギリまで活かしつつ、時代劇映画に昇華させる大友監督の辣腕ぶり。少年漫画の実写映画化を成功の道へと導いた第一人者の映像美学を存分に楽しめます。対して『The Beginning』は 『The Final』と打って変わって静寂。佐藤健さんの「この人、超能力使って本当に飛んでいるんじゃないの?」と疑いたくなるような超絶アクションもしっかりあるのですが、なぜか全体の印象は白くて静か。4作品にわたって剣心を演じてくれた佐藤健さんがついに演じる緋村抜刀斎と有村架純さんが演じる雪代巴の始まりと終わりをぜひ堪能して欲しく思います。他にも制作陣の気合いの入った美術や音楽、レギュラー陣の熱演とハマりっぷり。雪代縁演じる新田真剣佑の縁っぷり等、見どころ満載です。十年前、映画第1作の制作が決まった時、正直言うと「十年以上前に終わった作品なのにありがたいなぁ。でもこれはあくまでもおまけのようなモノであまり期待し過ぎたらダメだよなぁ」と少しのん気に構えていました。それがあれよあれよと原作のラストまで映像化のまさかの全5作。おまけどころか本当に漫画家冥利に尽きます。時代劇且つ少年漫画という面倒な原作を見事映画化して下さった大友監督と制作陣の皆様、各々の役に真剣に取り組んで演じてくれた役者陣の皆様、そして実写映像化において後にも先にもこれ以上の“剣心”はいない剣心を演じてくださった佐藤健さま。ついでに集英社、何より映画『るろうに剣心』を応援し楽しんでくださる視聴者の皆様に心の底より感謝します。コロナ禍で大変ですが健康に十分気をつけて、みんな元気で来春の映画公開を迎えましょう

画像: 原作者・和月伸宏からの手紙

原作者・和月伸宏からの手紙を受けて

佐藤健「『The Final』は原作と違う、オリジナルストーリーになっているんですよ。そういう意味で、 原作者の和月先生の感想というのは結構気にしていて心配でしたが、映画を観て喜んで下さったのなら、凄く嬉しいし報われた気持ちになります。作品に入る時もそうでしたが、入る前の準備から時間を掛けて監督とやり取りさせていただいたので、その時間がやっと報われたというか、あそこで粘って良かったなという気持ちですね」

大友監督「嬉しいですね。全体の世界観含めて、オリジンを作ってくれた方からこう言ってもらえて。僕は和月先生と一緒に作品を観て、そのあと実 際に会話させていただきましたが、本当に嬉しそうでした」

最後にメッセージ

大友監督「コロナ禍で 当初の公開予定日から変わってしまって、作業も苦戦の連続だったんですが、より作品をレベルアップさせるべく、その3、4ヶ月で仕上げに取り組んできましたし、手応えとしても当初より映像面や音楽面、色々な部分でかなりレベルが上がったと思っています。元々『るろうに剣心』原作・アニメのファンの皆様含めて、とにかく喜んでいただきたいという想いで作ってきましたが、今回は剣心のルーツである十字傷の話という、非常に普遍的な内容で、原作ファン、アニメファンだけではなく、多くの方々に届くような作品になっているかと思います。また前作以上の『るろうに剣心』フィーバーを起こしたいと思っていますので、それには何よ りも皆様のお力添えが必要だと思っています。ぜひ応援していただけると光栄です」

佐藤健「こんなにも、時間と制作費をかけて1つの役に集中させていただける、本気で ぶつからせてもらえる機会を与えてくださったことを非常にありがたく思っています。監督をはじめ、多くのスタッフやチームの皆 様にも感謝していますし、そのメンバーと第1作から最後まで走り抜けたことを誇りに思いますし、こんなに長い期間、映画を制作できたのは応援して下さる皆様の支えがあったからだと思います。『るろうに剣心 最終章 The Final』は 2021年4月23日公開となりますので、ぜひ劇場で楽しんでいただけたら幸いです」

佐藤健×大友啓史のスペシャル対談完全版が、12月 29日(火)22時よりワーナー・ブラザース映画公式 YouTube チャ ンネルにて配信予定。

STORY

かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心だが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀=逆刃刀<さかばとう>を持ち穏やかな生活 を送っていた。最狂の敵・志々雄真実が企てた日本転覆の計画を阻止するため、かつてない死闘を繰り広げた剣心達は、神谷道場で平和に暮らしてい た。しかし、突如何者かによって東京中心部へ相次ぎ攻撃が開始され、剣心とその仲間の命に危険が及ぶ。果たして誰の仕業なのか?何のために?そ れは、今まで明かされたことの無い剣心の過去に大きく関係し、決して消えることのない十字傷の謎へとつながっていく。そして、これまで語られることのな かった<十字傷>の謎に迫る「るろうに剣心 最終章 TheBeginning」へ続いていく。動乱の幕末期と明治維新後の新時代の2つの時代を通して描く!2 つの作品を通して描かれる「るろうに剣心」史上最高のクライマックス。「るろうに剣心」のすべてがここにある――。

The Final 2021年4月23日(金)/The Beginning 2021年6月4日(金) 2作連続ロードショー

佐藤 健
武井 咲 新田真剣佑
青木崇高 蒼井 優 伊勢谷友介
土屋太鳳 / 三浦涼介 音尾琢真 鶴見辰吾 中原丈雄 /北村一輝 有村架純 江口洋介

監督/脚本:大友啓史
音楽:佐藤直紀 主題歌:ONE OK ROCK
原作:和月伸宏「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ コミックス刊)
製作:映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
制作プロダクション・配給:ワーナー・ブラザース映画
©和月伸宏/集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
オフィシャルサイト: rurouni-kenshin.jp
公式 Twitter/公式 Instagram @ruroken_movie #るろうに剣心最終章

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