大ヒット漫画「るろうに剣心」が25周年を迎え、3月7日まで東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ) にて「るろうに剣心展」が開催されている。映画のメガホンをとった大友監督と薫を演じた武井咲が作品を観覧した。観覧後にはインタビューも実施している。インタビューは以下。

1994~99年に「週刊少年ジャンプ」で連載され、シリーズ累計発行部数7,200万部超(電子版含む)の大ヒット漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』(原作:和月伸宏)が、25周年を記念し、「25周年記念 るろうに剣心展」を開催。1月22日(金)より東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリーアーモ)にて大規模な作品展を開催している。

『 25 周年記念 るろうに剣心展』
■会期 : 2021年1月22日(金)〜3月7日(日)
■会場 : 東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)
■公式サイト : https://ruroken-ten.com
©和月伸宏/集英社

作品展では、主人公・緋村剣心(ひむら・けんしん)をはじめとした様々なキャラクターが、200点を超える直筆原稿やカラー原画などで紹介されている。

25周年となる今年、ついに映画版シリーズが完結を迎える。
最終章となる『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(それぞれ[4月23日(金)、6月4日(金)より全国ロードショー)を手掛けた大友啓史監督と神谷薫(かみや・かおる)役で出演の武井咲が展覧会を観覧した。

観覧後には、武井咲と大友監督が「るろうに剣心展」の見どころと魅力と、これまでのシリーズを振り返り、撮影時の思い出に残ったエピソードやシリーズ完結についての思いを語った。

様々な原画を見ながら、撮影を振り返る2人。

健(たける)剣心

今回の「るろうに剣心展」のために描きおろされ たキービジュアルイラスト見ながら

大友監督「僕の勝手な考えですが、最近の剣心の画のタッチは、”健(たける) 剣心”が入ってるような気がするんですよね」
武井咲「当時のセリフ を思い出しちゃいますね。ザワザワしてきました(笑)」

『るろうに剣心 最終章 The Final』で描かれる【人誅編】エリア

大友監督「まさ に撮影もこんな感じでしたね」

大友監督「今まで描かれてきた剣心の闘いとは違いましたね。声が出せないというか、邪魔してはいけないという異様な雰囲気でした」

画像1: ©和月伸宏/集英社

©和月伸宏/集英社

画像2: ©和月伸宏/集英社

©和月伸宏/集英社

画像3: ©和月伸宏/集英社

©和月伸宏/集英社

「るろうに剣心展」の観覧を終えての感想

大友監督「間近で見ると迫力が違いますね。和月先生がどんな思いを込めて描かれたのか、剣の一振りにどれだけの時間を込めたのか直接伝わってきました。原作から何を感じるか、原作からのインスピレーションを得ようと思って読んでいた時の熱を思い起こさせられた感じがしました」

武井咲「大友監督と回らせていただいたので、映画化当時の監督の思いと大変さが伝わりました。これだけ細かいところまで見られるのはすごく貴重だと思いますし、1作目からの撮影をすごく思い出しました。あれから10年経ったとは思えないんですけど、こうやって剣心たちと一緒に過ごしてきたんだなと強く感じました」

剣心と志々雄真実(ししお・まこと)”の闘いを描いた二枚一対の≪剣闘図≫

「週刊少年ジャンプ」で連載の「京都編」での決着から23年を経て、この展覧会のために原作者・和月伸宏氏が描きおろした“剣心と志々雄真実(ししお・まこと)”の闘いを描いた二枚一対の≪剣闘図≫も飾られている。

大友監督「このシーンを実写化した時は相当悩みました。剣と剣の闘いだけではなく、ある時代を背負った男と男の意地のぶつかり合いというのが、この画には出ていますよね。あのシーンは健くんも野獣のような顔つきに変わって。
そういった迫力や剣撃の深さとスピードも一枚で表現するのは本当にすごいですね。僕らは何時間もか けて描いたシーンでしたので」

武井咲「私はどうしても、健さんと藤原竜也さんに見えてしまいますね(笑)。当時の撮影を鮮明に思い出します」

200 点以上の原画が展示されている本展覧会。映画の撮影を思い出す原画は?

大友監督「神谷道場での剣心と薫の出会い。ヒロイン(薫)とこの原画を一緒に見れたというのは非常に感慨深いですね。原画を見てても、最後のシーンまで辿り着くのに薫がどんどん漫画の中のコマで成長しているんですね。 それを私は生身の人間でも体験できているんです。佐藤さんと武井さんの成長もこの10年見てきたので、2人が一緒にいる シーンは本当に染みましたしね」

武井咲「神谷道場のシーン。本当にこれまで緊張しながら撮影に臨んでいたのですが、本作での神谷道場の撮影の時に、この10年間見えていないところでも、(私の中には)薫が近くにいたんだなと思いましたし、戻って来ることができて本当に良かったです」

薫というキャラクターを演じるにあたっての原作からのヒント

武井咲 「最初はやはりビジュアルですね。監督から当時言われていたのは、薫はピュアであり真っ直ぐで、常に父の言葉を信念に持っている女性で、そういったイメージとビジュアルや薫の良いところを体現できればいいなと思っていましたね」

『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』で、ついにシリーズ完結

武井咲「またこのシリーズに参加できるは凄く嬉しいですし、海外へ行った時に“薫”として見られる 時もあり、こういったグローバルな作品に携わることができて光栄でしたね」

大友監督「薫は17歳の道場主という、父の思いを背負って、道場を守る健気な少女という設定で、そんな人いるかなと思って探していたところ、武井さんを見つけてオファーをしました。当時の武井さんと薫が重なって、良いスタートを切ることができましたし、シリーズが進むにつれて、色々な現場で経験された芝居の上手さがすごく出ていました。今回は剣心と巴の過去をどう受け止めていくか、恐らく、5年前(前作)の武井さんの受け止め方と、今作での受け止め方は違うと思うんですね。薫が2人の過去を受け止める姿は、多くの女性が共感出来る部分だと思います。その想いを武井さんが芝居を通して表現してくれていましたね」

前作から7年ぶりの現場

武井咲「剣心の過去を知って2人を思いやるのは、昔の私では無理だったと思いますね。(私が演じた薫は)信念を貫き、自分の思いを曲げずに立ち向かっていく姿はずっと変わらない姿だと思いますし、私はそういった薫の姿が本当に好きですね。芝居中、薫の気持ちに寄り添いながら共存していましたし、 感慨深い気持ちになりますね」

剣心を演じた佐藤健について

武井咲「健さんにとっても大きなミッションだったと思うんですが、周りのスタッフさんと同じ方向を向いて進んでいく姿が好きでしたね。健さんがいるだけで、みんなのスイッチが入るし、健さんが剣心を纏うと、『るろうに剣心』の世界に入り込めましたね」

神谷道場メンバーとの撮影について

武井咲「『ただいま』という気持ちが強かったですね。うっかり素に戻ってしまうくらいの空気感でした。久しぶりの現場だったんですが自然とスイッチが入りましたし、最高に楽しかったですね。剣心が横にいてくれたからこそだと思っています。目の前に剣心がいて、横に弥彦がいるということが神谷道場の日常を思い出させてくれるというか、撮影が始 まっているとうよりは、ご飯を食べている途中で撮られているという感覚でした」

STORY

かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心だが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀=逆刃刀<さかばとう>を持 ち穏やかな生活を送っていた。最狂の敵・志々雄真実が企てた日本転覆の計画を阻止するため、かつてない死闘を繰り広げた剣心達 は、神谷道場で平和に暮らしていた。しかし、突如何者かによって東京中心部へ相次ぎ攻撃が開始され、剣心とその仲間の命に危険が及ぶ。果たして誰の仕業なのか?何のために?それは、今まで明かされたことの無い剣心の過去に大きく関係し、決して消えることのな い十字傷の謎へとつながっていく。そして、これまで語られることのなかった<十字傷>の謎に迫る「るろうに剣心 最終章 The Beginning」へ続いていく。動乱の幕末期と明治維新後の新時代の 2 つの時代を通して描く!2つの作品を通して描かれる「るろうに剣 心」史上最高のクライマックス。「るろうに剣心」のすべてがここにある――。

映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』

るろうに剣心 最終章 The Final 2021年4月23日(金)全国ロードショー
るろうに剣心 最終章 The Beginning 2021年6月4日(金)全国ロードショー

佐藤 健
武井 咲 新田真剣佑
青木崇高 蒼井 優 伊勢谷友介
土屋太鳳 / 三浦涼介 音尾琢真 鶴見辰吾 中原丈雄 /北村一輝 有村架純 江口洋介 
監督:大友啓史
音楽:佐藤直紀
主題歌:ONE OK ROCK
原作:和月伸宏「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ コミックス刊)
製作:映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
制作プロダクション・配給:ワーナー・ブラザース映画
©和月伸宏/集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

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