山﨑賢人主演映画『夏への扉 ーキミのいる未来へー』完成報告会を2月13日に都内会場にて実施した。

当初2021年2月19日公開を予定していた映画『夏への扉 ーキミのいる未来へー』。コロナ禍で公開延期となっているが、2月13日(土)都内にて主演を務めた山﨑賢人、清原果耶、藤木直人、メガホンをとった三木孝浩監督が、完成報告会に登場した。

1956年にアメリカで発表されて以来、色褪せぬ名作として世界中で愛される「夏への扉」(著:ロバート・A・ハインライン)が、初実写映画化。本作の舞台は、日本に再構築し、1995年から2025年へ時を超え、人生のすべてを奪われたロボット科学者が未来を取り戻す冒険物語として蘇る。

主演の山﨑賢人は、孤独な科学者・高倉宗一郎(たかくらそういちろう)を演じる。騙され奪われた研究の結晶ともいえるロボットや会社、大切な人を30年の年月を超えて取り戻しにいく。

恩人であり養父の松下の娘で、孤独に生きてきた宗一郎が家族のように大切に想う 松下璃子(まつしたりこ)を清原果耶が演じる。数奇な運命に翻弄されながらも、宗一郎を慕う、意志の強い女子高生を熱演する。

藤木直人が演じるのは、2025年のヒューマノイドロボット PETE(ピート)。PETE は未来を変えようとする宗一郎を支える、装置の異常で好奇心をもってしまったヒューマノイドロボットだ。

その他夏菜、眞島秀和、浜野謙太、田口トモロヲ、高梨臨、原田泰造といった面々が名を連ねる。そしてメガホンをとったのは三木孝浩監督だ。

冒頭の挨拶

画像: 冒頭の挨拶

山﨑賢人「この作品は『夏への扉』というタイトルで、タイトルだけ聞くとどういう話か分からない部分もあると思うんですけど、時をかける壮大な話で恋愛もあり、バディとの友情もあったりと、どんな世代で も楽しんでもらえる作品になっていますので、今日はその魅力を伝えられたらと思います」

清原果耶「今日は山﨑さん、藤木さん、三木監督とこの場に立てることを嬉しく思います。今日は最後までよろしくお願いします」

藤木直人「ロボット役の...藤木直人です!こうやって自分 の役どころを言うのは人生で最初で最後だと思います(笑)」

出演の話を聞いたときの心境

山﨑賢人「最初にタイトルを聞いた時にどういうことって思ったんですけど、季節に扉ってあるの、と。でもSFが好きなこともあったのと、デビュー映画以来に三木監督と一緒に作品を作ることにワクワクしました」

画像1: 出演の話を聞いたときの心境

三木監督「初主演作だよね?15、6歳の時だったのかな?久しぶりに会ったんですけど、色んな主演作を重ねている一方でい い意味での青臭さ、ピュアさを失わないところが、宗一郎にぴったりで素敵に演じてくれました」

清原果耶「私も実は映画のデビュー作が三木監督の作品で、また一緒に三木さんとご一緒できることにワクワクしてました」

藤木直人「(ロボット役で)びっくりしました。人間じゃないって。二度見ならぬ二度聞きですよ!ちょっとハードルが高かったので一度お断りしました(笑)」

三木監督「え、そうなんですか!?初耳です。(世界中で愛される原作の映画化に)やはりこれは大変な企画が来たなと思いました。古典中の古典と言われる SF 小説ですし、逆に今まで劣化されないくらい素敵な作品でもある。書かれた当時 1956 年ですが、今の皆 さんが自分ごとのように楽しんでもらえるように色々工夫しました」

画像2: 出演の話を聞いたときの心境

時を超えてすれ違う純愛

山﨑賢人「久々に純愛でピュアな映画をやらせていただいて、 やってるときも思っていたんですけど、完成したものを見て、やっぱり恥ずかしかったというか(笑)。(ピュアな恋愛ものを)沢山やってきたはずなのにいい意味で恥ずかしいと久々に思いました(照)」

清原果耶「璃子も宗一郎も穢れがないというか、ただ純粋な思いに突き動かされていく 2 人なので、完成したものを見てもピュアだなと思いました」

画像: 時を超えてすれ違う純愛

猫のピート

山﨑賢人「現場に猫がいるだけでとても癒されるんです。 エサを持って猫の気を引きつけながら自分も同時に演技するのは我ながら器用なことやっているなと思いました」

三木監督「パスタちゃんとベーコンちゃんの 2 匹いたんですけど、思った以上にいい芝居をしてくれるんですよ!撮影前は大変だろうなと思ってたん ですけど、1、2テイクでOKだったりして!あと、回想シーンにも使っているんですけど、顔をなめられた時の果耶ちゃんの表情もそうですが、(芝居の)相手が猫だと(役者の)表情も自然になるんですよね」

『夏への扉』というタイトルについて

三木監督「情緒があって素敵なタイトルだと思うんですけど、 猫のピートが冬が嫌いで夏に続く扉を探し続けるところが、ある種、宗一郎の諦めない心のメタファーというか、物語のテーマにもなっていると思います。その少しひねったタイトルが僕は好きです」

山﨑賢人「冬に夏への扉を探すっていうのは、どんなに逆境でも進み続 けるという素敵な意味があるなと思って僕も好きですね」

諦めないと決めていること

ーーMC“夏への扉=諦めない心”に絡めて、諦めないと決めていることはありますか?

山﨑賢人「撮影中どんな状況でもOKが出るまで諦めないと決めています。自分が 100%上手くできたとしてもOKが出ないとくじけそうになるけど、そこは諦めないと信念に持っていま す。」

清原果耶「どんなに極寒だったり時間がタイト過ぎる現場でも、毎回楽しめたらいいなと思っています」

藤木直人「マラソンですかね。諦めそうになっている自分 への戒めでもあるんですけど。一生のうちにやってみたいことがいくつかあって、その中にマラソンの完走があるんです。実は去年の東京マラソンに エントリーしていたんですけど、この作品と撮影が被ってしまって。結局新型コロナウイルスで一般ランナーの方は参加できませんでしたが」

画像: 諦めないと決めていること

最後にメッセージ

三木監督「本当に壮大なSFでありながらもレトロでユーモアもあって、人間の温かみを感じる作品になっています。大人から子どもも楽しめるエンターテインメント作品になっています」

山﨑賢人「この作品は色んな愛が詰まっています。監督とも最初にレトロでチャーミングでみんなに愛される映画になるといいねって言われましたが、本当にそのような作品になったと思います。公開は延期しましたけど、タイトルと 同じようにいい扉を開けて公開が出来る日を楽しみにしています」

STORY

将来を期待される科学者の高倉宗一郎は、亡き養父である松下の会社で研究に没頭していた。ずっと孤独だった宗一郎 は、自分を慕ってくれる松下の娘・璃子と愛猫ピートを、家族のように大切に思っていた。しかし、研究の完成を目前に控えながら、宗一 郎は罠にはめられ、冷凍睡眠させられてしまう。目を覚ますと、そこは 30年後の2025年の東京――。宗一郎は、研究もピートも、すべ てを失い、璃子が謎の死を遂げていたことを知る。愕然とする宗一郎だったが、人間そっくりなロボットの力を借り、未来を変えるために動き 出す。璃子を絶対救うという、信念とともに。

映画『夏への扉 ーキミのいる未来へー』

近日公開

山﨑賢人
清原果耶 夏菜 眞島秀和 浜野謙太 田口トモロヲ 高梨 臨 原田泰造 藤木直人
監督:三木孝浩
脚本:菅野友恵
音楽:林ゆうき
主題歌:LiSA「サプライズ」(SACRA MUSIC)
原作:「夏への扉」ロバート・A・ハインライン(著)/福島正実(訳)(ハヤカワ文庫刊)
製作幹事:アニプレックス 東宝
制作プロダクション:CREDEUS
配給:東宝 アニプレックス
©2021 映画「夏への扉」製作委員会

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