2月26日より期間限定上映の竹財輝之助主演『劇場版ポルノグラファー〜プレイバック〜』映画化記念舞台挨拶が行われた。2月27日キャスト3名と三木康一郎監督が都内会場に登壇し、その模様は全国15館に中継された。

丸木戸マキのBL漫画「續・ポルノグラファープレイバック」が原作となる本作。ひょんな出会いから恋人になった官能小説家・木島と大学生・久住が、木島の里帰りで遠距離恋愛となり、さらに久住の就職ですれ違っていた。そんなこじらせ官能小説家の人生と愛をめぐる物語を描いている。

2018年7月より動画配信サービスFODで配信を開始し、同年8月からフジテレビにて地上波放送されたドラマ「ポルノグラファー」は異例の大ヒットを記録し、その後、2019年2月から二作目の「インディゴの気分」も実写ドラマ化。

FOD配信と地上波放送ドラマに引き続き、官能小説家の木島理生役を竹財輝之助、大学生の久住春彦役を猪塚健太、木島の編集担当の城戸士郎役を吉田宗洋が引き続き演じ、ドラマ版同様に、メガホンは映画『植物図鑑 運命の恋拾いました』や映画『弱虫ペダル』などを手掛ける三木康一郎がとった。

映画から新たに登場する追加キャストには、松本若菜奥野壮小林涼子前野朋哉が出演する。

そして主題歌はドラマから引き続き、今回も鬼束ちひろが担当している。

画像: 『劇場版ポルノグラファー~プレイバック』上映記念舞台挨拶、竹財輝之助、猪塚健太、吉田宗洋、三木康一郎監督登壇!ファンに感謝

上映記念舞台挨拶に登場したのは、主演の竹財輝之助、猪塚健太、吉田宗洋、三木康一郎監督の4名。

冒頭の挨拶

竹財輝之助「このような状況下で足を運んでくださってありがとうございます。今日の眼鏡は春くんに選んでもらいました」

画像1: 冒頭の挨拶

猪塚健太「ここまで来れたのは、みなさんのおかげです。短い時間ですが、楽しんでいただきたいです。よろしくお願いいたします」

吉田宗洋「前回、昭和の芸人役で名前も授かりました......。城戸士郎役です。みなさんぜひ楽しんでください」

三木監督「いよいよ公開されました。足を運んでい ただいて、みなさん、ありがとうございます。楽しんでいただけましたでしょうか?」

会場「拍手」

三木監督「なぜこの場所に吉田く んがいるのかはわかりませんが......」(お約束の”吉田いじり”スタート)

吉田宗洋「ずっと今日も舞台袖でそればかり言ってるから......」

画像2: 冒頭の挨拶

三木監督「せっかくなら(明実)春子(役)に来てほしかったな」

公開を迎えて

竹財輝之助「感無量です。感慨深いです。3年(1 つの役に)関わり、映画で終わるという経験をしたことがなかったので、それができたのもファンの方の後押しが大きい作品なので、本当に幸せです!」

猪塚健太「作品に込めた感謝の気持ちをみなさんに受け取ってほしいです。3年前、ドラマ版が始まった頃は、このようにスクリーンの前でみなさんに舞台挨拶ができるなんて夢にも思っていませんでした。みなさまの応援の力があって、3部作を映画という形で終わることができるというのは、本当にうれしいです。僕らは全員そう思っているので、その気持ちが伝わればいいなと思っています。ふと思ったのですが、理生さんと春彦としてもドラマで、”あの後二人の関係はどうなっていくんだろう”という状態であのまま終わるはずだったのですが、みなさんの応援の後押しがあったからこそ、原作の丸木戸(マキ)先生も続きの”プレイバック”という作品を書いてくれることになって。理生さんと春彦の深い愛が実るという結末にできたことにも感謝したいです」

画像: 公開を迎えて

製作陣のチームワークについて

吉田宗洋「ご覧の通り、みんなが僕を尊敬の眼差しで見てくれます」

猪塚健太「スベってますよ!」

吉田宗洋「3 年前、ドラマが始まるという話を聞いたあの日から、たくさんの出会いを重ねてきま した。今日という日を迎え、今、この状況下で映画が公開されていること、ファンの方たちと劇場でお会いできること、に意味があると思っています。物語はこれで 完結しますが、長い時間かけて、愛していただければうれしいです」

三木監督「(質問の)チームワークはどこにいった?」

吉田宗洋「思いが強すぎて、すみません!(照笑)」

劇場版でのこだわりについて

三木監督「テレビのときからあったこだわりの延長線上で取り組みました。映画は画面が大きくなるので、細部までいろい ろやろうかなというところにはこだわりましたね。あとは撮影が暑かった記憶しかないかな」

猪塚健太「竹財さんの差し入れのパインアイス食べましたよね?」

竹財輝之助「そうそう、ちょっと溶けかけたパインアイス」

三木監督「テレビのときは、いろいろと演出もしましたが、回を重ねるごとに、そして劇場版にもなってくると、竹財くんと猪塚くんが、勝手にキスシーンとか絡みのシーンをやりはじめるので、特に僕が口出すことはありませんでした。ちょっと気持ち悪いくらい仲がよかったです」

竹財輝之助「久しぶりの撮影のときに、”ちょっと距離があるなぁ”とかボソッとおっしゃっていましたよ」

三木監督「距離なんかあったかな? 映画のときは最初からすんなり絡んでたたと思うけど?」

猪塚健太「監督のちょっと距離があるという言葉で僕たちのスイッチが入った 気がします」

三木監督「どのシーン?ラブホ?畳?でもなんか二人で勝手にイチャイチャしていたような気がする、ってこの時間から下ネタになっていくようで、すみません」

ここで”普段言えないここだけの本音”

竹財輝之助「(普段は本音しか言わないんですが)今回たくさん取材していただく中で、”これ 以上、木島はやりません”と言ってきたのですが、“誰にもやらせたくない”というのが本音です。続編があったら、そのときは考えます。これ以上やらないと言ったのは、思い残すことなくやり切りたかったからなんです」

会場「拍手」

三木監督「来たね、拍手」

猪塚健太「本当に、今の一番の本音は、全国のファンと直接会ってお礼が言いたいです。ずっと話していたんです、全国で舞台挨拶やりたいねって、ね?(竹財さん)」

竹財輝之助「公開までに状況が良くなれば、絶対行きたいってずっと言ってたよね、このメンバーで」

三木監督「吉田くんはいらないんじゃない?」

吉田宗洋「では集合場所だけ教えてください!自分で行くので!」

3人「そういうところだよ。そういう返しなんだよな」

猪塚健太「このチ ームで全国を回りたかったです」

吉田宗洋「やっと猪塚くんと話せるようになったことです」

猪塚健太「どういうこと?」
吉田宗洋「春彦と城戸は役の上で、ライバルという関係性なので、なんとなくそういう目で見てしまって......
猪塚健太「子どもなんですね」
吉田宗洋「僕、女々しいんです。それがそのまま現場でも出ちゃって。演じているとき以外でもそんな感じだったので、やっと今、本音で話せるようになった気がします」
猪塚健太「役に入れば入るほど、負けないよっ て気持ちはありました」
吉田宗洋「これがチームワークです」
三木監督「で、結局何が言いたかったの?」
竹財輝之助「本音を教えてって言ってるのに、ピントがズレてる」
猪塚健太「本音はす っごいライバル視ってことでいいですかね」
ーーMC 「最高のチームワークだと思います!」

三木監督「のんびり生きてみたいです」
猪塚健太「暖かいところに行きたい、働きた くないんだよ、って言ってましたよね」

三木監督「もう 1 回このメンバーで(作品を)やりたいです」
竹財と猪塚は声を揃えて 「それが本音って、めっちゃうれしい!」

中継のカメラ越しに手を振りながら全員でリクエスト
丸木戸先生へ「先生、見てますか~!よろしくお願いい たします!」

三木監督「吉田くんメインで観たくないですか?」

会場「拍手」

吉田宗洋「本音を言わせていただけ れば、やりたいです! (三木監督の方を覗き込みながら)やっぱり目は合わないんですね」

三木監督「本音を言えば、ここまでやってきたチームなので、終わらせるのはもったいないという気持ちです」

本作のテーマは手紙。ここで、猪塚から竹財へ感謝の手紙

竹財輝之助「泣きませんよ!」

画像1: 本作のテーマは手紙。ここで、猪塚から竹財へ感謝の手紙

猪塚から竹財への感謝の手紙

画像2: 本作のテーマは手紙。ここで、猪塚から竹財へ感謝の手紙

「映画が公開できること自体が奇跡だと思っています。昨日の公開初日に映画館で作品を観たのですが、初めて自分の映画で泣きました。それは、制作チームとのいろいろな思い出に触れて泣いているのか、作品そのものに泣いているのか。どちらの涙かは、わからなかったけれど、あえて自画自賛します。これはいい映画です。最高の恋愛映画だと思っています」

画像3: 本作のテーマは手紙。ここで、猪塚から竹財へ感謝の手紙

竹財輝之助「泣かないよ!(まじまじと便箋を見つめ)君の文字が好きなんだ」

画像4: 本作のテーマは手紙。ここで、猪塚から竹財へ感謝の手紙

最後にメッセージ

さ竹財輝之助「作品は観てもらうことで完成します。状況が許すなら、1 回とは言わず、何度も観てください。海外からも”観たい”という声が聞こえてい ます。今、観れる状況になくても諦めないでください。うちのスタッフは優秀なので、みなさんに観ていただける状況にしてくれるはずです。スタート時から応援して くれた方にも、今回の映画から応援してくれる方にも、みなさんにお礼が言いたいです。この場に立たせていただき、本当に幸せです。ありがとうございました」

STORY

官能小説の「口述代筆」。奇妙な出逢いをへて恋人になった、ポルノ作家・木島理生と大学生・久住春彦。
木島が田舎へ里帰りしてからも、文通で遠距離恋愛を続けていた二人だったが就職したての久住とすれ違い、気まずい空気に…。
そんな折、奇しくも再び腕を負傷した木島はかつてを思い出すように、地元で知り合った青年・静雄にペンを握らせる。
そこへ久住がやってきてしまい………。
君と生きて生きたいから…こじらせ作家の人生と愛をめぐるものがたり。

『劇場版ポルノグラファー~プレイバック~』

2021年2月26日(金)より新宿ピカデリーほか全国映画館にて3週間限定上映中

出演:竹財輝之助 猪塚健太 松本若菜 奥野壮 小林涼子 前野朋哉/吉田宗洋 大石吾朗

監督:三木康一郎

原作:丸木戸マキ「續・ポルノグラファー プレイバック」(祥伝社onBLUE comics)            

主題歌:鬼束ちひろ「スロウダンス」(ビクターエンタテインメント)

音楽:
小山絵里奈

製作:松竹開発企画部

配給:松竹映画営業部ODS事業室/開発企画部映像企画開発室

企画・制作:フジテレビジョン

公式ホームページ:https://pornographer-movie.jp

公式twitter:@pgpb_movie

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