稲垣吾郎主演舞台「サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-」が、4月23日からの上演を前に4月22日(木)公開ゲネプロを実施した。そして6月25日(金)〜6月27日(日)KAAT 神奈川芸術劇場での追加公演も決定した。

ロベスピエール、マリー・アントワネット、ルイ16世・・・。歴史に燦然と輝くフランス革命、その真裏で同時に進行していた知られざる真実が。
そう、彼らの首をはねたのは、一人の男・サンソンだった。本作は、宿命と戦いながら生き抜いた孤高の人物の物語。

18世紀のフランスに実在した死刑執行人シャルル=アンリ・サンソンを稲垣吾郎が演じる。
サンソンは4代目の死刑執行人として激動のフランス革命期を生きた実在の人物。代々続く死刑執行人という宿命を背負いながら、処刑人でもあり医師でもあった彼は「人間の生死を決められるのは神だけではないのか」、「死刑制度はなくさなければならない」と死刑廃止論を唱え、自問自答を続けた。

演出を白井晃、脚本を中島かずき(劇団☆新感線座付作家)、音楽を三宅純が手掛ける。
2015年から3度上演された稲垣吾郎主演舞台「No.9-不滅の旋律-」を作ったクリエイティブチームが本作で集結。

フランス革命の中心とも言うべきルイ16世には中村橋之助。このほかに橋本淳、牧島輝、落合モトキ、藤原季節、清水葉月ら若手俳優陣に加え、ベテラン勢に白井作品には久々の田山涼成、シャルルの父親に榎木孝明が出演する。

主演・稲垣吾郎(シャルル-アンリ・サンソン)コメント

久しぶりの新作舞台になり、良い緊張感で稽古を続けることができました。
フランス革命期に実在した死刑執行人“サンソン”は、僕がぜひ演じてみたいと思っていた人物でもあります。
重い時代の中でも、社会をよくするために職務に忠実に生きた、サンソンという人物を精一杯演じたいと思います。

演出 白井晃コメント

当初、このような時世の中で、これほどエネルギーを必要とする作品を作ることが本当にできるのか、大きな不安を持ちながら創作は始まりました。民主政治の源流となったフランス革命の熱と、その時期に実在したサンソンという死刑執行人の苦悩の物語を語るには、余りにも状況が不向きのような気がしたからです。
ムッシュー・ド・パリと呼ばれたひとりの男がたどった人生は、今の私たちからおよそ想像できないほど過酷なものだったはずです。しかし、その人生に迫ろうとキャスト、スタッフが懸命にリハーサルを積み重ねるうちに、人々が集まり創造するという演劇のもつエネルギーが、私たちをどんどん前へと引っ張ってくれ、初めあった不安は少しずつ消えていきました。そして、今、死神のように恐れられたシャルル-アンリ・サンソンを作り出す為に、献身的に惜しみなく力を発揮してくれた、キャスト、スタッフの結束力がもうすぐ実を結びます、きっと。

THE CAST

シャルル-アンリ・サンソン:稲垣吾郎

ルイ16世:中村橋之助

トビアス・シュミット:橋本 淳
ジャン-ルイ・ルシャール:牧島 輝
ナポリオーネ・ブオナパルテ:落合モトキ
ルイ-アントワーヌ・サン-ジュスト:藤原季節
エレーヌ:清水葉月

デュ・バリー夫人:智順
マチュラン・ルシャール:藤田秀世
グロ:有川マコト
ラリー-トランダル将軍:松澤一之

ジョゼフ・ギヨタン:田山涼成

シャルル-ジャン-バチスト・サンソン:榎木孝明
マクシミリアン・ロベスピエール

第一幕の模様

画像1: 第一幕の模様
画像2: 第一幕の模様
画像3: 第一幕の模様
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画像6: 第一幕の模様
画像7: 第一幕の模様

STORY

1766年、フランス。その日、有野高等法院法廷い一人の男が立っていた。
彼の名はシャルル-アンリ・サンソン(稲垣吾郎)。パリで唯一の死刑執行人であり、国の裁きの代行者として“ムッシュー・ド・パリ”と呼ばれる誇り高い男だ。パリで最も忌むべき死刑執行人としらずに、騙されて一緒に食事をしたと、さる貴婦人から訴えられた裁判で、シャルルは処刑人という職業の重要性と意義を、自らの誇りを懸けて裁判長や判事、聴衆に説き、弁護人もつかずたった一人で裁判の勝利を手にする。このときには父・撥スト(榎木孝明)も処刑人の名誉を守ったと勝利を祝う。
だが、ルイ15世の死とルイ16世(中村橋之助)の即位により、フランスは大きく揺れはじめ、シャルルの前には次々と罪人が送り込まれてくる。将軍、貴族、平民。日々の鬱憤を募らせる大衆にとって、処刑見物は、庶民の娯楽でもあった。
己の内に慈悲の精神を持つシャルルは、処刑の残虐性罪を裁く職務の間で、自身の仕事の在り方に疑問を募らせていく。
そこに、蹄鉄工の息子・ジャン・ルイ(牧島 輝)による父親殺し事件が起こる。実際は彼の恋人エレーヌ(清水葉月)への、父親の横恋慕がもつれた事故なのだが。彼を助けるべく友人たち、チェンバロ職人のトビアス(橋本 淳)、後に革命家となるサン-ジュスト(藤原季節)らが動き、シャルルはそこでさらに、この国の法律と罰則について深く考えることとなる。
さらに若きナポレオン(落合モトキ)、医師のギヨタン(田山涼成)ら時代を動かす人々と出会い、心揺さぶられるシャルルがたどり着く境地とは……。

舞台「サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-」

出演
稲垣吾郎 /中村橋之助
橋本 淳 牧島 輝 落合モトキ 藤原季節 清水葉月
智順 藤田秀世 有川マコト 松澤一之
田山涼成 / 榎木孝明

演出 白井 晃
脚本 中島かずき(劇団☆新感線)
音楽 三宅 純

原作:安達正勝『死刑執行人サンソン』(集英社新書刊)

公演日程・会場
【東京公演】2021年4月23日(金)~5月9日(日)東京建物Brillia HALL
*緊急事態宣言の発出により4/28~5/9の公演は中止となりました。
【大阪公演】2021年5月21日(金)~5月24日(月)オリックス劇場
【福岡公演】2021年6月11日(金)~6月13日(日)久留米シティプラザ
【横浜公演】2021年6月25日(金)〜6月27日(日)KAAT 神奈川芸術劇場

チケット料金:S席 13,500円  A席 10,000円

チケット一般発売日:
東京公演 3月20日(土)10:00 
大阪・福岡公演 4月17日(土)10:00
横浜公演 5月29日(土)10:00〜

公式ホームページ:www.sanson-stage.com
ツイッターアカウント:https://twitter.com/sansonstage

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