広瀬すず×松坂桃李のダブル主演で2022年に公開の映画『流浪(ルビ:るろう)の月』に横浜流星が出演することが発表された。

凪良ゆうによる原作「流浪の月」(東京創元社刊)は、2020年の本屋大賞を受賞し、同年の年間ベ ストセラー1 位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた傑作小説。

画像: 本屋大賞受賞のベストセラー小説の映画化『流浪の月』に横浜流星出演決定

9歳のときに誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗 (かない さらさ)を広瀬が、その事件の“加害者”とされた当時19歳の大学生・佐伯文(さえき ふみ) を松坂が演じる。
いつまでも消えない“被害女児”と“加害者”という烙印、そして事件の契機となったそれぞれの秘密を抱えたまま、15年後に再会した更紗と文の選んだ道とは?

恋愛、友情、家族愛......そんな既存の言葉では括れない、限りなく稀有な2人の関係性を描き出すのは、デビュー以来そのエモーショナルで骨太な作風で観客の心を鷲掴みにしてきた『悪人』『怒り』などの李相日(リ・サ ンイル)監督。更に本作には、『パラサイト 半地下の家族』『バーニング』『哭声/コクソン』『母なる証明』など、韓国映画史に残る作品を次々手がけてきた撮影監督・ホン・ギョンピョ、『キル・ビル Vol.1』『ヘイトフル・エイト』『フラガール』 『悪人』『三度目の殺人』など、世界を股にかけて活躍する美術監督・種田陽平ら、国境を越えた才能が集結している。

今回解禁となったのは、横浜流星の出演。
横浜流星が演じるのは、家内更紗(広瀬すず)の婚約者・中瀬亮。更紗を愛しながらも、彼女の過去を受け止め切れず自分を見失ってしまう、生々しい“人間”を 感じさせる役どころを演じる。もともと原作ファンである横浜は、「自粛中に原作に出会い、とても考えさせられた作品を李監督をはじめとした 素敵な方々と共に創ることができ、この上ない幸せを感じています」と語っている。

横浜、監督コメントは以下の通り。

横浜流星コメント

自粛中に原作を手に取り出会い、とても考えさせられた作品を李監督を初めとした素敵な方々と共に創ることができ、この上ない幸せを感じています。
とにかく李組に全力でぶつかって僕の中にまだある殻を破ることができたらなと思っています。
原作は文目線で読んでいましたが、話を頂いて亮目線で読むとまた見方も変わりました。
亮にも過去がありそれ故に、愛に飢え、愛を求めている。
脆く、人間らしい亮を僕が誰よりも愛し、全力で生きたいと思います。

横浜流星プロフィール
1996年、神奈川県生まれ。2011年俳優デビュー。2019年のドラマ『初めて恋をした日に読む話』では髪をピンクに染めた不良高校生・由利匡平役で話題に。以来、映画『きみの瞳が問いかけている』、ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』『私たちはどうかしている』など、主演作が引きもきらない今最もブレイクしている若手俳優の一人。今後の待機作に主演映画『DIVOC-12「名もなき一篇 アンナ」』、映画『あなたの番です 劇場版』、主演映画『嘘喰い』の公開を控えている

李相日監督コメント

横浜君の持つ不器用な真っ直ぐさが、亮と重なりました。
一途な思いは、時として他者を傷つけ、間違いを犯させます。
愛情に飢え泥臭く生きる姿を、クールなイメージの横浜君が全身で曝け出してくれるのを楽しみにしています。
まだ誰も見ていない横浜流星を見つけられますよう。

李相日監督プロフィール

日本映画学校(現:日本映画大学)の卒業制作作品『青〜chong〜』(99)がぴあフィルムフェスティバルでグランプリを含む史上初の4部門を独占。続く『BORDER LINE』(02)が新藤兼人賞金賞を受賞するなど高い評価を得る。『69 sixty nine』(04)、『スクラップ・ヘブン』(05)を経て、『フラガール』(06)で第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞。近作に、『悪人』(10/第34回日本アカデミー賞優秀作品賞)、『許されざる者』(13)、『怒り』(16/第40回日本アカデミー賞優秀作品賞)などがある。

STORY

雨の夕方の公園で、びしょ濡れの9歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2か月を過ごすことになる。が、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。
それから15年後。“傷物にされた被害女児”とその“加害者”という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。が、更紗のそばには婚約者の亮がいた。更紗の過去も受け入れた上で、彼女を見守ってきたつもりの亮だったが……

映画『流浪(ルビ:るろう)の月』

2022年全国ロードショー

原作:凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社刊)
主演:広瀬すず、松坂桃李
脚本・監督:李相日
製作幹事:UNO-FILMS(製作第一弾) 
共同製作:ギャガ、UNITED PRODUCTION
配給:ギャガ

(c)2022「流浪の月」製作委員会

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