9月16日(木)映画『人と仕事』の完成報告トークイベントが都内会場にて行われ、有村架純、志尊淳、森ガキ侑大監督が登壇した。

有村架純と志尊淳がコロナ禍の現代社会と向き合い「人」と「仕事」の真実に迫るドキュメンタリー映画『人と仕事』。

『新聞記者』(19)、『パンケーキを毒見する』(21)など、話題作を世に送り出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画し、有村架純と志尊淳の2人を迎え、コロナに打ちひしがれた日本の職場で、「エッセンシャルワーカー」 と呼ばれる保育士、介護士などの人々、その他、声なき仕事人達の現状をレポートするドキュメンタリー作品だ。

メガホンをとったのは、『さんかく窓の外側は夜』の森ガキ侑大監督。
元々は有村架純、志尊淳出演、森ガキ侑大監督で、保育士をモデルにした劇映画『保育士T』を2020年春に制作する予定だったが、2020年4月7日に第1回目の緊急事態宣言が発出されたことで、撮影協力を得ることができなくなり、企画が頓挫してしまった。そこで河村光庸エグゼクティブプロデューサーが「有村さんと志尊さんで、今の世の中を写し出すドキュメンタリーを作る」という企画を立案し、有村、志尊もそれに応じ本作が誕生した。コロナにより映画制作を断念せざるを得ない状況から生み出された本作はまさに、私たちが生きる“今”を描いたヒューマンストーリーとなっている。

2人の俳優が、決して役ではなく、一仕事人として、現代社会と向き合い、仕事の意味を再発見し、仕事とというものの価値を、改めて見出していく『人と仕事』が2021年10月8日(金)より全国3週間限定劇場上映となる。

9月16日(木)、完成報告トークイベントに有村架純、志尊淳、そして本作のメガホンを取った森ガキ侑大監督が登壇した。

冒頭の挨拶

有村架純「(ドキュメンタリー映画初挑戦で)右も左も分からないまま、前にだけ進んでいく状況だったけど、無事に森ガキ監督をはじめ、皆さんがこの映画を作ってくれまして、この日を迎えられました。」

志尊淳「このようなご時世ですが、このような完成披露の場を設けていただき、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします」

森ガキ監督「有村さんがおっしゃったように、迷子になりながら作って行った作品なんですけど、今の時代に作ってよかったなと思っています 」

本作への出演オファーを受けて

当初は保育士を題材にした劇映画を制作する予定だった本作だが、新型コロナウイルスの拡大を受けて制作を断念。その後キャスト・スタッフをそのままにドキュメンタリー映画への制作へとシフト
有村架純「こう言った状況になって、日々順応しなきゃいけない覚悟はあるけど、撮影できなくなったのはショックだし、自分も心の準備はしてたけど、それをドキュメンタリーにって言われたときに、自分の中でどう咀嚼しながら進めるのかって、不安でした 」

志尊淳「作品を絶やしたくない。作品をたやさないためにも精一杯取り組みたいと思いました」

画像1: ©︎2021『人と仕事』製作委員会

©︎2021『人と仕事』製作委員会

森ガキ監督「これ成立するのかなってドキドキしてて、有村さんと志尊君に、どういう方向に行くのか聞かれたんですよ。正直まだ分からないって話を言って、それを記録的にしていけば嘘偽りないものになっていくと 」 

インタビュアーに挑戦するにあたり、意識した点

有村架純「自分の好奇心だったり相手に興味を持つことを大事にして、そこから 話を広げられたらいいなって思った。寄り添いたい気持ちだけでした」

志尊淳「人と人との会話なので、テンポ間が大事だと思いました。あとは自分がされて嬉しいことをしようと思いましたね。それぞれの職業の方を調べて、相手のことを知ろうとしました 」

コロナ禍によって苦境に立たされた生活を根幹を支える「エッセンシャルワーカー」に取材

取材とともに実際にその仕事も体験して

志尊淳「色んな職業の方が持っている悩みを聞いて、正解はないですけど、聞いて感じたことを劇中でお話しさせていただきました」

有村架純「(保育士の体験を振り返り)とても楽しい時間を過ごさせていただいて、子供と触れ合ってすごいエネルギー をもらって元気になって帰りました。 毎日朝からお子さんが帰られるまで、帰ってからの事務作業までされていると、 より大変なんだろうな 。好きって気持ちがないと仕事は続けられないなって思いました」

画像2: ©︎2021『人と仕事』製作委員会

©︎2021『人と仕事』製作委員会

緊張したシーンについて

有村架純「皆さんに会う時は緊張します。喋りはそんなに得意じゃないので、監督にも心配事言いながら。皆さんと喋る時は緊張してました」

志尊淳「渋谷でゲリラで行こうって森ガキ監督となったんですけど、映ってませんけど10人くらいに無視されて、もう心が痛くて。そういう気持ちで、街頭インタビューされてる方っているんだろうなっていうことがわかりました。『メンタルもたないんで帰りたいです。』といってましたねランペ(笑)」

取材や体験を通して感じたことを有村架純と志尊淳が語り合うシーン

森ガキ監督「どうすれば2人が本音を語ってくれるのかなって。そこでカメラだけを置いて、ハラハラしながら2人に託した。その時に2人が真摯に映画に向き合ってる姿を見たときに河村さんと、新しい映画ができたかもねって話をしました」

画像3: ©︎2021『人と仕事』製作委員会

©︎2021『人と仕事』製作委員会

志尊淳「森ガキ監督からは『全然カットカットする』と言われたんですよ。それなら本音でぶつかってみてもいいかなと思ったんですけど、観たらもうガッツリ使われていて(笑)」

有村架純「結構使ってんなって思いました(笑)。一回話してみたら言葉が出てきて。きっと志尊さんは『こんなこと思ってるのかよ』って思ったかも知れないですけど」

最後にメッセージ

有村架純「本日はありがとうございました。仕事という存在は私にも無くてはならない、とても自分自身に影響を与えている存在です。皆さんと一緒に仕事という意味や価値を咀嚼しながら考えていけたら嬉しいです」

志尊淳「普段関わることがない人たちがどう感じているのか、価値観であったりとか考え方を皆さんと共有したいと思っています。 お時間がありましたら、どうぞご覧になってみてください」

森ガキ監督「一人でも辛い思いをしてる人が、ちょっとでも何かを考えるきっかけになればこの映画を作った意味があるし、希望の光が多くの人に届くと思っている。皆さんに是非見ていただけたらと思っています」

予告映像

画像: 映画『人と仕事』予告映像(10月8日3週間限定公開) youtu.be

映画『人と仕事』予告映像(10月8日3週間限定公開)

youtu.be

映画『人と仕事』

2021年10月8日(金)より3週間限定公開

■出演:有村架純 志尊 淳
■監督:森ガキ侑大
■企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
■製作:堀内大示 森田圭
■プロデューサー:長井龍 小松原茂幸 花田聖
■音楽:岩代太郎
■編集:鈴尾啓太
■編集助手:藤井遼介
■撮影:森ガキ侑大 Junpei Suzuki 西山勲 佐野円香 森 英人/小松原茂幸 山崎裕
■録音:森英司 黒木禎二
■歌:吉田美奈子& W.I.
■作詞:土城温美
■制作:スターサンズ
■配給:スターサンズ/KADOKAWA
■製作:『人と仕事』製作委員会
©︎2021『人と仕事』製作委員会

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