12月3日公開となる中山優馬5年ぶりの主演映画『189』の完成披露イベントが11月18日都内会場にて行われ、主演の中山優馬をはじめとしたキャスト陣に加え、主題歌を担当の降幡愛、メガホンをとった加門監督が登壇し、本作の想いなどトークを展開した。

全国には児童相談所が設置され、多くの児童虐待が報告されているが、その報告件数に対し、現場を支える児童福祉司の人数は決して多くない。年々増加する児童虐待から<いちはやく>子供を助けることができるよう設けられたのが、児童相談所虐待対応ダイヤル“189(いちはやく)”だ。

本作は、問題解決の一途を担えればという願いが込められた作品。
ダイアル“189”に助けを求める小さな命を救うために奔走する児童虐待対策班を通じて、社会問題を描くヒューマンドラマ。

主演を務める中山優馬が演じるのは、"新米児童福祉司"。
共演に夏菜、前川泰之、灯敦生、太田結乃、 滝川広志(コロッケ)、寺西拓人、平泉成、吉沢悠が出演する。

この完成披露イベントに登壇したのは、中山優馬、夏菜、吉沢悠、前川泰之、灯敦生、太田結乃、 滝川広志(コロッケ)、 寺西拓人と、主題歌「東から西へ」(Purple One Star)を歌う降幡愛、加門幾生監督の総勢9名。

冒頭の挨拶

中山優馬「中山優馬と申します。(.会場:拍手)本日はみなさん、どうもありがとうございます。こうしてこの映画がみなさんに観ていただけたんだと、作品の1歩をきれた今日だと思っています。ありがとうございます。この作品はヘビーなところも出てきますが、実はみなさん優しい人ですので(笑)。(会場:(笑))。今日は少しの時間ですけど、楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いいたします」

画像1: 冒頭の挨拶

夏菜「秋庭詩音役を演じさせていただきました夏菜です。本日は本当にお越しいただきありがとうございます。私は割と漫画原作作品への出演が多いのですが、こうして今日本で起きている現状を映画にしたような作品に出演するのはたぶん初めてだと思います。すごく緊張しましたし、この作品に出演することを責任感を感じて今ここに立っています。みなさんどんなふうに映画を観て感じられたか、一人ひとりお話をお聞きしたいところですが、みなさんの顔を見て感じられたらいいなと思っています。よろしくお願いいたします」

画像2: 冒頭の挨拶

吉沢悠「増田勝一を演じさせていただきました吉沢悠です。本日はお集まりいただきありがとうございます。僕自身もこの映画で「189」という緊急ダイヤルがあることを知りました。この映画を通じて多くの方々に知っていただけたらなと思っております。よろしくお願いいたします」

画像3: 冒頭の挨拶

前川泰之「安川を演じさせていただきました前川泰之です。お越しいただきありがとうございます。この作品に臨むにあたって監督はじめ、キャスト、スタッフのみなさんが強い信念と責任感を持って臨んだ作品ですので、できるだけたくさんの方に観ていただきたいなと強く思っています。僕が演じた安川というチーフはすごく全体の輪を大事にする人間で、新米で入ってきた中山(優馬)くん演じる大河を、すごく目をかけて面倒を見るんですけど、今回初めて共演させていただいたんですけど、初めて現場でお会いした中山くんはとにかく実直な真っ直ぐな目をした人だったので、きっと中山ファンのみなさんはその目にやられているんだろうなと思うんですけど、本当に彼そのものを僕は見守るようなイメージで演じさせていただいて、やりやすかったなと感じています。今日はよろしくお願いいたします」

画像4: 冒頭の挨拶

灯敦生「星羅の母・増田典子を演じました灯敦生です。今日はご覧いただきありがとうございます。劇中では、笑うこともなく厳しく当たっていたんですが、今日会ったら星羅がすごく優しく微笑みかけてくれて、今日楽しみにやってきました。短い時間だと思いますが、よろしくお願いします」

画像5: 冒頭の挨拶

太田結乃「増田星羅を演じました太田結乃です。今日はお集まりいただきありがとうございます。(会場:拍手)虐待の映画を初めてやって、とても辛かったんですけど、みなさんとても優しかったので、いい作品が、できたんじゃないかと思っています。今日はよろしくお願いします」

画像6: 冒頭の挨拶

滝川広志「えっと。緊張して。(会場:(笑))本当に私がこの役(児童相談所所長役)でいいのでしょうかと、監督にも言いまして、たぶん出てきた瞬間に笑う方がいるんじゃないかとか、変な顔するんじゃないかとか、そっちの不安のほうが先にきました。でもすごく現場ではみなさんに守られてやらさせていただきまして、今までにない、コロッケではなく、滝川広志として出させていただいたこと、本当にありがく思いますし、こうしてお越しいただいてありがたいと思います。この189というのは、社会問題ですし、私もいろんな施設に行ったりもしまして、そうすると子どもたちが寂しい目をして、大人を見る目が違うんですよね。変なふうに見てしまう、裏切られた子たちがたくさんいます。ですから、観ていただいた方、マスコミの方、日本全国に少しでも多く伝えていただければと思います。今回は変な顔しなくていいんですか?と聞いたら余計なことはやらなくていいと言われました。一生懸命頑張らさせていただきました滝川広志でした」

画像7: 冒頭の挨拶

寺西拓人「木村来夢役の寺西拓人です。本日はありがとうございます。(会場:拍手)こちらにいらっしゃるみなさま方に比べますと、出演時間が大変短くてですね、一応紹介しておきますと、序盤でブチギレていた金髪の男です。この映画がたくさんの方のもとに届くといいなと思っております。本日はよろしくお願いいたします」

画像8: 冒頭の挨拶

降幡愛「映画『189』の主題歌「東から西へ」を歌わせていただきました降幡愛です。本日はみなさま、ありがとうございます。私自身初の映画主題歌で、映画『189』に関われたこととても嬉しく思っております。本日はみなさまよろしくお願いいたします」

画像9: 冒頭の挨拶

加門監督「かわいらしいアニメ声の降幡さんのあとに、だみ声ですみませんね(笑)。監督の加門と申します。(会場:拍手)ついにですね、12月3日公開を迎えるなとつくづく実感しております。なんとか多くの方々に観ていただきたいという思いでいっぱいです。何卒よろしくお願いいたします」

役づくり

新米児童福祉士を演じるにあたっての役づくり

中山優馬「今回僕が演じさせていただいた坂本大河という役は、台本を読んだ時から、多くの方が僕の発するセリフや行動に共感をしていただけるんじゃないかなというのが第一印象だったので、普通の正常な人間のメカニズムからすると多く方が、坂本大河を共有できるんじゃないかなと思いましたので、僕もその中のひとりでした。役づくりという意味では大変だったという印象はないです。自分が虐待される役をもう何年も前ですがドラマでやらせていただいた時の印象がすごく濃くて、今でも鮮明に覚えていて、星羅ちゃんが虐待されている感情というか想いみたいなのがすごくわかる気がしていて、この役の熱量にもつながったかなと思いますね」

母になる夏菜、作品に携わる心境

夏菜「この映画を撮影している時はまだ結婚も妊娠もしていなかったので、まさか1年後こうやってここに立っているとはという感じなんですけど。妊娠して思うのは、やっぱり孤独をかんじているお母さんやお父さんって実はいっぱいいて、子育ては私はまだ右も左もわからないですけど、虐待することは良くないことだし、絶対にダメなことなんですけど、子どもを救ってあげるのと同時にお父さんとお母さんも救ってあげなくちゃいけないんだろうなというのは、妊娠してからすごくわかるようになりまして。というのもいろんな妊婦さんがいて、まだお腹の中にいるけど親になる自信がありませんという方が結構たくさんいらっしゃって、私もその気持ちがよくわかるんですよ、だから虐待ってしたくてするものじゃないじゃないですか。だから苦しんでるとか悩んでるようなお母さんがいたら、そばで寄り添ってあげたいなというふうに、私も妊娠してから思うようになりました」

3人の子どものお父さんである前川泰之、作品に関わって感じたこと

前川泰之「夏菜さんの話にもあったように、長女が14歳になりましたけど、親として何が正解か未だにわからないこともあるし、子どもが生まれて親になったから、じゃあ何かができるようになるかといったらそうじゃなくて、親としての位置からスタートしなくてはいけないという部分もあるし、不安とか特にこういうじ 時代になると孤独を感じる人たちがすごく多いなというのは共感」

STORY

東京都多摩南児童相談所虐待対策班で働く新人児童福祉司の坂本大河(中山優馬)は、ある日、シングルマザーの母親に虐待され、一時保護所にいた4歳の藤沢芽衣を母親の元に帰す現場に立ち会う。翌日、大河は芽衣が亡くなったと知らされショックを受ける。 上司の安川(前川泰之)から休養を取るように言われる大河だが、生前の芽衣が「家に帰りたくない!」と訴えていた姿を思い出し苦悩した末、辞表を手に職場へ向かう。その時、父親にひどい虐待を受け、病院に搬送 された6歳の増田星羅(太田結乃)の元へ向かってもらえないかと職場から電話が入る。病院で面会した大河に星羅は、「いまのパパはいらない......家に帰りたくない」と告白する。父親の勝一(吉沢悠)は、星羅の傷は 「娘が自分でやったこと」と虐待を否定。大河たちが星羅を一時保護すると告げると、「星羅は私の娘だ!連れ て帰る!」と怒鳴り出す。医師から星羅の傷は、虐待によるものである可能性が高いと聞かされた大河は、星羅を一時保護所に預け、弁護士の秋庭詩音(夏菜)と共に虐待の事実を立証し、勝一と妻の典子(灯敦生)の親権を停止にできないかと奔走するのだが......。

映画『189(イチハチキュウ)』

12月3日(金)、グランドシネマサンシャイン池袋、イオンシネマ他にて全国公開

出演:中山優馬(主演)
夏菜 /前川泰之 灯敦生 太田結乃 滝川広志 寺西拓人/ 平泉成 吉沢悠

主題歌:降幡愛「東から西へ」(Purple One Star)
監督:加門幾生
脚本:長津晴子
配給:イオンエンターテイメント
HPアドレス : http://189movie.jp/
SNSアカウント :@189movie
©映画「189」製作委員会 ヴァンズピクチャーズ

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