長浦京によるハードボイルド小説「リボルバー・リリー』が実写映画化されることが決定した。

第19回大藪春彦賞受賞のハードボイルド作家として活躍する⻑浦京が描く『リボルバー・リリー』(2016 年初版)が、映画化。
かつて「最も排除すべき日本人」 と呼ばれた美しき元諜報員・小曽根百合は、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・細見慎太との出会いによって戦場へ。関東大震災後の東京を生き抜く先に、帝国陸軍の精鋭たちが2人を追う。終息の地は訪れるのか!?

原作ファンから映像化が切望された『リボルバー・リリー』の映像化権利を東映が獲得した。
『孤狼の血』『孤狼の血 LEVEL2』、清水崇監督の“恐怖の村”シリーズ(『犬鳴村』『樹海村』『牛首村』)、『シン・仮面ライダー』をてがけた紀伊宗之プロデューサーが、監督に行定勲を指名。

『GO』(01)で第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞後、『きょうのできごと』(04)、『世界の中心で、愛を さけぶ』(04)、『北の零年』(05)、『パレード』(10)、『リバーズ・エッジ』(18)、『劇場』(20)、『窮鼠はチー ズの夢を見る』(20)など、数々のヒット作を世に送り出した行定勲監督が、ハードボイルド・アクション超大作に挑む。

監督、プロデューサーからのコメントが到着した。

行定勲監督コメント

画像: 行定勲監督コメント

アクション映画を俺に?面白い!やりたい!⻑浦京氏の原作小説を貪るように一気に読んだ。関東大震災直下の東京での市街戦。その中心に立つ女の凛とした姿と、その奥底に隠された哀しみに想いを馳せながら、女性が戦場に立ち、耽美な闘いを繰り広げる活劇にしたいと強く思いました。しかし、どうやって撮るんだ?!の連続。不安だらけだが、それに打ち勝つスタッフは揃った。新しい闘いが始まります!

監督:行定勲
1968年生まれ、熊本県出身。2000年『ひまわり』が、第5回釜山国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞し、演出力のある新鋭として期待を集め、01年の『GO』で第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞を始め数々の映画賞を総なめにし一躍脚光を浴びる。04年『世界の中心 で、愛をさけぶ』は興行収入85億円の大ヒットを記録し社会現象となった。以降、多数の大ヒット作を手掛けながら、現在は自身がディレクターを務める《くまもと 復興映画祭》で熊本の復興にも精力的に関わる。

プロデューサー・紀伊宗之 コメント  

ここまで来るのに5年ぐらいかかりました。
どうすれば、自分が見たいなと思う作品になるんだろうか?そんな時に「あ、行定さんのアクション見てみた い」って事でここまで来ました。東映っぽい女性ヒーローを誕生させますよ!
強く美しくしなやかに。

『リボルバー・リリー』(講談社文庫)原作:⻑浦京

©⻑浦京/講談社

原作:⻑浦京
1967年埼玉県生まれ。
法政大学経営学部卒業後、出版社勤務などを経て、放送作家に。その後、闘病生活を送り、退院後に初めて書き上げた『赤刃』で、2011年第6回小説現代⻑編新人賞を受賞。2017年本作で第 19回大藪春彦賞を受賞。2019年『マーダーズ』(講談 社)で第2回細谷正充賞受賞。2021年『アンダードッ グス』(KADOKAWA)で第164回直木賞候補、第74回日本推理作家協会賞候補となる。近著に『アキレウ スの背中』(文藝春秋)がある。

STORY

大正末期、時は 1924 年。関東大震災後の東京は、鉄筋コンクリートのモダンな建物が増え、最大規模となった花街など、活気あふれる賑わいを見せていた。
16歳からスパイ任務に従事し、東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与した経歴を持つ元敏腕スパイ・百合。現在は花街の銘酒屋で女将をしている。一方、家族を殺害され、父親から託された陸軍資金の鍵を握る少年・慎太。慎太から助けを求められたことで、陸軍から追われる身となった2人...。復興で活気づく東京や関東近郊の逃避先を舞台に、最大のクライマックスである百合と慎太“たった2人 VS.帝国陸軍1000人”の壮絶な6日間のバトル。

映画『リボルバー・リリー』

2023年公開予定

監督:行定勲
企画プロデュース:紀伊宗之
原作:⻑浦京『リボルバー・リリー』(講談社文庫)
配給:東映
映画公式サイト:https://revolver-lily.com/

This article is a sponsored article by
''.