「ハリポタ」新シリーズ開幕編として大ヒットとなった「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」がついに4月19日にBlu-ray&DVDとして登場!!当然のごとくこの作品は「ハリポタ」シリーズと同じ世界観の中で展開します。どこがどんなふうにつながっているのか、詳しく紹介していきましょう。
本文:平沢 薫 (デジタル編集:mari)

ニュートはとっくに登場していた!

ニュートを俳優が演じるのは本作が初めてだが、ニュートはこれまでも「ハリポタ」世界に登場していた。

まず、ニュートがこの映画でも執筆中の著作「幻の動物とその生息地」は、ハリー・ポッターたちのホグワーツ魔法魔術学校の魔法生物飼育学の指定教科書。この教科書は映画にも登場していた。さらにニュートは、魔法世界のお菓子"蛙チョコレート"のおまけカードになっている、有名な魔法使いや魔女の一人。映画でロンがおまけカードを集めている。そして、その姿も映画の画面に登場。ホグワーツの校長室には歴代校長の肖像画が飾られているが、ニュートはその一人。

ホグワーツの校長室には歴代校長の肖像画が(「ハリー・ポッターと秘密の部屋」)

肖像画は「秘密の部屋」「炎のゴブレット」などに登場している。また「アズカバンの囚人」の「忍びの地図」には名前が書かれていた。そして設定では「ハリポタ」キャラともリンクあり。彼の孫のロルフは、ハリーの友人、ルーナ・ラブグッドと結婚している。

ニュートの孫はルーナ・ラブグッドと結婚する(「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」)

登場人物がリンク!

後のホグワーツの校長ダンブルドア は、MACUSAの役人グレイブスのセリフの中に登場。彼がニュートを尋問している時に、ニュートを退学から守ろうとした教師の名前として出てくる。

グレイブスがニュートを尋問するシーンでダンブルドアの名が

また、ニュートがリタ・レストレンジの写真を持っているのを見て、クイニーが「あの家は…」と顔を曇らせたレストレンジ家は「不死鳥の騎士団」から登場している、ヘレナ・ボナム・カーターが演じた過激な女性死喰い人、ベラ・レストレンジでおなじみ。

死喰い人ベラ・レストレンジはリタの子孫(「ハリー・ポッターと謎のプリンス」)

彼女はブラック家から嫁いだが、夫も義弟も死喰い人。この一家は魔法世界の書物「純血一族一覧」で、間違いなく純血の血筋とされた聖28一族の一つでもある。そして、今回の重要人物、闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドは「死の秘宝PART1」に登場済み。

グリンデルバルドはパーシバル・グレイブスという偽名だが……

ただしチラッとだけの登場で、若い頃の彼は「トワイライト」サーガの英国男優ジェーミー・キャンベル・バウアーが、老人時代は「カルテット!人生のオペラハウス」のマイケル・バーンが演じていた。映画「死の秘宝」では死の秘宝の一つ、ニワトコの杖を盗んだ人物として描かれただけだが、原作には、若い頃にダンブルドアの親しい友人となるが、ある衝撃的な出来事により決別し、闇の魔法使いとなった後の1945年にダンブルドアと決闘したことが描かれている。原作には書かれていないが、原作者ローリングが、若い頃のダンブルドアはグリンデルバルドに片思いしていたと発言したのも話題を集めた。「ファンタビ」でのグリンデルバルドの偽名、パーシバル・グレイブスの"パーシバル"がダンブルドアのミドルネームなのは、彼を意識しているせいかもしれない。ローリングは「ファンタビ」続編で2人の決闘を描くと発言している。

時代/用語/アイテムがリンク!

同じ世界なので時間軸は一緒。「ファンタビ」は1926年12月6日から8日の出来事で、後にヴォルデモート卿になるトム・リドルは同年の12月31日にロンドンで生まれている。ハリーは1980年生まれなので、彼が生まれる54年前の出来事だ。用語も同じで、マグル、闇祓い、闇の魔法、死喰い人といった言葉が出てくる。そしてアイテムも共通。グレイブスがクリーデンスに与えるペンダントは、「死の秘宝PART1」でルーナの父親がつけていた“死の秘宝”のペンダントと同じデザイン。

ルーナの父親が“死の秘宝”ペンダントをつけていた(「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」)

これはグリンデルバルドが好んで使ったデザインで、グレイブスの正体のヒントになっている。また、ニュートは、新セーレム救世軍の街頭演説に通りかかって「あなたは探究者(シーカー)ですか?」と聞かれて「チェイサーです」と答えるが、彼が言ったのは球技クィディッチのポジションのこと。シーカーはチームに一人いてスニッチを捕まえる役(得点150点)。チェイサーはチームに3人いて赤いボールをゴールに入れる役(得点10点)。ちなみにハリーはシーカーだった。

ハリー・ポッターはクィディッチのシーカーだった(「ハリー・ポッターと賢者の石」)

呪文がリンク!

 同じ世界なので呪文も同じ。「ハリポタ」シリーズでおなじみの呪文が続々登場する。

ハーマイオニーが「賢者の石」で使った「アロホモーラ(開け)」や「ペトリフィカス・トタルス(石になれ)」は、ニュートが銀行で使っている。また、人間に魔法関連のことを忘れさせる呪文「オブリビエイト(忘れよ)」は、何度もジェイコブがかけられそうになる。他にも「アクシオ(来い)」「レパロ(直れ)」「アベルト(解鍵せよ)」などが使われる。ニュートが最後に悪人の正体を暴く時の呪文は「レベリオ(現れよ)」だ。

種族&魔法生物がリンク!

「ハリポタ」と同じ世界なので住んでいる種族も同じ。「秘密の部屋」から登場しているドビーと同じ屋敷しもべ妖精は、「ファンタビ」では酒場のバーテンダーや魔法省のエレベーターボーイとして登場。

召使ではなく自分で働いているところがアメリカ的?また、ゴブリンは「賢者の石」から銀行を管理している種族だが、「ファンタビ」ではティナの情報提供者ナーラクがこの種族。

違法商人だが"宝物を守る"という性格は変わらない。ニュートのトランクの中の水球の中にいる水魔グレンデローは「炎のゴブレット」では第2の課題に登場。本作で映画初登場のボウトラックルとニフラーは原作「アズカバンの囚人」「炎のゴブレット」の授業に出てくる。

画像: Blu-ray&DVD『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』トレーラー 4月19日リリース youtu.be

Blu-ray&DVD『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』トレーラー 4月19日リリース

youtu.be

「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」
Blu-ray&DVDセット

WBHE/4月19日発売、3990円+税(2枚組)、4K UHD&3D&2D BDセットは7990円+税(3枚組)、3D&2D BDセットは6990円+税(2枚組)、DVDは2990円+税で同時発

特典=魔法動物カード封入、新たな魔法時代の幕開け、新たなキャラクターたち、魔法動物たち、デザイン、未公開シーン集

wwws.warnerbros.co.jp

「ハリー・ポッター」コンプリート 8-Flim BOX

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