海抜3000メートルを超えるチベット高原で半農半牧の暮らしを営む一家。母親に赤ちゃんができたため自分が愛されなくなってしまうのではと不安になる娘。ある事件がきっかけで自分の父を許せないでいる父親。祖父、父、娘の家族三代それぞれの心情を、チベットの大自然の中に描き出した家族ドラマ。各国の映画祭で注目を集めるソンタルジャ監督の長編第二作で、日本で初めてのチベット人監督による劇場公開作となる。
画像1: ©Garuda Film

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羊の放牧とわずかな畑仕事で暮らしている父親グル(グル・ツェテン)と母親ルクドル(ルンゼン・ドルマ)、そして娘のヤンチェン(ヤンチェン・ラモ)。グルの父は村から離れた洞窟でひとり仏教の修行に励み、人々から“行者さま”と呼ばれ尊敬されている。だが四年前のある出来事がわだかまりとなり、グルは父を許せないでいる。行者さまの具合が悪くなり村の皆が見舞いに行った時も、グルはどうしても顔を見る気になれず、ヤンチェンを洞窟に向かわせた。

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夏まだ早くに、放牧地に移動した一家。だが狼が出現し羊が襲われた。ヤンチェンは母羊を亡くした子羊をジェシャと名付け自分で世話をする。そんな時、ヤンチェンは母のお腹に赤ちゃんがいることを知り、母に愛されなくなってしまうのではと不安に駆られてしまう。季節は変わり、勇気を出して再び父のもとを訪ねるグル。果たして彼らは和解することができるのか。

【作草原の河】4月29日公開!!

画像: 『草原の河』予告編 www.youtube.com

『草原の河』予告編

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