様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作『万引き家族』が6月8日(金)より全国公開。先日、第71回カンヌ国際映画祭(5月8日(火)~5月19日(土)開催)【コンペティション部門】へ正式出品されることも話題を呼んだ本作の本予告映像が解禁された。
画像: 演技派俳優が魅せる圧巻の演技に息をのむ!『万引き家族』本予告映像解禁

人と人との関係が希薄な今の時代に、真の “つながり”とは何かを問う

本作で描かれるのは、東京の下町で質素に暮らす、一見ありふれた家族。しかし、彼らは生計を立てるため、家族ぐるみで軽犯罪を重ねていたのだったー。犯罪でしかつながれなかった家族の “許されない絆”が、ある事件をきっかけに衝撃の展開を迎える。人と人との関係が希薄な今の時代に、真の “つながり”とは何かを問う、心揺さぶる衝撃の感動作だ。

息子と協力して万引きを重ねる父・治をリリー・フランキー、その妻・信代を安藤サクラ、彼女の妹・亜紀を松岡茉優、家族の“定収入”として年金を当てにされる祖母・初枝を樹木希林が演じ、さらに、池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴、柄本明、緒形直人、森口瑤子ら実力派俳優たちが集結。そしてオーディションで抜擢された城桧吏(じょう・かいり)と佐々木みゆの2人の子どもたちが瑞々しい表情を見せている。劇伴音楽は細野晴臣。

画像: 『万引き家族』本予告 youtu.be

『万引き家族』本予告

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このたびカンヌ出品決定後の最新映像が解禁。スーパーで、ハンドサインを出しあい、カバンにお菓子を忍ばせ、車からバッグを盗み去る父子に、「都会の片隅で暮らす、5人の家族、彼らの家業は犯罪でしたー」とナレーションが重なる。そして、寒空の下で震える少女を見かねて連れ帰ってきてしまう―「誘拐だよ、あれ」とさらなる犯罪を匂わせつつも、家族として育てることに。「選ばれたのかな、あたしたち」と話しながら、家族全員で海ではしゃぐ幸せな時間が流れる。

しかし、少女行方不明のニュースが流れると事態は一転、取り調べと思われるシーンでは、「他に教えられることがなんにもないんです」と呆然と話すリリー・フランキー、涙ながらに「拾ったんです。捨てた人は、他にいるんじゃないですか?」と話す安藤サクラの表情が、更なる家族の秘密と、衝撃の展開を予感させる。

万引き家族
6月8日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:ギャガ
©2018『万引き家族』 製作委員会     g

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