本年3月17日(土)~5月4日(金)まで東京・名古屋・神戸で開催された「イスラーム映画祭3」で日本初公開され好評を博したパレスチナ映画『ラヤルの三千夜』が6月16日(土)より1週間、渋谷ユーロスペースにて緊急公開されることが決定した。

イスラエルの刑務所で子どもを産んだ、女性たちの実話

本作はイスラエルの刑務所で子どもを産んだ、女性たちの実話の映画化。物語の舞台は1980年、ヨルダン川西岸地区ナブルス。パレスチナ人の女性教師ラヤルは、爆弾テロを起こした少年をかくまったとして、イスラエルの刑務所に収監され、裁判も虚しく懲役8年(約3000日)を宣告されてしまう。

監獄は、パレスチナの政治犯とイスラエルの犯罪者がいがみあう、かの地の縮図のような世界だった。絶望の日々のなかで、身ごもっていたラヤルはやがて子どもを産むが、パレスチナ人の待遇はますます酷くなる一方だった。そして息子のヌールが2歳になった頃、レバノンの首都ベイルートの難民キャンプでパレスチナ人の虐殺が発生※。怒りが沸点に達した女性囚たちはついにハンガーストライキを決行する…。

※サブラ・シャティーラの虐殺
1982年9月16日から18日の間に行われた、レバノンの親イスラエル派民兵組織によるパレスチナ難民の大量虐殺事件のこと。

さる5月14日に行われた米大使館のエルサレム移転に抗議するパレスチナ自治区ガザでのデモにイスラエル軍が発砲し、100名を超える死者が出た事に対する抗議の意味を込め、急遽決定した企画だ。

【開催概要】※東京のみ

会期 : 2018年6月16日(土)~22日(金)※連日19時より1回のみ
会場 : 渋谷ユーロスペース
主催 : イスラーム映画祭、ユーロスペース

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