公開からわずか3か月で全米の歴代興収3位にまで入った、規格外れのヒットぶりを見せる「ブラックパンサー」。世界興収でも第9位に入っており、どこまでその数字を伸ばすかが注目されています。今回は製作の裏側や充実したキャスト陣をご紹介。

作品のあらすじはこちら

「ブラックパンサー」はいかにして作られたのか

2018年7月4日に発売された『「ブラックパンサー」MovieNEX』に収められている1時間近い特典映像では、さまざまな製作の裏側を知ることができます。今回は特別に、その概要と舞台裏の光景をご紹介。

実際にアフリカを訪れたクーグラー監督

見逃せないのはやはりメーキングにあたる「製作の舞台裏」と、監督とプロデューサーが原作コミックのクリエーターたちと座談会を行なった「〝ブラックパンサー〞という文化」だろう。

「製作の舞台裏」は4パートに分かれており、最初の「最高の国王誕生!」では1960年代の公民権運動が盛り上がっていた時期に、スタン・リーとジャック・カービーが〝ブラックパンサー〞という当時としては斬新なヒーローを生み出したことが語られ、50年後にようやく映画化されるにいたった点についても触れられている。

画像: ワカンダは複数の部族で構成されている

ワカンダは複数の部族で構成されている

続く「ベールを脱いだ国」は映画の主な舞台となるワカンダについて。ライアン・クーグラー監督は、脚本を書くために実際にアフリカの地を訪れ、ワカンダに実在する国のような雰囲気を持たせることに腐心したという。ワカンダは複数の部族によって構成される国であるため、それぞれの部族の特徴をはっきりさせ、見せるべき伝統についても様々な工夫を凝らしたようだ。ここでも多様性が作品のテーマの一つになっていることが明かされている。

女性たちの存在感とヴィブラニウムの持つ意味

画像: 女性リーダーが第一線に立っている

女性リーダーが第一線に立っている

次の「輝く戦士たち」では、第一線に立つ女性リーダーたちについて語られる。天才科学者である国王の妹シュリ、国王親衛隊の隊長オコエは独立心旺盛、そしてかつてティ・チャラの恋人だったナキアはジェームズ・ボンド的な要素も持っていることが語られていく。いずれもティ・チャラとは対等な関係性を持っているのだ。

最後の「ヴィブラニウムの力」は、この映画のキーアイテムであるヴィブラニウムという物質についての解説。この鉱石があることによってワカンダは技術的に発展し、この鉱石を守るためにワカンダは国を閉ざしてきた。だが新たな国王となったティ・チャラは、それまでの方針に疑問を持つようになり、世界のためにヴィブラニウムを役立てようと思うようになっていくのだ。

画像: ティ・チャラはそれまでの方針に疑問を覚える

ティ・チャラはそれまでの方針に疑問を覚える

映画を支えたキャラクターたち

さて、大ヒットを支えたのは、充実したキャスト陣の力あってこそ。主要人物5人を見てみましょう!

ブラックパンサー/ティ・チャラ

画像: ブラックパンサー/ティ・チャラ

アフリカの小国ワカンダの新たな国王。産出するヴィブラニウムを悪用されないため、ブラックパンサーとして国を守る責務を持つ。

演じたのは、チャドウィック・ボーズマン

1976年11月29日生まれ。2003年から俳優活動を始めているが、注目されたのは「42世界を変えた男」(13)に主演した頃から。その後「ジェームズ・ブラウン最高の魂を持つ男」(14)などに出演。「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(16)でブラックパンサー役に抜擢された。

エリック・キルモンガー

画像: エリック・キルモンガー

武器商人クロウと結託してヴィブラニウムを狙う元アメリカの秘密工作員。ワカンダの秘密を知る謎の存在で複雑な出自を持つ。

演じたのは、マイケル・B・ジョーダン

1987年2月9日生まれ。12歳で子役としてデビュー以来TVで活躍、2012年に出演した「クロニクル」で映画界からも注目された。ライアン・クーグラー監督とは「フルートベール駅で」(13)「クリードチャンプを継ぐ男」(15)でも組んでいる。他の出演作に「ファンタスティック・フォー」(15)など。

ナキア

画像: ナキア

ティ・チャラの幼馴染で元恋人。ヴィブラニウムの秘密を狙う外敵を阻止するためスパイとして世界各国に潜入、国王を支える。

演じたのは、ルピタ・ニョンゴ

1983年3月1日、メキシコ生まれ。1歳でケニアに戻る。成長後アメリカに渡り、舞台を経て映画スタッフとなった。女優デビューは2008年。初の大作「それでも夜は明ける」(13)でアカデミー助演女優賞受賞。「スター・ウォーズ」の新シリーズや「ジャングル・ブック」(16)にも出演している。

シュリ

画像: シュリ

ティ・チャラの妹のワカンダ王女。好奇心旺盛な若き天才科学者で、ヴィブラニウムを使いブラックパンサーのスーツも改良した。

演じたのは、レティーシャ・ライト

1993年10月31日、ガイアナ生まれ。2011年からTVに出演するようになり、映画は2012年に初出演。MCU作品以外ではリーアム・ニーソン主演の「トレイン・ミッション」(18)、スティーヴン・スピルバーグ監督の「レディ・プレイヤー1」(18)といった話題作に立て続けに出演している。

オコエ

画像: オコエ

国王の親衛隊ドーラ・ミラージュの隊長にして最強の戦士。王家からの信頼も厚く、ティ・チャラが王子の頃から面倒を見ていた。

演じたのは、ダナイ・グリラ

1978年2月14日生まれ。2004年からTV出演を始め、2009年の「扉をたたく人」で映画デビュー。第3シーズン(12)から出演した人気TVシリーズ「ウォーキング・デッド」のミショーン役でブレークした。映画の出演作は他に「オール・アイズ・オン・ミー」(17)などがある。

ブラックパンサー関連情報はこちらから!

大ヒットの理由徹底解説や、マーベル作品年表など、とっておきの情報満載です!

This article is a sponsored article by
''.