身長1.5㎝の最小ヒーローが相棒ワスプを得てサイズ自在の活躍をするバディー・アクション「アントマン&ワスプ」。主演のふたりに作品について話を聞くことができた。

アントマン&ワスプについてはまずこちらをチェック!

主演のふたりは何を語る?

『スコットは何よりもまず自分を父親として考えてるんだ』ーポール・ラッド

一作目に続きスコットはアントマンとして活躍するが、果たして彼は自分がヒーローであることをどう思っているのだろう。

『スコットというキャラクターで僕が気に入ってるのは、彼がヒーローとして活動する時にとても控え目なところなんだ。アントマンになるということが彼にとって最高のことかどうか、彼は自分でもはっきり分からないんだ。彼が巻き込まれたトラブルを考えてみると無理もないと思うね。スコットは何よりもまず自分自身のことを父親として見ているんだよ。映画の最初では彼は自宅謹慎状態で家から出ることができない。だから自分の家の中で何とかして娘を楽しませようとする。だから家の中に迷路があったりするのさ』

アントマンを演じるようになって、ラッドのファン層は広がったと言えるだろう。

『僕は「アントマン」以前にもたくさんの仕事をしてきた。だから町で知らない人から「あなたは○○の人ですよね」と言われる時、○○はすべて違っていた。でもいまはみんなが「アントマンの人ですよね」と言ってくれるんだ。僕がこれまでやった仕事の中で、子供たちが親しんでくれる一番のキャラクターだね。だから中西部で病院の慰問なんかをしてる時、子供たちは僕の出た映画を見ていて興味を持ってくれている。これってクールなことだよ。そしてそのことは僕自身の子供たちにも影響を与えてくれているんだ。娘はアントマンのキーホルダーを使ってるんだ』

『私にとって重要だったのはワスプをパーフェクトな存在にしないことだったの』ーエヴァンジェリン・リリー

画像: 『私にとって重要だったのはワスプをパーフェクトな存在にしないことだったの』ーエヴァンジェリン・リリー

ワスプはMCUの世界で初めてタイトルに名前が入った女性ヒーローだが、エヴァンジェリンは彼女をパーフェクトな存在にしないことに心を砕いたという。

『ワスプはパーフェクトな女性ヒーローだと多くの人が言ってるようだけれど、私にとっては彼女をそういった存在にしないことがとても重要だったの。彼女をできる限り不完全にすることで、人々は彼女を見て「もし彼女がそれをやれるなら、私にもできる」と考えることができるでしょう。世界には理想主義があるからそういったキャラクターを尊敬したいけど、それはバランスね。私たちには素晴らしい人だけどパーフェクトじゃない人が欲しいのよ』

この映画は単純な善と悪のストーリーではなく複雑な構成を持っているようだ。

『私はそういった要素が大好き。私は人生を黒と白では見ていないの。グレーな場所なのよ。映画の中で悪者と呼ばれている連中は、その多くは悪い選択をしてしまった人々なの。彼らは多くの悪い選択をしたことによって良い選択をすることを忘れてしまっているの。だから本当のヒーローがするべき仕事は、彼らにどうやって良い選択をすればいいのかを思い出させることなのよ。彼らを殺したり、地球から消し去ることじゃなくてね。私は自分の息子にもそういったことを教えているの。だから自分の出る映画のそういった部分は大好きなのよ』

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