現在公開中の「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」で初共演を果たした次世代スターのトップを走る、かたや英国映画界の明日を担うタロン・エガートン、かたやハリウッド期待の新星アンセル・エルゴート。大注目の二人を同じ視点から徹底比較しちゃいます!(文/金子裕子・デジタル編集/スクリーン編集部)

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英国代表イケメン
タロン・エガートン

01:BORN
『少年時代は引っ込み思案』

1989年11月10日、イングランド出身。母親のミススペルで、「Taren=雷(タラン)」が「Taron(タロン)」で登録されたのは有名。2歳の頃に両親が離婚し、母と一緒にウエールズへと引っ越し。幼少時代はウィラス半島で過ごし、12歳の時にアベリストウィスに移住。引っ越し続きだったせいもあって、引っ込み思案の少年で写真を撮られるのも嫌いだった。

暮しは、タロンによると「貧乏ではなかったけれど、家族4人で2寝室しかないバンガロー暮しで、いつも部屋数が足りなかった」とのこと。ちなみに『キングスマン』の大ヒットで手に入れたギャラを手にした彼は、即、母親に家を買ってあげた、孝行息子である。

02:DREAM OF ACT
『演技へのめざめ』

「将来は英語の先生になりたかった」という読書好きで、『ホビット』や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどの映画原作や戯曲の数々も読んでいたという。また、ティーンエイジャーの頃にはアニメにも興味を持ち、絵を書いたり彫刻を作ったりも。そんななか、15歳の時に舞台を初体験。

その舞台『真夏の夜の夢』では、なんと、フルートという女性役で赤いドレスを身にまとって登場し、観客の笑いをそそったそうだ。しかし、そんな初体験のすぐ後に奨学金を受けて王立演劇学校に入学。在学中の2011年から俳優のキャリアをスタートさせて、2012年には学士を取得して卒業している。

03:BREAK
『「キングスマン」の主役抜擢で最速シンデレラボーイに!』

王立演劇学校在学中の2011年にテレビシリーズ『オックスフォード・ミステリールイス警部』で、オックスフォード大学の学生リアムを演じて俳優人生がスタート。そして、同校卒業をした翌年2013年にはヒットシリーズ『キングスマン』の主役に抜擢され、〈まさにシンデレラボーイ誕生!〉と一躍脚光を浴びた。

画像: ブレーク作品「キングスマン」

ブレーク作品「キングスマン」

もちろん、過去にはさまざまなオーディションを受けまくっていたが、初めて大作のオーディションを経験したのがジョージ・クルーニー監督の『ミケランジェロ・プロジェクト』(2014年)。若いユダヤ人を演じたビデオをハリウッドに送ったが、結果はあえなく落選。しかし、落ち込んでいたタロンにジョージ本人から「演技はとても良かった。でも、きみはユダヤ人に見えないよ」という電話あり。「あの言葉は、いまでもとても感謝している」と言う。

04:MUSIC
『抜群の歌唱力で大役ゲット!』

スウィートな歌声が話題になったのはミュージカルアニメ『SING/シング』(2016年)。ゴリラの青年ジョニーを演じて披露する歌のうまさは、プロデューサーも監督も予想外の嬉しい驚きだった。そして、この美声に目を付けたのが『キングスマン』の監督マシュー・ヴォーン。前々から進めていたエルトン・ジョンのミュージカル伝記映画『ロケットマン』の主役にタロンを起用したのだ。

「SING」のジョニー役でのども披露

じつは、企画スタート当初は、『レジェンド狂気の美学』(2015年)でタロンと共演をしているトム・ハーディがエルトンを演じることになっていたのだが「歌に不安がある」とのことで降板。そんな時に、タロンの美声を聴いて、即、起用が決まったという。もちろん、「音楽は大好きだし、歌うことも好き。だけどエルトンを演じるためには死ぬほどヴォイストレーニングをしなきゃいけないと、覚悟している」とは、撮影前のタロンの決意。

05:FRIENDS
『共演した大物スターたちを次々に魅了』

友達相関図の中心に来るのは、なんといっても『キングスマン』シリーズで共演したコリン・ファース。もう、お揃いのロゴ入りTシャツを着たツーショットをTwitterにアップするほどの仲良し。もちろん、俳優としても「言葉にできないくらいに尊敬している」と言う。

コリン・ファースとは共演が縁で親しい間に

また、同作の共演者マーク・ストロングやエルトン・ジョンとの友情もキープしているし、『イーグル・ジャンプ』(2015年)で共演したヒュー・ジャックマンにも可愛がられていて、『キングスマン2』の撮影前にはトレーニングに有効な食品が入った巨大な箱が送られてきた。ちなみに、〈ウルヴァリン〉を引退したヒューは、「次のウルヴァリンは、ぜひタロンで」と推薦もしている。

06:AWARDS
『今後が期待される受賞歴』

ティーン・チョイス・アワードに、2015年=『キングスマン』でブレイクアウト部門、2016年=『イーグル・ジャンプ』の主演により映画部門に連続でノミネートされたが惜しくも受賞ならず。しかし、同じ『キングスマン』でノミネートされたEmpire Awards、UKでは最優秀新人男優賞を受賞し、2018年にはCinema Con(シネマコン)、USAのスター・オブ・イヤーにも輝いている。まだまだ受賞歴は少ないが、話題のミュージカル『ロケットマン』が公開されれば話題沸騰必至。各賞ノミネート&受賞の可能性もありだ。

シネマコンでスター・オブ・イヤー賞受賞

07:LOVE
『じつは女性プロデューサーと交際中?』

「『キングスマン』のオーディションの合格の知らせは、ガールフレンドと一緒に聞いた」と、かつては語っていたけれど……その後にお別れしたようで音沙汰なし。その代わりといってはなんだが、一時期は「恋人はコリンだよ」なんて言っていた。ところが、最近のインタビューで、助監督の女性と交際していることを告白。そこでは、彼女の名前を明かさなかったけれど、2016年11月頃からデートを重ねているプロデューサーのエミリー・トーマスである可能性は高そうだ。

恋人と噂のエミリー・トーマスと

08:NEXT
『大作出演が目白押し』

公開が延期になっていた『ロビン・フッド』が、ようやく2018年11月に全米公開(日本も2019年公開予定)。また、2019年初めから放送されるTVアニメシリーズ『ムーミンバレー』でムーミンの声を担当。同作は、1話22分のアニメで、2シーズンの製作が決定している。そして、待望のミュージカル・ファンタジー『ロケットマン』は、来年5月には全米公開予定。エルトン・ジョンの若かりし頃の軌跡を描いたこの作品の予告編映像が公開中で、役作りで激変したルックスにびっくりだ。

そして、大ヒットシリーズ『キングスマン』の第3弾も動き始めた。内容は、『キングスマン』『キングスマン:ゴールデン・サークル』の前日譚で、舞台は第一次世界大戦。最初はタロン扮するエグジーも登場すると言われていたが、この度本人がこれを否定。何とも残念!

Albert L. Ortega/Getty Images
David M. Benett/Dave Benett/Getty Images for BVLGARI and EJAF

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