世界中で大ヒットとした『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が遂に公開された!  魔法動物<ビースト>を愛する魔法使いの主人公・ニュート役にはアカデミー賞受賞俳優のエディ・レッドメイン、ニュートのホグワ ーツ魔法魔術学校の恩師であるダンブルドア先生役にはイギリスを代表する名俳優ジュード・ロウ、そしてダンブルドアと双璧と言われる 最高峰の魔法使いにして最強の敵・グリンデルバルド役にはジョニー・デップというかつてない超豪華キャストが名を連ねた今作。前作に続いて登場するエズラ・ミラー演じるクリーデンスがパリのサーカス団で出会い友人となる“呪われた血によって蛇に変身してしまう”ナギニを、『アヴェンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で科学者のヘレン・チョ役を好演したクローディア・キムが演じている。
先日プロモーションのために来日したクローディアの独占インタビューをお届けします!

【ストーリー】
ある日、シャイでおっちょこちょいな魔法動物学者ニュート(エディ・レッドメイン)は魔法界と人間界を脅かす“黒い魔法使い”のグリンデルバルドが(ジョニー・デップ)逃げ出したことを知る。ホグワーツの恩師ダンブルドア先生(ジュード・ロウ)から彼を追うことを託されたニュートは、仲間や魔法動物たちとともにパリへ向かう。パリではグリンデルバルドが言葉巧みに賛同者を増やし、勢力を広げていた。そしてその手はついに仲間たちにまで及んでしまう。果たしてニュートと仲間たちは黒い魔法使いの手から世界を救えるのか!?

画像: 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
クローディア・キム 来日インタビュー

本は自分が想像もしていなかったような世界に引き込んでくれる

ーーナギニは呪われた血によって動物に変身してしまうマレディクタスで、とても悲しい過去を想像させるキャラクターでした。どんなことを大事に演じましたか?
「やはり撮影中は悲しい気持ちを持続させなければいけませんでした。ナギニは心の中に様々な葛藤を抱えていますが、その葛藤こそが彼女を魅力的に見せていると思うので、演じるのが楽しくもありました。それからクリーデンスと信頼関係を結び、彼についていく道を選択するところも凄く素敵だなと思います。彼女自身も愛を欲していて、自分のアイデンティティを探しているんですよね。ハリー・ポッターシリーズの原作者であり今作の脚本を書かれているJ.K.ローリングさんが、キャラクターひとりひとりに捻りを効かせているところもこのシリーズが多くの人に愛される理由なんじゃないかなと思います」

ーーJ.K.ローリングさんとも何度かお会いになったそうですね。
「撮影現場やパーティー、プレミアなどで何度かお会いしていますが、印象的だったのが、パリのプレミアの時に“ちょうどさっきまであなたのシーンを書いていたのよ!”とJ.K.ローリングさんがおっしゃって、思わず心の中で“what?”って(笑)。でも、舞台の上にいてイベントの真っ最中だったから何も答えられなくて…気付いたら彼女はいなくなっていました(笑)」

ーーJ.K.ローリングさんはどんな方でしたか?
「素晴らしい本を書く超有名作家なのにとても謙虚な方でした。『ハリー・ポッターと死の秘宝』から19年後が舞台の『ハリー・ポッターと呪いの子』をニューヨークのブロードウェイで観たことがあるんですけど、その時に彼女が舞台上に登壇したんです。そしたら観客が総立ちになって拍手をして称えていて、その光景には感動しました」

ーー舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』はいかがでしたか?
「上演時間がパート1と2合わせて5時間以上あって驚きました(笑)。でも、本当に素晴らしくて、これまで観た舞台とは全く違う、マジックショーのようでもあり、ストレートプレイのようでもあり、それらが全て融合したような舞台でした」

撮影/大西基

ーーハリー・ポッターシリーズの原作は読まれていましたか?
「もちろんです。ハリー・ポッターシリーズに限らず、本は私にとってとても大切なものです。自分の存在意義を考える時期って皆さんあると思うんですけど、その時に魔法やスピリチュアルなことを考えたりしませんか? そういう時に本を読むと、自分が想像もしていなかったような世界に引き込んでくれますし、家族との関わりや友情、自分自身を見つめる事もできて様々なことを学べるんです。ギリシャ神話もそうですよね。あとは本だけじゃなく、もちろん映画からも色んなことを学ぶ事ができます。今作は自分に選択する権利があるんだということを知る事ができますしね」

ーー先ほどクリーデンスに着いていくナギニが素敵だと思ったとおっしゃいましたが、クリーデンス役を演じているエズラ・ミラーさんとツーショットで受けられた海外メディアのインタビューを拝見すると、お二人の掛け合いがとっても楽しくてキュートだなと感じました。役柄的にはお二人とも悲しい過去を背負っていますが、実際は明るくてチャーミングというギャップが良いですよね。
「あはははは! エズラは楽しい人ですからね! でも撮影中は深くて暗〜いところに二人で気持ちを持っていっていたんです。そういえば夏至の儀式みたいなイベントがあって、エズラに連れて行ってもらった思い出があります。張り切ってディオールのスニーカーを履いて行ったら、会場が森の中だったのでスニーカーがぐちゃぐちゃになっちゃって(笑)。そのときはまだそんなにエズラのことを知らなかったんですけど、深夜の森の中でほとんど明かりがないなかお互いに頼るしかなくて…(苦笑)。森ではドラムのビートが響いていて炎が揺らめき、ダンスをしている人がいたりして“この世界は一体なんなの?”と、とても神秘的で不思議な体験をしました。でも、それってまるで“サーカスの世界”のようだったんですよね。もしかしたらエズラはクリーデンスとナギニがいるサーカス小屋を体感させたかったのかもしれません。彼自身が魔法のような人だなと思いました」

画像1: 本は自分が想像もしていなかったような世界に引き込んでくれる

ーー日本にもエズラさんのファンは沢山いるのですが、俳優としてだけじゃなく、ファッションや生き方など本当に魅力的な方だなと思います。
「私もそう思います。エネルギー溢れた凄く楽しい方ですが、同時にクリーデンスが抱える心の中の葛藤を凄く繊細に感じ取って演じられていました。クリーデンスとナギニが良い関係性を築けたのは彼のおかげだと思いますし、一緒にいると自由になれる気がします」

画像: 11月22日に豊洲PITにて行われたスペシャルファンナイトに登壇したキャスト陣

11月22日に豊洲PITにて行われたスペシャルファンナイトに登壇したキャスト陣

画像2: 本は自分が想像もしていなかったような世界に引き込んでくれる

ーー撮影中も自由を感じながらお芝居できたのでしょうか?
「デイビッド・イェーツ監督が撮影前に役について話す時間を設けてくださって、“あなたが正しいと思う芝居をやりなさい”とおっしゃったんです。“ナギニを演じるのはあなたなんだから”と。その言葉のおかげで自由に演じられたような気がします」

ーー逆に自由じゃない現場もありますか?
「例えば、韓国でとても有名な作家さんが書いた脚本の作品に出演したことがあって、ちょっとでも台詞を変えると“台詞は絶対に変えてはいけません”と注意されたことがあるんです(笑)。ですが今作に関しては、エズラと監督と話し合いながら“この台詞をこうしましょう”とか“この言い回しは変えましょう”とか、本当に自由だったなぁと改めて思います」

撮影/大西基

アジア人俳優がひとつになってお互いをサポートしていくことが大切

ーー『アヴェンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』や『ダーク・タワー』などにも出演されていますが、いつ頃からハリウッドを目指されたんですか?
「2006年にジャッキー・チェンさんから連絡を頂いたことがあって、多分『ラッシュアワー3』のアジア人キャストを探していたのではないかと。ところがちょうど別の作品の契約があったり演技も始めたばかりだったので諦めたんです。“せっかくジャッキーから連絡があったのに!”って悔しくて(笑)。でもそのことがきっかけで、英語もしゃべれるしハリウッドを目指してもいいんじゃないかとチャレンジする勇気が沸いてきたんです。それで2011年から本格的にオーディションを受け始めて、『ワイルド・スピード』シリーズで受けたオーディションの時のビデオを気に入ってくださった方が、Netflixのドラマ『マルコポーロ』に抜擢してくださったんです。その時期に『アヴェンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』も決まって驚きました。それ以来、焦って闇雲に進むよりも、自分の中で“この役をやってみたい”と確信が持ててから一歩踏む出すことを大切にしています」

ーーとっても個人的な話をしますが、わたしはドラマ『ウォーキング・デッド』に出演しているスティーヴン・ユァンさんの大ファンなのですが、彼もクローディアさん同様に韓国とハリウッドなどワールドワイドに活躍されています。同じアジア人としてスティーヴンさん、そしてクローディアさんのことをとても尊敬しているのですが、いつかお二人に共演して頂きたくて!!
「ワオ! もし実現したらとっても素敵だと思います! ハリウッドで活躍されているアジア人俳優のことはやっぱり意識して見ていますし、私はジョン・チョーさんが好きで彼のインスタもフォローしてるんです。彼はわたしのフォローはしてくださっていないんですけどね(笑)。最近だと『クレイジー・リッチ!』が大ヒットしたのが凄く嬉しかったです。いまの時代、中国や韓国、日本、もっと言えば東南アジアなど我々アジア人俳優がひとつになってお互いをサポートしていくことが大切なのではないかなと思っています」

ーー今後はどんな作品に出演していきたいですか?
「沢山やりたいことがあるんです!! 今まで出演したことのないようなジャンルの映画に挑戦してみたいですし、インディペンデントな作品も大好きなのでいつか機会があったらいいですね。あとフランス映画も。とにかくいつもオープンマインドでいることが大事だと思っていて、スケジュール的にはとっても難しいですけどアジアとアメリカの両方で活躍していきたいです。そしてまた日本のファンの皆さんと会えたらいいなと思っています」

撮影/大西基

画像: アジア人俳優がひとつになってお互いをサポートしていくことが大切

(取材・文:奥村百恵)

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
大ヒット上映中!!
■監督:デイビッド・イェーツ(『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 『ハリー・ポッター』シリーズ後半4作品)
■脚本:J.K.ローリング(「ハリー・ポッター」シリーズ著者)
■プロデューサー:デイビッド・ヘイマン(『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、「ハリー・ポッター」全8作品)
■出演:エディ・レッドメイン、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、エズラ・ミラー、キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラー、アリソン・スドル 他
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画像: 映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』本予告【HD】2018年11月23日(金・祝)公開 youtu.b

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』本予告【HD】2018年11月23日(金・祝)公開

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