クリント・イーストウッド監督&主演最新作『運び屋』が2019年3月8日(金)より全国ロードショー。このたび2019年新春を迎えた日本のファンに向けて、イーストウッドからスペシャル・メッセージが到着した。

イーストウッドを惹きつけたのは前代未聞の実話

クリント・イーストウッド、10年振りの主演作は、月に100キロ以上の麻薬を運び、“伝説”の運び屋と呼ばれた男アール・ストーンを演じる。家族とも不仲で孤独な老人が、自宅を差し押さえられた時、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられる。だが、その仕事とは麻薬カルテルの「運び屋」だった…。イーストウッドは、アメリカ犯罪史上最高齢、前代未聞の運び屋に扮し、映画人生を謳歌するかのような名演を披露、俳優として集大成となる傑作を生み出した。全米では、2018年12月14日に公開され、

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画像: 映画『運び屋』特報【HD】2019年3月8日(金)公開 www.youtube.com

映画『運び屋』特報【HD】2019年3月8日(金)公開

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映画化の出発点は、「脚本が先だった。『グラン・トリノ』の脚本家ニック・シェンクから送られてきた脚本を読んで、面白いと思った。物語の中のエピソードを、広げることもできる」と感じたイーストウッドは、2014年6月に“ニューヨーク・タイムズ”に掲載された「シナロア・カルテルの90歳の運び屋」という記事の映画化権を取得し、その記事からアイデアをもらい、脚本を作り上げていった。
イーストウッドを惹きつけたのは“前代未聞の実話”だ。「一度だけ法を犯した時に、成功してしまったらどうなるのか。彼は高齢の男性だから、車を運転しても疑われない。停車して人助けをしたり、お金を与えたりする、どこか慈善家でもある。でも続けていくと、多額の金が舞い込むようになる。最初は彼自身も何をやっているかあまり理解していない」と、犯罪意識すらなくブツの運び屋を続けた男を語る。
イーストウッド自身、88歳になった今も車を運転する。アールのモデルとなったレオ・シャープは、逮捕時は87歳、その後90歳で亡くなっている。映画化に際して本人と会えなかったが、「この映画のような彼を想像できた。彼が実際にそうしたのか、その時間があったのかはわからない。彼はひとりで運転して旅するのが好きだった。私も一人旅が好きだから、そこが共通点だ」と微笑む。

『運び屋』には、時間という誰にも共通するテーマがある。人は、永遠には走れない。「アールは、自分の家族を幸せにできていないことを知っていて、もう一生、許してもらえないかもしれないと気づいている。それは猛烈な一撃だ。私たちはいつも、まだ時間があると考える。だが、ないのかもしれない。あるのかもしれない。アールにさえ、あるのかもしれない」と結んでいる。

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