ドラマ「ウォーキング・デッド」でバイクを乗りこなすクールなキャラクターが人気のダリル役を演じているノーマン・リーダス。
私生活でも無類のバイク好きとして知られるノーマンは、Huluの旅番組「ライド with ノーマン・リーダス」のホストを務めており、今回プロモーションで久々の来日を果たした。
スクリーンオンラインのインタビューに応じたノーマンが、バイク旅の魅力や旅を通じて感じたことなどを語ってくれた。
画像: バイクで世界各地を巡る旅番組
「ライド with ノーマン・リーダス」
ノーマン・リーダス来日インタビュー

バイクに乗ってる時は自由を感じられる

無類のバイク好きで知られるノーマン・リーダスが、仲間とともにツーリングで巡る人気の旅番組「ライド with ノーマン・リーダス」。
世界各地の絶景やバイカーたちのゆかりの地、バイク文化や歴史を紹介するこのシリーズのシーズン1では、カリフォルニア、デスバレー、アパラチア、テキサス、ルイジアナ、フロリダを巡った。

そしてシーズン2では「ウォーキング・デッド」での共演者でもありプライベートでも大親友のジェフリー・ディーン・モーガンが第1話に登場。スペイン・バルセロナからシッチェス、バレンシアまで走り、ストリートアートや市場を楽しみ、歴史や文化にも触れる旅をしている。

第2話からは撮影地をアメリカに戻し、史上最高のコメディアンと称されるデイブ・シャペルとサウスカロライナ州を、写真家のパトリック・ホエルクとハワイ島を、友人たちとニューメキシコ州やカリフォルニア州を巡る。更にノーマン・リーダスが住むニューヨークを巡る第 6 話には息子のミンガスくんも登場するなど、映画やドラマでは観られないノーマンの素顔が垣間みれる魅力満載の番組となっている。

画像1: バイクに乗ってる時は自由を感じられる

ーー車ではなくバイクで旅をするのは何故ですか?

「バイクに乗っていると、街を肌で感じることができるから車に乗る感覚とは全く違うんです。西部劇みたいに1頭の馬に乗って颯爽とやってきましたみたいな感じだし(笑)、バイクに乗ってる時は自由を感じられるんです。その感覚が好きだからなのか、いまこうやって取材を受けている最中も窓の外に気がいっちゃって“あの道はなんだ? あそこの下に地下鉄は走っているのか?”なんて考えたりしちゃうんですよ(笑)」

ーー番組の中でノーマンさんは“バイクでの旅はその土地の文化を知ることができたり勉強になる”とおっしゃっていました。旅の途中で得た情報や知識はどんな風に記録されていますか?

「いまちょうど3冊目のフォトブックを作っているところというのもあって、写真はよく撮っています。ただ、僕の中では旅の記録を残すことよりもゲスト出演してくれた人との交流のほうが面白いんです。ゲストで来てくれて知り合った人はもちろん、旅先で出会って興味が沸いた人には“電話番号教えて!”と言って連絡先を交換したりね。撮影中はずっとオンの状態で旅をしているから、連絡先を交換した人とはカメラが回ってないところで改めて会って、交流を深めるようにしているんです」

Photo by Tsukasa Kubota

Photo by Tsukasa Kubota

ーー番組で一緒に旅をしているバイク仲間はノーマンさんにとってどのような存在ですか?

「バイカーってその人の本質を知りたいって奴が多いんです。例えば街で“写真撮らせて!”と寄ってくる人と違って“お前は一体どういう奴だ?”とお互いを試すというか、本音で付き合おうとしてくれる。そういう人とはリアルな友情関係を築くことができます」

画像3: Photo by Tsukasa Kubota

Photo by Tsukasa Kubota

画像2: バイクに乗ってる時は自由を感じられる

ーーシーズン2では“写真撮らせて!”と寄ってきてしまうファンも巻き込んで楽しい映像に仕上がっていました。シーズン1と2では番組のカラーが少し変わりましたよね。

「一番最初は純粋にバイクの番組を作りたかったから“ノーマン・リーダスをタイトルからとっちゃおうぜ!「ライド」でいいじゃん!”なんて言ってたんだけど、同じ名前の番組が昔あったとか色々あって結局タイトルを変えられなかったんです(笑)。シーズン1ではエンジンやモーターなどメカとかギアを中心にした番組にしていたつもりなんだけど、撮影中はどこに行ってもファンに囲まれちゃうからその度に一旦撮影をストップしなきゃいけなくて。それならいっその事ファンも込みで撮影しちゃえと(笑)。メカニック的なことを追う番組じゃなくて、人との交流や触れ合いを見せる番組に変わっていきました」

画像3: バイクに乗ってる時は自由を感じられる

Photo by Tsukasa Kubota

Photo by Tsukasa Kubota

ーーどこに行ってもファンに囲まれるというのは嬉しいことではあると思いますが、時にはそっとしておいて欲しいという時もありますよね。

「そうですね。ファーストクラスに乗っていてサンドイッチを食べようとしたら、勝手にスマホで撮影し始めた人がいたからトイレまで持っていって食べたこともあります(笑)。(ふとテーブルに置いてあったSCREEN本誌の表紙を見て)ロバート・ダウニーJr.とも先日お会いしたんですけど、そのときもファンに囲まれて写真を勝手に撮られてしまう状況になったから、“また始まっちゃったね”なんてお互いに目配せして同じ思いを共有したんんですよ(笑)」

画像6: Photo by Tsukasa Kubota

Photo by Tsukasa Kubota

ーー日本でも「ライド with ノーマン・リーダス」の撮影をされたと聞きましたが、久々の日本はいかがでしたか?

「撮影も楽しかったけど、日本に来てつくづく感じたのは古き良きものを大事にする文化が素晴らしいなと。匠と呼ばれるような職人も沢山いますよね。日本人の物作りにかける精神、それから時間をかけたものを良しとするビンテージ文化って凄く良いなと思います。例えばビンテージものの革ジャンを作るには高い技術が必要だと思うんですけど、それと似たようなことをバイカー達もしていて、バイクを改造したりメンテナンスするのも技術が必要なんです。今回は大阪も訪れたんですけど、その時にビンテージバイクを沢山所有している人に会いました。そんな風に古き良きものを大事にする日本人の心が大好きです。そういえばこの前、渋谷のグランドファーザーズバーというところに行ったんですけど、古いブルースやローリング・ストーンズのレコードが流れていて、凄くクールなバーで気に入りました。ウイスキーやバーボンを飲みながらみんな音楽に身を委ねてましたよ。壁にレコード盤が沢山飾ってあって素敵な雰囲気だったので、良かったら是非行ってみてください!」

画像7: Photo by Tsukasa Kubota

Photo by Tsukasa Kubota

Photo by Tsukasa Kubota

取材部屋に入ってきた瞬間に“ハーイ!”と柔らかい笑顔でこちらをリラックスさせてくれたノーマン。インタビュー中はひとつひとつの質問に真摯に答えつつも、途中でSCREEN本誌の表紙を飾っていたロバート・ダウニーJr.の写真の上にサングラスを乗せてスマホで撮影するというお茶目な面も見せてくれた。(その写真はノーマンのTwitterにアップされているのでチェックしてみて欲しい)
今回の来日では「ライド with ノーマン・リーダス」のシーズン4に登場するエピソードをなんと日本で撮影したそうで、シーズン3に続いてシーズン4の配信の決定も待ち遠しい。
次号のSCREENにはノーマンのインタビュー&撮りおろし写真が掲載されるのでお楽しみに!

(インタビュアー・文/奥村百恵)

画像4: バイクに乗ってる時は自由を感じられる

「ライドwithノーマン・リーダス」シーズン1・2はHuluにて独占配信中
 © 2017 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.
「ライドwithノーマン・リーダス」シーズン3はHuluにて2019年独占配信決定!
 © 2018 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

画像: Huluプレミア「ライド with ノーマン・リーダス」シーズン3 youtu.be

Huluプレミア「ライド with ノーマン・リーダス」シーズン3

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