“闇のヒーロー”バットマンの宿敵として、これまで何度も映像化され、その度にファンのど肝を抜いてきたヴィラン=ジョーカー。この秋、そんな悪のカリスマの誕生に迫る新作「ジョーカー」が、世界中の熱い注目を集めている。ホアキン・フェニックス演じる孤独で心優しい青年が、なぜ悪の権化のようなヴィランになってしまうのか?その衝撃的な映像は、これまでのコミックス映画化の常識を打ち破るだけでなく、今後のこうした作品にも多大な影響を及ぼすだろうと言われている。次期アカデミー賞でも波乱を呼びそうなこの問題作に肉薄する!

心優しい青年はなぜ悪に変貌してしまったのか?
最凶ヴィラン=ジョーカー誕生を描く衝撃作

1940年にバットマンの敵としてディテクティブ・コミックスに初登場以来、最凶ヴィランとして何度も映像化され、人気を誇るキャラクター、ジョーカーの誕生をオリジナルの視点から描く。心優しい男がいかにして悪のカリスマに変貌していくのかを「ザ・マスター」のホアキン・フェニックスが熱演。初お披露目となったベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞、次期オスカーの有力候補といわれている。

また本作は「タクシードライバー」「キング・オブ・コメディ」の影響が強く見てとれると評されるが、この両作の主演者ロバート・デニーロが共演。ほかに「デッドプール」のザジー・ビーツ、「ストーン」のフランシス・コンロイ、「ダークナイト ライジング」のブレット・カレンらが顔をそろえる。

監督は「ハングオーバー!」シリーズのトッド・フィリップスで、同シリーズの俳優ブラッドリー・クーパーらと共同製作、「8Mile」のスコット・シルヴァーと共同脚本も担当している。

≪悪のカリスマ≫はいかに誕生したのか?

大都会ゴッサム・シティの片隅でピエロのメイクでアルバイトをしている心優しい青年アーサー(フェニックス)。病弱な母(フランシス)の『どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい』という言葉を胸に、どん底の生活から抜け出そうとしていたが、彼もまた発作的な症状を抱え、日々の暮しもコメディアンになる夢もままならない状態。母は昔雇ってもらっていた大富豪ウェイン氏(カレン)に窮状を訴え、救いを求める手紙を書いていた。

そんなある日、アーサーの大好きなトーク番組の人気司会者マーレイ(デニーロ)が、クラブのステージでジョークを披露しているアーサーの姿を紹介する。夢がかなったと喜んだアーサーだったが、『誰もがコメディアンになれる日が来た』と茶化すマーレイの態度にアーサーは落胆する。彼が秘かに思いを寄せるご近所のソフィ(ザジー)のような存在もあったが、電車の中で暴行を受けたり、行政に見はなされたり、やり場のない気持ちが次第にアーサーの心を怒りで蝕んでいく。そんな中で自分の暗い出生の秘密を知ったアーサーは、不気味なピエロのメイクを施した悪の権化ジョーカーとして覚醒していく。

登場人物をチェック!

アーサー(ホアキン・フェニックス)

画像: アーサー(ホアキン・フェニックス)

人々を笑わせるコメディアンを夢みるが、それに反した苦しい日々を送り次第に狂気を帯びていく青年

マーレイ(ロバート・デニーロ)

画像: マーレイ(ロバート・デニーロ)

アーサーが大好きなTVショーの司会者。舞台に立ったアーサーのビデオを番組で流す。

ソフィ(ザジー・ビーツ)

画像: ソフィ(ザジー・ビーツ)

アーサーが思いを寄せている、彼と同じアパートに住むシングルマザー。

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