2019年10月4日(金)、ついに公開となる「ジョーカー」を観る前に絶対チェックしておくべき作品とは?監督へのインタビューとあわせてご覧あれ。

初お披露目の舞台となったベネチアで観客熱狂!

画像: ベネチア映画祭でのフォトコールに現われた「ジョーカー」一行 Photos by Getty Images

ベネチア映画祭でのフォトコールに現われた「ジョーカー」一行
Photos by Getty Images

「ジョーカー」が世界初お披露目となったのはベネチア国際映画祭。8月31日の上映では終了後、8分間に渡るスタンディング・オベーションが起こり、ホアキン・フェニックスはオスカー最有力という言葉も聞かれるほど。批評はほぼ絶賛だが、一部には最低評価をする声もあり、意見は真っ二つに分かれた。そして9月7日(現地時間)の授賞式では、見事最高賞である金獅子賞を受賞!アカデミー賞への弾みをつけた。

トッド・フィリップス監督に聞く「ジョーカー」

トッド・フィリップス

──ホアキン・フェニックスの起用について

『今までジョーカーを演じた俳優に共通しているのは、怖いもの知らずの要素があることだ。ジャック・ニコルソンもヒース・レッジャーもジャレッド・レトもね。ホアキンにもその要素がある。僕らは彼のために脚本を書いたんだ。「彼がやってくれるといいな」と思いながら。彼は中途半端なことをしないからね。この映画でも全力でそれをやった。彼のような俳優は他にいないね』

──ロバート・デニーロの参加について

『デニーロが参加してくれるのも僕らの夢だった。第一に彼はあの名優デニーロだ。そしてこの映画は彼の主演した「キング・オブ・コメディ」とも少し繋がっている。もし彼を捕まえることができて、最後のシーンでホアキンと対峙させることができたら最高に素晴らしいものになると思ったんだ』

──今回のジョーカーが特異な点は

『ホアキンを含む、ジャック、ヒース、ジャレッドの4人はみんなお互いにとても違う。僕は彼ら全員が大好きだ。ジョーカーを演じるのは誰かがジェームズ・ボンドを演じるのと違って、それをやるのに実に多くの方法があるということだ。僕は5年後に誰か違う俳優が違うジョーカーを演じるのを見たいね』

見ておくべき2本の名作はこれ!

トッド・フィリップス監督も認めているように、本作はマーティン・スコセッシ監督とロバート・デニーロが組んだ二つの名作「タクシードライバー」(1976)と「キング・オブ・コメディ」(1983)に少なからず影響を受けている。

前者は70年代ニューヨークを舞台に、ベトナム帰りのタクシー運転手の孤独と狂気を描いたカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。後者はコメディアンを夢みる男が、人気者になろうとして暴走する物語。どちらも「ジョーカー」を見る前に絶対チェックしておくべき!

画像2: 「ジョーカー」観る前にチェックすべき2つの映画作品とは?

「キング・オブ・コメディ製作30周年記念版」
ブルーレイ発売中/フォックス・HE

画像3: 「ジョーカー」観る前にチェックすべき2つの映画作品とは?

「タクシードライバー」
ブルーレイ発売中/ソニー・ピクチャーズ

「ジョーカー」
2019年10月4日(金)公開

原作:ジョーカー/2019年/アメリカ/2時間2分/配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:トッド・フィリップス/出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デニーロ、ザジー・ビーツ、フランシス・コンロイ
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