キアヌ人気再燃の象徴ともいえるのが最新作「ジョン・ウィック:パラベラム」の全米大ヒット。“伝説の殺し屋”として再びスクリーンに戻ってきた彼に話を聞きました。

キアヌ・リーブスという奇跡

いま世間では“キアヌサンス(Keanussance)”という言葉がささやかれている。キアヌ・リーブスとルネサンス(再生・復活)を合わせた造語だ。「スピード」「マトリックス」など多くの代表作を生み出し、一時は当たり役に恵まれない時期を過ごしながらも、50歳を超えた今また新たなファンを増やし続けている彼の活躍はまさしく“再生”“復活”と呼ぶにふさわしい。

新たな代表作となった「ジョン・ウィック」最新作の全米大ヒット。一作目からじつに20年ぶりとなる「マトリックス」第4弾の製作決定。そして、そうした華々しい活躍の裏で語られる彼の“いい人伝説”。いま世界中が彼の動向から目を離せなくなっている。これはもう再生や復活というより、キアヌ・リーブスという名の奇跡なのかもしれない。

最新作について

最強の殺し屋が今度は“逃亡者”に!
「ジョン・ウィック:パラベラム」

裏社会を震撼させてきた伝説の殺し屋の死闘を、キアヌ・リーヴズ主演で描く人気アクション・シリーズの最新作。全米初登場1位の大ヒットを記録し、シリーズ4作目の製作も決定済み。

配給:ポニーキャニオン
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最新作で挑んだ壮絶な最新作で挑んだ壮絶なアクションを語る

──またジョン・ウィックとしてスクリーンに戻ってきた感想はいかがですか?

『とてもうれしくて、撮影は本当に楽しかった』

──今回の「ジョン・ウィック:パラベラム」では以前のシリーズになかった新たな挑戦ができましたか?

画像1: 最新作で挑んだ壮絶な最新作で挑んだ壮絶なアクションを語る

『今回は過去の2本を上回るクールなセットを建てた。でもセットについてはチャド(・スタエルスキ監督)に話してもらった方がいいと思う。なぜならそれは彼の夢を叶えたものだから。彼にはやりたいことがあって、それをリストにしているんだ。その中からいくつかを今作で叶えた。

そのうちの一つは、ガラスでできたオフィスビルを作ること。「ジョン・ウィック:チャプター2」では鏡を使ったシーンで少し活かされていたと思うけど、今回はそのスケールも形式もより技術が要されている。それからチャドがすごく好きなのは、(日本語で)“シノビ”(忍び)なんだ。だからこの映画には忍者が登場する!彼らはすごくクールなことをやっている。背景に隠れていたりね。

「ジョン・ウィック」シリーズはごまかしの撮影をしたりしない。だから、彼らは本当にそのシーンの中に隠れていて、突然飛び出してきたりするんだ』

──本作の製作にあたってあなたから何か提案をしましたか?

『僕が提案したのは「ジョン・ウィック:パラベラム」は、前作が終わったその直後から、続きとして始まった方が面白いんじゃないかということ。彼は逃亡中だから、その方がクールだと思ったし、ジョン・ウィックが馬に乗って逃げたら面白いと思ったんだ。だからこの映画では、ジョン・ウィックが馬に乗って戦うシーンも見られるよ。それが見所のひとつだ。

それからどういうわけか、ジョン・ウィックが砂漠でスーツを着たらカッコいいと思ったんだ(笑)。だから砂漠に行く。そこでまた新たな世界を開くようなカッコいい物語が待っているんだ。それと、裏社会を支配する“主席連合”の世界観と構造についても新たなアイディアを思いついた。本作では“主席連合”についてさらに深く描かれているよ。

それから他に何があったかな……当然ファイトシーンも大量にあるし、刀も使う。(日本語で)“ワキザシ”(脇差)もね。それから、もちろん銃もたくさん使うよ』

──今回も基本的にすべての闘いを自分で演じたそうですが、この映画のために特別にしたトレーニングはありましたか?

画像2: 最新作で挑んだ壮絶な最新作で挑んだ壮絶なアクションを語る

『今回は前よりも早めにトレーニングを開始した。撮影の四か月前から始めたんだ。戦闘シーンは多種多様で、格闘技やガンバトルだけでなく、バイクや乗馬、犬も操るからね。大変なのは年齢のせいなのかと思うこともあったけど、今回のアクションは55歳より若くても過酷なはずだと気づいたんだ(笑)』

──アクションが難しくてナーバスになるようなシーンはありましたか?

『この作品は他のどの映画よりも撮影開始前にアクションシーンの動き方が決定していない。前作でコモンとのファイトシーンを撮影したときは、ファイトシーンの動き方が完全に決まっていた。でもこの映画ではそこまでしっかりと決まっていない。動き方を知るのは、撮影の直前の前日とかになる。撮影当日に教えてもらうこともあったよ(笑)』

──その方がやる気が起きるのですか?それともナーバスになったりしますか?

『両方だね。と言うのも、僕は優れていないから、練習はしっかりしないといけない。だけど、今回の場合は始まる前によりトレーニングしていたから、製作スタッフにしてみれば、道具箱に色々入っているようなものだ。「キアヌは投げ技を21は知っている」とか「15種類の動きができる」ということを把握している。だから僕はただ現場にさえ行けば良いんだ』

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