先日めでたく55歳の誕生日を迎えたキアヌ・リーブス。往年のビジュアルを維持しながら、新作で過激なアクション挑戦するなど、その勢いは年齢を重ねるごとに加速しています。彼の人気を後押しするのが飾らない素顔。役柄とのギャップを感じる素の姿もまたファンの心をつかんで離さないのです♡(文・金子裕子/デジタル編集・スクリーン編集部)

再び?いや、三たび⁉のブーム到来!

キアヌ・リーブスが世界の映画ファンをざわつかせている。発端は「ジョン・ウィック:パラベラム」。50歳の時に、伝説の殺し屋ジョン・ウィックという超絶なアクションヒーローを演じた「ジョン・ウィック」。このシリーズは回を追うごとにスケールアップし、第3弾となる新作「パラベラム」では、ついに全米初登場No.1ヒットをマーク。あらためて、55歳になっても衰えを知らない、〈アクションスター=キアヌ・リーブス、復活!〉を知らしめているのだ。

キアヌを世界的なアクションスターにしたのは、30歳で出演した「スピード」(1994年)。そこで精悍なSWAT隊員を演じてアクションに目覚めた彼は、1999年からSFアクション大作「マトリックス」シリーズ(1999年-2003年)に突入。ここでは凄腕ハッカーに扮し、仮想空間で最強の敵たちと戦い続けた。その戦いぶりはカンフーやワイヤーアクションなど自らの肉体を駆使しながら独自の進化を遂げて、常に息をのむほどにスタイリッシュ!このSFアクションの最高傑作と讃えられるシリーズの最終章が公開されたのは、キアヌ39歳の時だった。

それから約10年の時を費やし「マトリックス」の仲間と練り上げたのが「ジョン・ウィック」だった。となれば「マトリックス」同様に、スタントなしのアクションとより奇想天外な世界観は必須。そして中年男という渋味も哀愁も…。

いや〜、ジョンを演じるキアヌ、若い!そして、亡き妻への想いだけを抱いて死闘を繰り広げる姿には凄絶さと悲しみとロマンがたっぷり。胸がキュンキュン。シリーズ第3弾が公開されてからは、長年のファンのみならず若いファンの間でも、キアヌ復活を祝してルネッサンス(Renaissance=復活)をもじった〈Keanussance(キアヌッサンス)〉なるワードが囁かれているとか。

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