ゾンビとコメディーを融合させ大ヒットした「ゾンビランド」の10年ぶりの続編「ゾンビランド:ダブルタップ」が2019年11月22日(金)公開。俳優たちはアカデミー賞に絡むほど成長し、脚本家は『デッドプール』を書き売れっ子に、監督は『ヴェノム』をとって飛躍を遂げた。そんな“超一流”に成り上がった「ゾンビランド」キャストたちにインタビュー!
画像1: キャスト4人勢揃い「ゾンビランド:ダブルタップ」インタビュー

登場キャラクター(上写真・左から)
ウィチタ(エマ・ストーン):姉妹詐欺師だったがコロンバスと出会い恋人に。勝気だが乙女な一面も…
タラハシー(ウッディ・ハレルソン):抜群の射撃テクを持つ屈強なマッチョ。リトルロックを娘のように気にかける
コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ):戦闘能力は低いが、自ら考案した対ゾンビのルールに従って生き延びる青年
リトルロック(アビゲイル・ブレスリン):ウィチタの妹。子供扱いされることを嫌がり、彼氏を作って逃亡する

ウィチタ役:
エマ・ストーン

コメディエンヌとして開花していた若手女優からオスカー女優へと大躍進したエマ。だが10周年を誰よりも意識し、“10年ごとにゾンビランドを作るべき”と監督に提案したのは彼女だったそう。

『ルーベン含め、ずっとみんなと仲良くしていたから、再会という感じがしなかったわ。仲のいい友達と一緒に遊んでいる感じなの。こうして全員が揃ったのは本当に特別なことだわ』

そんな彼らは作中でも“家族”として4人一緒に行動している。

『ゾンビランドの世界で一番重要なのは4人の関係性だと思う。ゾンビランドのような残酷で世界の終わりのような場所でも、彼らは自分たちで一緒に生きる相手を選んだの。リトルロックとウィチタは元々姉妹だけどね。誰よりも家族を欲するコロンバスが接着剤になって家族を結びつけてくれてる。ゾンビに追われてることなんて関係なく、どこにいても彼らは最高よ!』

さらにエマはゾーイ・ドゥイッチ演じる新キャラ、マディソンの演技にも太鼓判を押す。

『マディソンはいつもピンクのトレパン姿でハンドクリームを塗ってる、笑えるキャラクターなの。撮影中、爆笑しないようにするのに苦労したわ!』

タラハシー役:
ウッディ・ハレルソン

大作からインディーズまで引っ張りだこのウッディー・ハレルソンだが、この「ゾンビランド」には特別な思い入れがあるようだ。

『よく“撮影していて一番面白かった映画は?”って聞かれるんだけど、前作の「ゾンビランド」は間違いなく3本の指に入ると思う。僕がこれまで出演した作品の中でも、かなり笑える映画だよ。でも本作がこの先1位になるかもしれない。怖いもの知らずのルーベン監督は素晴らしいし、僕らが新しいことを試す気持ちを受け入れてくれる。加えてこのキャスト。不機嫌な顔はしていられないよ。たとえ機嫌を損ねた状態で現場に来ても、いつの間にか上機嫌になってしまうんだ。愉快でクールな人ばかりだからね。遊び場で仕事をしているような気分さ』

作中では現実と同じく10年が経過しており、もともと放浪癖のあったタラハシーは、リトルロックの父親としての役割が板についている。

『タラハシーはエルヴィス・プレスリーに対する自分の熱い思いを、当然リトルロックも共有していると思い込んでいる。だからリトルロックが姿を消した時、真っ先にグレイスランドに行ったかもしれないと考えるんだ。彼女を絶対見つけたいという思いで行動するんだよ』

コロンバス役:
ジェシー・アイゼンバーグ

前作公開後に「ソーシャル・ネットワーク」でオスカー候補になったアイゼンバーグは、本作が完成までに時間を要した理由の一つは脚本だったと語る。

『10年の間に10本くらいの脚本があったけれど、どれも続編にふさわしいものではなかった。キャストもスタッフも辛抱強く待って、ようやく“これは傑作だ!単独作品としても素晴らしい”と思える脚本ができあがったんだ』

「ゾンビランド」の特徴といえばコロンバスが考えたゾンビ社会で生きるためのルール。しかし本作ではゾンビも進化し、彼の生活にも混乱が生じる。

『今回のコロンバスは前作よりも自信を持っているけれど、それがちょっと見当違いなんだ。ウッディー演じるタラハシーと行動するようになってから10年が経つのに、まだ彼はコロンバスを尊敬すべき相棒として認めてくれないしね。でもコロンバスは腕力や運ではなく、彼なりのロジックでこの世界を生き抜いてきた。彼はごく普通の人間で、極度の心配性と綿密すぎるほどの計画性、そして細部への注意力のおかげ生き延びている。とてもサバイブしそうに見えないけれど、彼のことを知るにつれて、実際にはこういうタイプが生き残るのかもしれないなと気づくはずだよ』

リトルロック役:
アビゲール・ブレスリン

子役から輝かしいキャリアを築き、前作ではかわいらしい少女だったアビゲールも今や23歳。リトルロックと同世代の女性として、今回の彼女の行動には共感できるようだ。

『たぶん4人の中で一番変わったのはリトルロックよ。私自身も彼女も思春期を過ぎて、今ではすっかり大人になった。リトルロックは反抗したいし、彼氏も作りたい。まぁ、ゾンビランドでは候補者は限られているけどね。今回、彼女が過干渉なタラハシーに対して感情をあらわにする場面があるの。二人は固い絆で結ばれているんだけれど、リトルロックは子供扱いされたくないという成長段階に来ていて、そのことがタラハシーの気に障るのよ』

アビゲールも本作の脚本をとても気に入っているという。

『ポールとレットは10年の年月を表現するために相当苦労したと思う。本作の肝となるのはメインの4人が前作と同じユニークさを保ってるということだから。前作はとても奇抜で型破りなゾンビ映画だったけど、その要素は変わらずパワーアップしている。血生臭さもむごさもアクションも面白さも増してるの。続編でもあり、前作をアップデートした感じになっているのよ』

「ゾンビランド:ダブルタップ」
2019年11月22日(金)公開

原題:ゾンビランド:二度撃ち/アメリカ/2019/1時間39分/配給:ソニー・ピクチャーズ
監督:ルーベン・フライシャー/出演:ウッディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリン

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