壮大すぎるシリーズゆえに、これまで「スター・ウォーズ」に触れてこなかった人や内容が混乱している人も多いかも。でもこれを読めば大丈夫。今からでも間に合う集中講座、開講!「スター・ウォーズ」の各エピソードはどんな物語で、どういう順番に見たらいいのかを知ろう。

「スター・ウォーズ」の各エピソードはどんな物語なのか?

旧三部作・新三部作・続三部作の三つで構成される「スター・ウォーズ」シリーズ9作品。それぞれの物語の流れとポイントを簡単解説!

新三部作/プリクエル・トリロジー

アナキンがジェダイの弟子に
「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」(1999)

画像1: 新三部作/プリクエル・トリロジー

「EP4」の32年前から開始。この新三部作は、少年アナキンが暗黒卿ダース・ベイダーになるまでを描く人間ドラマかつ銀河帝国の誕生を描く政治劇。ジェダイの全盛期から全滅寸前までの物語でもある。第1作は、9歳の少年アナキンが、ジェダイの弟子になるまで。アナキンのポッドレースを筆頭に、スピード感が全体にアップ。

青年アナキンの禁じられた恋
「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(2002)

画像2: 新三部作/プリクエル・トリロジー

前作の10年後。アナキンと銀河の双方に暗雲が。青年アナキンは禁じられた恋に落ち、極秘結婚。銀河共和国議会は、実はシスの元老院議員パルパティーンの陰謀通り彼を最高議長に選出、クローンの兵士軍団が共和国の軍隊になる。また、ボバ・フェットの父とオビ=ワンの激闘、CGI製になったヨーダの敏捷な攻撃も見もの。

悪の帝王ダース・ベイダー誕生
「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」(2005)

画像3: 新三部作/プリクエル・トリロジー

前作の3年後。ドラマは「EP4」に直結。アナキンは妻パドメの死の予知夢に怯え、パルパティーンにシスの力は死を超えると誘惑され彼の弟子になり、オビ=ワンとの死闘で負傷しダース・ベイダーに。パルパティーンはジェダイ抹殺条例を出し、銀河帝国の皇帝に。パドメが生んだ双生児は別々の惑星で育てられることになる。

旧三部作/オリジナル・トリロジー

すべてはここから始まった
「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」(1977)

画像1: 旧三部作/オリジナル・トリロジー

「EP3」の20年後。辺境の惑星で育った青年ルークが、ジェダイのオビ=ワン・ケノービや、宇宙のならず者ハン・ソロ、お転婆なお姫様レイアと出会い、宇宙を股にかけて冒険を繰り広げ、敵の新兵器デス・スターを破壊して拍手喝采される、王道の痛快SFアドベンチャー。ダース・ベイダー、R2-D2、C-3POは歴史に残る人気キャラ。

衝撃シーン連続の“最高傑作”
「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」(1980)

画像2: 旧三部作/オリジナル・トリロジー

今もシリーズ最高傑作と言われる名作。前作の3年後。今も人気キャラのヨーダ、ランド・カルリジアン、ボバ・フェットが初登場。氷の惑星ホスの白い背景での帝国軍のAT-ATとの戦闘は演出、VFX技術共に名場面。ストーリー面でも、ルークの父親の驚愕の正体が判明、ハン・ソロがカーボナイト凍結されるなど、衝撃が続々。

ルークと銀河皇帝の運命の対決
「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」(1983)

画像3: 旧三部作/オリジナル・トリロジー

前作の1年後、すべてが解決する完結編。ルークたちはハン・ソロの救出に成功。反乱軍は惑星エンドアにあるシールド発生装置を壊し、第2デス・スターを破壊する。ルークは銀河皇帝と対決、ダース・ベイダーはルークを救い、善の心を取り戻して死ぬ。最後に死んだジェダイたちが揃って霊体で登場する光景も感動的。

続三部作/シークエル・トリロジー

シリーズで初めて女性が主人公に
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015)

画像1: 続三部作/シークエル・トリロジー

前作の30年後。時代は変わり、銀河共和国は新銀河共和国に、反乱軍はレジスタンスに、帝国軍は残党が結成したファースト・オーダーになったが実質は同じ。主人公はシリーズ初の女性レイ。彼女はライトセーバーと遭遇し、フォースの力に目覚める。一方、ダークサイドに落ちたレイアとハンの息子は、父親殺しの大罪を犯す。

“新世代”レイとカイロ・レンの激闘
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(2017)

画像2: 続三部作/シークエル・トリロジー

前作の直後から続く。レイは、ルークを師にジェダイ修行を。カイロ・レンは、スノークを倒してファースト・オーダーの最高指導者になり、レジスタンスを窮地に追い込む。旧3部作ファンには、ルークとR2-D2の再会、霊体となった賢者ヨーダとルークの会話、老ルークがカイロ・レンとの戦いで見せる勇姿は、感涙モノ。

そして完結編「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」へ……

「スター・ウォーズ」シリーズはどんな順番で見るべきか?

エピソードが多い「スター・ウォーズ」はどんな順番で見るべきか迷ってしまうかも。番号順・製作順など、どの順番で見るかで、まったく違った「スター・ウォーズ」が味わえます。

このシリーズは、物語は「EP1」から「EP8」へと番号順に進むが、映画が製作されたのは「EP4〜6」「EP1〜3」「EP7〜9」の順。どの順に見たらいいのかちょっと迷うが、どんな順で見てもそれぞれに面白い。エピソード番号順に見れば、出来事が起こった順に見られるので、この宇宙の歴史や、登場人物が歩んできた道が分かりやすい。

「EP1」〜「EP6」はアナキンが主人公の悲劇的な人間ドラマに見えてくるかも。また、製作順に見れば、登場人物の過去を後から知って驚くというサプライズ系の楽しみがある。そして、新たな三部作が製作されるたびに、サーガ全体の世界観が深く掘り下げられていくのも味わえる。

もちろん順番は気にせず、まず気になる1作を見て、その前や後を見ても楽しいはず。とりあえず、今回の「EP9」のドラマは「EP8」の1年後から始まるので、「EP8」を見ておけばスムーズに入り込めそうだ。

NEWS
「フォースの覚醒」「最後のジェダイ」2週連続TV放送決定!
最新作の公開を記念し、日本テレビ系の“金曜ロードSHOW!”では「フォースの覚醒」「最後のジェダイ」2週連続TV放送が決定!「フォースの覚醒」は2019年12月13日(金)よる9:00~(一部地域を除く)、地上波初放送の「最後のジェダイ」は2019年12月20日(金)よる7:56~(一部地域を除く)で放送。

「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」
2019年12月20日(金)公開
原題:スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け/アメリカ/2019年/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:J・J・エイブラムス/出演:デイジー・リドリー、アダム・ドライヴァー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー
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