2019年12月20日より全世界公開の「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」。日本公開を前に、キャスト&スタッフがこぞって来日し、12月12日記者会見を行なった。

フォースを一番持っているのは誰?

会場に集まったマスコミの数が通常の倍以上?と思われるほど、大盛況だったこの会見。日本だけでなくシンガポールなど海外からも記者が集まった。来日したのはJ・J・エーブラムズ監督はじめ、レイ役デージー・リドリー、フィン役ジョン・ボイエガ、ポー役オスカー・アイザック、C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ、そして脚本のクリス・テリオ、製作のキャスリーン・ケネディーという豪華メンバー。

『ニホンニコラレテ、ウレシイデス』と挨拶したのはデージー。ジョンも『素晴らしい時間を過ごしています』、オスカーも『初めての日本ですが最高です』と続く。

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さて、最終作公開を直前に控えた今の気持ちは?
監督は『やっとみなさんと共有できることになり、ワクワクしています。ここにいる俳優たちが最高の演技をしてくれました。そこに注目してほしい』と自信満々。デージーも『最高の現場でした。終わってしまうのはさびしいけれど』とコメントすると、オスカーも『正直もう少し公開を伸ばして、友人たちと楽しみを分かち合いたい』とジョーク混じりに告白。ジョンも『僕もデージーやオスカーとヨルダンで撮影した時の楽しさが忘れられない。さびしいよ』と本音を。

このシリーズで9作すべてを体験したダニエルズは『この作品は最も重要な作品になりました。クリスとJ・Jが素晴らしい脚本を書いてくれたんです。あと数日でその秘密を明かしてもいいんだと安堵しています(笑)』とジョークを述べた。

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マスコミからの質問が始まると、まずデージーに、レイの両親は明かされますか?というストレートな問いが。
デージーはこれに応えて『ええ』と明言。『前作で明かされた一つの答えに彼女は納得していません。フラストレーションがたまっています。スター・ウォーズの素晴らしいところは血のつながった家族も大切だけど、自分が選んだ人との愛や友情も家族のように大切だと言っていること』と意味深な発言で期待を持たせてくれた。

日本文化の影響はどこかに出てきますか? という問いに監督は、『カイロ・レンの壊れたマスクを修復する技術は、日本の金継という技術を参考にしたよ。欠陥を隠さず、そこを強調することでさらに威厳を持たせるんだ。レン騎士団も黒澤明監督の影響があるね』と明かした。

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ユニークな質問では『この中で一番フォースがある人は誰だと思いますか?』というもの。
すかさずオスカーが「デージーだと思う」と発言すると、「ありがとう。一番素敵な言葉だわ」とデージーが感謝。キャスリーンは「ベイビー・ヨーダ!」と別作品のキャラを! 最後に監督が『僕はここにいるみんなの父親のつもりでいるんだけど、中には年上もいるけどね(笑)。みんな同じくらい美しいフォースを持っていると思う」と発言し、拍手喝さいを受けた。

この映画には完成前から様々なウワサが熱狂的ファンの間でささやかれたが、その中から本当に採用したアイデアはある? と聞かれたクリスは、「いろんな意見があったのは知っている。面白いのやクレージーなのや、良いなというのもあったけど、どれも使っていないよ」ということだった。

最後にJ・J監督は『言葉にできないくらいです。ありがとう! ぜひ本作を楽しんでください」と残して会見を終えた。公開まであと数日。その全貌が明かされるのが待ち遠しい!

撮影:友田和俊

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