アカデミー賞5部門にノミネートされた「レディ・バード」の監督とアカデミー賞受賞の豪華キャストが贈る『Little Women(原題)』の邦題が『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』として、2020年3月より日本公開されることが決定した。

▶︎編集部追記:本作は、新型コロナウイルス感染拡大を受けて公開を延期していましたが、
2020年6月12日(金)より日本公開が決定しました。

作家志望の主人公ジョー役を演じるのは天才女優シアーシャ・ローナン

19世紀を代表する女性作家、ルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説『若草物語』。南北戦争時代を舞台に力強く生きるマーチ家の四人姉妹の絆と成長をハートフルに描いた物語は、幾度となく映画化され現代に生きる私たちに多くの勇気とインスピレーションを与え続けてきた。

そんな世界中から愛される物語を『レディ・バード』でアカデミー賞〈監督賞〉をはじめ5部門ノミネート、その類まれなる表現力で映画界に新風を巻き起こしたグレタ・ガーウィグ監督が斬新にみずみずしく、モダンに生まれ変わらせたのが本作だ。

マーチ家の四姉妹――。美しくてしっかりものの長女メグ、活発で信念をまげない作家志望の次女ジョー、内気で繊細なピアニストの三女ベス、人懐っこいが頑固な末っ子エイミー。あまりにも有名な四姉妹の物語の中で、本作はジョーにフォーカスをあてる。

女性がアーティスト=表現者として成功をつかむことが難しかった時代に、作家になる夢を持ち続ける一途でまっすぐな女性ジョー(シアーシャ・ローナン)。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、想いを寄せる幼馴染のローリー(ティモシー・シャラメ)からのプロポーズにも応じずひたすら夢を追い続けるが――。

女性にとっての結婚、仕事、人生の選択肢、そして「自分らしさとは何なのか?」という現代を生きるわたしたちの中にもある普遍的なテーマを瑞々しくとらえる。物語は、ジョーの視点でしかも幼少期からではなく成長し大人になった姿から構成。「誰も愛さない―作家として生きる」・・・自分が信じた道を進むために、立ちはだかる障害や心の葛藤をエモーショナルかつ大胆で繊細に描かれる。

本作の大きな話題は、旬な若手からアカデミー賞常連の名優まで、豪華スタッフ×キャストが集結したこと。主人公ジョー役を演じるのは25歳という若さで既にアカデミー賞の常連と呼ばれる天才女優シアーシャ・ローナン。ジョーのソウルメイトであり彼女に愛を告白するローリー役には「君の名前で僕を呼んで」で世界中から注目と賞賛を集め、今もっとも注目されるイケメン実力派俳優ティモシー・シャラメ。本作で『レディ・バード』の監督と2人の出演キャストが再結集したことも大きな話題だ。

さらに長女のメグ役は『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、三女のベス役はHBOの『シャープ・オブジェクツ』のエリザ・スカンレン、そして常に自問する頑固で有名な、家族の末っ子エイミー役を期待の新星フローレンス・ピュー(『ブラック・ウィドウ』)が演じる。

ベテランのローラ・ダーンがマーチ家の愛されてやまない愛情豊かな尊き母親を好演し、さらにアカデミー賞の常連、名女優のメリル・ストリープが四姉妹の裕福なマーチ叔母役で、ジョーの人生に大きな影響を与える人物として登場する。

監督は長編映画監督デビュー作にしてアカデミー賞主要5部門にノミネートされ大きな話題を呼んだ『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ。音楽はアレクサンドル・デスプラ(『グランド・ブダペスト・ホテル』『シェイプ・オブ・ウォーター』アカデミー賞受賞)、衣装デザインはジャクリーン・デュラン(『アンナ・カレーニナ』でアカデミー賞受賞、『美女と野獣』)が手掛ける。撮影はオリヴィエ・アサイヤスやルカ・グァダニーノら名だたる鬼才監督と仕事をしてきたヨリック・ル・ソーが務める。

このたび発表された第77回ゴールデン・グローブ賞ではシアーシャ・ローナンが見事主演女優賞にノミネート。アカデミー賞に向けて今後の賞レースを賑わせることも確実だ。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
2020年3月、全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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