伝説の「ロングタンの戦い」を映画化する『デンジャー・クロース 極限着弾』(2020年4月17日公開)。わずか4時間の戦いを描く本格戦争映画から、監督&プロデューサーの映画化への道のりの激白。キャスト&スタッフのオフショット含むメイキング画像を独占掲載!

「私が率先して映画化しなければ、ほかに誰が…」

『マッドマックス』シリーズのMADアクション大国・オーストラリアから本格ベトナム戦争映画がついに上陸! オーストラリア軍108人が農園地帯“ロングタン”で南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)2,000人に対峙した「ロングタンの戦い」。戦闘時間4時間に対して1日の損失はオーストラリア軍が戦ったベトナム戦史上最大という過酷な戦いだったにも関わらず、その功績は称えられることもなく50年ものあいだ封印されてきた伝説の戦闘だ。
ベトナム戦争での知られざる激戦を、オーストラリア映画界が総力を結集、ハリウッドスタイルでリアルかつ臨場感満載に描く本格戦争映画『デンジャー・クロース 極限着弾』。今回、映画化に心血を注いだプロデューサーと監督が作品への特別な思いを語ったコメントが到着し、オフショット満載の貴重なメイキング写真が同時解禁された。

画像: クリフ・ステンダーズ監督

クリフ・ステンダーズ監督

プロデューサーのマーティン・ウォルシュが伝説の戦いを知ったのは、オーストラリア陸軍予備役に属していた頃だった。

「ロングタンやベトナム戦争のことを何も知らない自分に腹が立ったし、その後25年間頭から離れなかった。それと同時にロングタンの戦いがほとんど知られていないという事実にショックを受けた」と語るウォルシュは、2005年に”映画の授賞式のステージに立ち、ロングタンの戦いで活躍したハリー・スミス中佐に賞を捧げている”夢を見た。この時「私が率先して映画化しなければならない。私以外に誰がやるんだ!」と映画化を決意、製作に向けて用意周到な準備を進めた。
まずドキュメンタリー番組を制作してロングタンの戦いの認知を広め、長編映画への関心を促すという長期的なプロジェクトとして本作を完成させたのだ。

画像: 演出中のステンダーズ監督

演出中のステンダーズ監督

監督に指名されたのは、サイモン・ペッグ出演の『殺し屋チャーリーと6人の悪党』(14)などで知られるオーストラリアを代表する監督の一人クリフ・ステンダーズだった。

彼は脚本の初稿を読んで「この物語が実話だなんて信じられない。なんてすごい話なんだ。ぜひ参加させて欲しい、人生の一大プロジェクトとなるだろう」と確信したという。

「絶対に負けられないという気持ちを共有した個々の兵士たちの絆、それを結集させることこそが、私たちを生存へと導くのだ、ということを継続的に心に蘇らせなければならない。ベトナムに行った兵士たちは決して理解されることはなかった。彼らは唾を吐き掛けられ、傭兵とさえ呼ばれていた。RSLクラブ(退役軍人慰安施設)へ足を踏み入れることさえ許されなかったんだ」とこの映画の主人公たちのためにも製作する意義を受けとめた。

「もう十分に月日は経ったと思う。彼らがロングタンの戦いやベトナムで何をしてきたのか、どのような扱いを受けてきたのかを知れば、きっと誰でも理解することができるだろう。1966年8月のある午後のたった4時間の戦闘が、その後50年間ずっと傷跡として彼らにとりついて離れない。この映画ではその恐怖を提示し、彼らが経験したこと、50年以上の間、秘かに心にとどめておいたことを表現している」と、リアルな戦闘描写によって、兵士たちが受けた心の傷にも迫ったことを語る監督。

画像: リアルな戦闘描写にこだわった監督

リアルな戦闘描写にこだわった監督

さらに、「絶体絶命の窮地に追い込まれた人々の間に生まれる強い愛についての映画」だと監督が語る通り、戦争の悲惨さだけではなく、徴集兵の青年たちの成長や、彼らを率いる上官との関係を通して、オーストラリアの人々に受け継がれる”マイトシップ”(助け合いの意識)も描いている。

臨場感溢れる戦闘描写と奥行きのある人間ドラマとが融合した本格戦争映画『デンジャー・クロース 極限着弾』は、4月17日(金)より新宿バルト9ほかで全国ロードショーされる。

画像: 「私が率先して映画化しなければ、ほかに誰が…」

『デンジャー・クロース 極限着弾』ストーリー

1966年8月18日未明、南ベトナム。ヌイダット地区にあるオーストラリア軍司令部の基地がベトコン部隊による迫撃砲の急襲を受ける。発射地点を突き止めるため偵察に向かったハリー・スミス少佐(トラヴィス・フィメル)率いるオーストラリア軍D中隊は、第10、11、12の3小隊に分かれて前線を進む。ロングタンのゴム園に差し掛かると第11小隊がベトコン兵と遭遇。交戦となるがベトコン兵は散り散りに逃げ出してしまう。安心した小隊は前進するも、既にベトコン兵の大軍に囲まれてしまっていた。自らの命を顧みないベトコン兵は容赦なく機関銃掃射で襲い掛かる!四方八方から銃撃を受け、戦闘開始からわずか20分で28人構成の小隊のうち半数以上が負傷。味方からの応援部隊も近づけない平坦なジャングルで小隊は絶体絶命の状況に追い詰められてしまう。
ベトコン兵から放たれる機関銃の嵐の中、少佐は遂に基地へ指令を出す。目前にいる敵へ後方から迫撃砲を撃つ要請をしたのだ。「責任は取る。極限着弾(デンジャー・クロース)を要請する」。それは味方に対して超至近距離で撃つことになり、小隊が全滅してしまう危険な作戦である。一方基地本部では、応援の大隊を出撃させるかの判断をする時が迫っていたのだった…。

監督:クリフ・ステンダーズ(『殺し屋チャーリーと6人の悪党』)
脚本:スチュワート・ビーティー(『コラテラル』)
出演:トラヴィス・フィメル(『ウォークラフト』)、ルーク・ブレーシー(『X-ミッション』)、リチャード・ロクスバーグ(『サンクタム』)ほか

配給:彩プロ © 2019 TIMBOON PTY LTD, SCREEN QUEENSLAND AND SCREEN AUSTRALIA

This article is a sponsored article by
''.