あらゆるポピュラー音楽に影響を与えたインディアン・ミュージックの真実を追ったドキュメンタリー映画『RUMBLE The Indians Who Rocked The World』が、邦題『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』として2020年5月26日(火)より全国順次公開することが決定した。

字幕監修をピーター・バラカン氏が務めることも決定

1958年にリリースされたある曲が、世界を揺るがした。タイトルは「ランブル」。インディアンの血をひくリンク・レイによる、この攻撃的なギターサウンドは物議を醸し、歌詞のないインスト曲にも関わらず“少年犯罪を助長する”という理由で放送禁止となったが、この曲なくしてはレッド・ゼペリンもザ・フーもパンクもメタルも生まれなかったと言われている。

本作は、この「ランブル」を皮切りに、インディアン・ミュージックがロックのみならずジャズ、ブルーズ、フォーク、ファンクとあらゆる音楽ジャンルにいかに影響を与えてきたか、そしてこのアメリカ先住民たちの豊かな音楽がポピュラーミュージックの歴史からいかに抹殺されていったかを初めて明らかにした感動的な音楽ドキュメンタリー。

インディアン・ミュージックの素晴らしさや影響を語るために集結したのは、自らも先住民の血を引く元ザ・バンドのロビー・ロバートソンやブラック・アイド・ピーズのタブーをはじめ、バディ・ガイ、クインシー・ジョーンズ、トニー・ベネット、スティーヴン・タイラー(エアロスミス)、ジャクソン・ブラウン、ジョージ・クリントン、イギー・ポップ、マーキー・ラモーン(ラモーンズ)、スラッシュ、マーティン・スコセッシ監督ら他ではありえない豪華な面々。

そしてジミ・ヘンドリクス、チャーリー・パトン、バフィ・セイント・マリーといったインディアン・アーティストの他、ハウリン・ウルフ、ザ・フー、ボブ・ディランらの秘蔵映像もふんだんに使用されているのも大きな話題。またプロデューサーをアパッチ族出身のギタリスト、スティーヴィー・サラスが務め、“失われた歴史”を巡る壮大な旅が描かれている。

また本作の字幕監修をピーター・バラカン氏が務めることも決定。現在も多くのラジオ番組でたくさんの音楽を紹介しているバラカン氏からコメントも到着した。

インストルメンタルなのに放送禁止にされるほど50年代のアメリカで刺激が強かったリンク・レイの「ランブル」。長年の弾圧に負けなかったネイティヴ・アメリカンの文化を象徴しているように思います。
                   ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち
2020年5月26日(火)より6月12日(金)まで東京都写真美術館ホールにて公開
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム

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