“Help!The 映画配給会社プロジェクト” 第二のアクションとして、独立系映画配給会社代表とミニシアター支配人によるオンライントークイベントの開催が続々と決定している。

緊急事態宣言解除を受けて営業を再開したミニシアターとコラボ

コロナの時代を乗り越えるため、独立系映画配給会社がタッグを組んで始まった“Help!The 映画配給会社プロジェクト”。

5月15日からはアップリンク・クラウドで、13 社、230 本以上の映画を配給会社別にパックにして配信する「見放題パック」が始まっているが、第二のアクションとして、緊急事態宣言解除を受け
て営業を再開したミニシアターとコラボして、プロジェクト参加メンバーの配給作品を上映しているミニシアターと、配給会社をオンラインで繋ぐトークイベントが始まっている。

6月10日には、横浜シネマ・ジャック&ベティにて上映中の「ミシェル・ルグランとヌーヴェルヴァーグの監督たち」を配給するザジフィルムズ・志村代表がオンライン登壇。普段は舞台挨拶の際は裏方である配給会社社長と梶原支配人のトーク、というありそうでなかったイベントだ。

映画配給会社がいったいどんな仕事をしているのか?に始まって、会社を立ち上げた経緯、配給して
きた映画の監督との交流エピソードなどを語り、後半は観客とのQ&Aも。熱心な映画ファンからの「どんな基準で映画を選んでいるのか?」「配給会社を立ち上げるにはスキルとして何が必要か?」といった具体的な質問も出ていた。

当日は事前登録でオンラインでの参加者も多数。チャットで質問することが出来る参加型のイベントとなり、「映画館の観客席の様子も見られて、そろそろ映画館通いを復活させようかな、という気持ちになった」という感想コメントも寄せられた。

画像: 『最高の花婿 アンコール』© 2018 LES FILMS DU PREMIER - LES FILMS DU 24 - TF1 FILMS PRODUCTION

『最高の花婿 アンコール』© 2018 LES FILMS DU PREMIER - LES FILMS DU 24 - TF1 FILMS PRODUCTION

今後しばらくは、同じ横浜シネマ・ジャック&ベティを会場に、6 月 27 日(土) にはフランスの新作コメディ『最高の花婿 アンコール』11:40 回上映後の 13:20 より、配給するセテラ・インターナショナルの山中代表が登壇、作品の楽しみ方や、今までの配給作について支配人とトークをする予定。

その後も 7 月にはドキュメンタリー『花のあとさき ムツばあさんの歩いた道』上映後に、新日本
映画社(配給レーベル名 エスパース・サロウ)甲斐代表が、8 月にはチベット人監督ソンタルジャの『巡礼の約束』上映後にムヴィオラの武井代表の登壇が決定している。

営業を再開したとはいえ、座席を何席かずつ空けての上映で、まだまだ映画館に来場することを不安に思う観客も多く、客足が元に戻るには時間を要することが考えられ、映画館も配給会社も、厳しい経営を強いられることは必至。

“Help! The 映画配給会社プロジェクト”では、今後も映画館との共催イベントを積極的に開催していきたい、とのこと。映画館からの逆オファーも受け入れて行きたい、と語っている。

また、井浦新氏、斎藤工氏、渡辺真起子氏がミニシアターを応援するために立ちあげた“Mini Theater Park”と組んだプロジェクトも企画中。コロナの時代を生き抜くため、共闘していく構えだ。

「Help! The 映画配給会社プロジェクト」 オンライントークイベント vol.2 詳細

アップリンク・クラウド
「Help! The 映画配給会社プロジェクト 配給会社別 見放題配信パック」

※配給会社により作品数が異なり、配信期間、料金も異なります

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