1956年にアメリカで発表されて以来、色褪せぬ名作として世界中で愛される「夏への扉」(著:ロバート・A・ハインライン)が、初実写映画化することが決定。2021年ロードショーとなる。

本作のプロデューサーである小川真司氏は、原作「夏への扉」について「タイムトラベルものは映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』も含めて数々あれど、時間旅行ものというジャンルを確立させた本作は後の作品に大きな影響を与えた古典中の古典と言える」と語る。

初実写映画作となる本作の舞台は、日本に再構築し、1995年から2025年へ時を超え、人生のすべてを奪われたロボット科学者が未来を取り戻す冒険物語として蘇る。

主演を務めるのは、興行収入57億3000万円、2019年に公開された邦画で実写作品1位を記録した『キングダム』の大ヒットで、今最も新たな出演作が期待される俳優、山﨑賢人(やまざきけんと)
。山﨑が新たに挑戦するのは、孤独な科学者・高倉宗一郎(たかくらそういちろう)。騙され奪われた研究の結晶ともいえるロボットや会社、大切な人を30年の年月を超えて取り戻しにいく。

メガホンをとるのは、『フォルトゥナの瞳』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』などで知られる名匠・三木孝浩。映画長編デビュー作『ソラニン』から10年目の今年、世界中にファンを抱える伝説のSF小説に挑む。

キャスト、監督、プロデューサーコメント

山﨑賢人

もともとSF好きな僕が、SF小説の原点ともいえるような名作をもとにした作品に出演させて頂けたこと、そして三木監督と一緒にこの作品を作ることができたことをとてもうれしく思います。
「夏への扉」はSFという非現実的な世界観の中で、宗一郎や周りの登場人物が見せるあきらめの悪さを描いた人間臭い物語です。
1995年を舞台にしたレトロでチャーミングなセットや、SF要素全開のセット、90年代の衣装に近未来的な衣装・・・毎日ワクワクしながら現場を過ごしました。まだ映画を見れていないのですが、各部署がこだわりぬいて作った世界がどのように映画として形になっているのか、僕も今から楽しみです。
原作とは違った映画ならではの設定も加わり、とても素敵な映画になっていると思います。
愛おしくて、ワクワクするような、そんな映画をお届けできる日を楽しみにしています。

画像1: 山﨑賢人主演でアメリカの名作SF小説の実写映画化『夏への扉』が2021年に公開決定

山﨑賢人:プロフィール

1994年生まれ・東京都出身、2010年に俳優デビュー。

翌年『管制塔』(三木孝浩監督)で初主演。2015年には、NHK連続テレビ小説「まれ」、「デスノート」(NTV)など話題作に多数出演、『ヒロイン失格』(英勉監督)、『orange-オレンジ-』(橋本光二郎監督)で第39回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。2019年主演を務めた『キングダム』(佐藤信介監督)は興行収入57億円を突破。近年テレビドラマでは「陸王」(TBS/2017)、主演を務めた「トドメの接吻」(NTV/2018)、「グッド・ドクター」(CX/2018)などに出演。映画では『四月は君の嘘』(新城毅彦監督)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(三池崇史監督)、『斉木楠雄のψ難』(福田雄一監督)、『羊と鋼の森』(橋本光二郎監督)、『ヲタクに恋は難しい』(福田雄一監督)、『劇場』(行定勲監督)などで主演を務めている。『キングダム』は先日、続編製作が発表された。

三木孝浩監督

古典中の古典である名作SF小説『夏への扉』を今の日本で映画化???
最初、小川プロデューサーからこの企画の話をいただいた時、そのチャレンジのあまりの無謀さに不安を感じる一方、それ以上にワクワクしてしまっている自分がいました。
思い返せば、幼き頃に観て心躍らせた80年代ハリウッドSF映画は、まさにこの原作のような、荒唐無稽だけどどこかファニーでドキドキするアトラクションのような作品ばかりでした。
そんな原作を日本で実写化するチャレンジャーとして任命された事を本当に光栄に思います。
同じくこの企画に賛同し集まってくれたステキなキャストの皆さんと共に、やるからにはあの頃の自分と同じように心躍らせながら老若男女みんなで楽しめるエンタテイメント作品に仕上げたいと思います!

画像2: 山﨑賢人主演でアメリカの名作SF小説の実写映画化『夏への扉』が2021年に公開決定

三木孝浩監督:プロフィール

1974年生まれ・徳島県出身。

2000年より多数のミュージックビデオを監督し、MTV VIDEOMUSIC AWARDS JAPAN 2005 最優秀ビデオ賞、JUJU feat. Spontania『素直になれたら』のプロモーションの一環として制作した世界初のペアモバイルムービーでカンヌ国際広告祭2009 メディア部門金賞などを受賞。2010年、映画『ソラニン』で長編監督デビュー。以降の映画作品として、『管制塔』(2011)、『僕等がいた 前篇・後篇』(2012)、『陽だまりの彼女』(2013)、『ホットロード』(2014)、『アオハライド』(2014)、『くちびるに歌を』(2015)、『青空エール』(2016)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(2016)、『先生! 、、、好きになってもいいですか?』(2017)、『坂道のアポロン』(2018)、『フォルトゥナの瞳』(2019)があり、最新作『思い、思われ、ふり、ふられ』(8月14日(金)公開)、『きみの瞳が問いかけている』(2020年秋公開)が公開待機中。

小川真司プロデューサー

オールタイムベストのアンケートをとれば常に上位、SFファンの間で名作の誉れ高い「夏への扉」。1979年の初読以来、映画化はずっとずっと個人的な夢でした。原作者は「機動戦士ガンダム」の設定に影響を与えハリウッドでも映画化された「宇宙の戦士」(映画タイトル『スターシップ・トゥルーパーズ』)で有名なSFの巨匠作家ロバート・A・ハインライン。タイムトラベルものは映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』も含めて数々あれど、時間旅行ものというジャンルを確立させた本作は後の作品に大きな影響を与えた古典中の古典と言えるでしょう。
だからこそ映画化という高いハードルを乗り越えるためには強力な監督脚本コンビが必要で、『陽だまりの彼女』でいっしょに組んだ三木孝浩監督と菅野友恵さんしかいない!と二人に依頼、再びタッグを組んでいただきました。そしてピュアさ誠実さの表現に関しては当代随一の山﨑賢人さんを主演に迎えることができました。重要な登場猫のピートと山﨑さんの共演も大きな見所の一つです。どん底からの逆転とタイムトラベルをミックスしたストーリーの面白さをあますところなく入れこんだ本作、未来が不明瞭な今だからこそ、皆さんに早くお届けしたいと思っています。

STORY

1995年東京-。ロボット開発をする科学者の高倉宗一郎は、尊敬する偉大な科学者であった亡き父の親友松下の遺志を継いだプラズマ蓄電池の完成を目前に控えていた。愛猫のピートと、松下の娘・璃子との穏やかな日常の中で、研究に没頭する日々を送っていたが、信頼していた共同経営者と婚約者の裏切りにあい、自身の会社も発明途中のロボットや蓄電池も奪われてしまう。さらに宗一郎は人体を冷凍し未来に行ける装置・コールドスリープに入れられ、目が覚めた時そこは、2025年の東京だった―。ピートや璃子の死を知り、すべてを失ったと知る宗一郎は、変えられた運命を取り戻すため、30年の時を超えてリベンジを誓うー。

画像: (ロバート・A・ハインライン/福島正実訳『夏への扉』(ハヤカワ文庫))

(ロバート・A・ハインライン/福島正実訳『夏への扉』(ハヤカワ文庫))

映画『夏への扉』

出演:山﨑賢人

監督:三木孝浩
脚本:菅野友恵
原作:ロバート・A・ハインライン/福島正実訳『夏への扉』(ハヤカワ文庫)
配給:東宝=アニプレックス

©2021「夏への扉」製作委員会

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