今年は残念ながら新作映画の公開延期が続いていますが、そのぶん秋・冬にはハリウッドからビッグタイトルが続々上陸予定。鬼才クリストファー・ノーラン監督の最新作「TENETテネット」からクリスマス公開の「トップガン」続編まで、劇場の大きなスクリーンで見たい期待の新作トップ10を先取り!(文・相馬 学/デジタル編集・スクリーン編集部)

編集部追記:2020年7月25日に公開された記事を2020年9月16日に一部更新しました

2020年9月18日(金)公開
「ダークナイト」の鬼才ノーランが贈る究極の映像体験
「TENET テネット」

画像: 2020年9月18日(金)公開 「ダークナイト」の鬼才ノーランが贈る究極の映像体験 「TENET テネット」

「TENET テネット」
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナー
ワーナー・ブラザース映画配給
©2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved.

鬼才クリストファー・ノーランが『ダンケルク』以来3年ぶりに放つ新作。公開まで秘密主義を貫く彼ゆえに物語の詳細は不明だが、世界の滅亡を防ごうとするスパイの奔走に、時間の逆行というSF的な設定が絡んだエンタテインメントになるとのことだ。

『ブラック・クランズマン』で注目されたジョン・デヴィッド・ワシントンをはじめ、ロバート・パティンソンやアーロン・テイラー=ジョンソン、ヒメーシュ・パテルら、若手俳優たちの演技のアンサンブルも見どころ。

“時間の逆行”を描く革新映像に天才ノーランのセンスが炸裂

画像: “時間の逆行”を描く革新映像に天才ノーランのセンスが炸裂

時間の逆流が可能になったとき、いったい何が起こるか?ビジュアルセンスと知性的な物語作りに長けたノーランだけに、今回もその世界は目が離せないものとなりそう。『インセプション』のような独創的で奇抜な物語に期待。

\主役はこの人!/
ジョン・デヴィッド=ワシントン

Photo by Tibrina Hobson/Getty Images

『ブラック・クランズマン』ではユーモラスなキャラだったワシントンだが、今回のスパイ役は落ち着いた感がありハードボイルド風。格闘や銃撃、チェイスにダイブなどのタフなアクションにも挑んでおり、新たな面を見せてくれそうだ。

2020年9月25日(金)公開
2021年2月26日(金)へ公開延期
世界最強のスパイ組織“キングスマン”誕生秘話が明らかに
「キングスマン:ファースト・エージェント」

「キングスマン:ファースト・エージェント」
監督:マシュー・ヴォーン
出演:レイフ・ファインズ、ハリス・ディキンソン、リス・エヴァンス、ジャイモン・フンスー、ジェマ・アータートン
ウォルト・ディズニー・ジャパン配給
© 2020 20th Century Studios. All Rights Reserved.

政府に属さない英国紳士の極秘スパイ組織キングスマンの活躍を描いた人気シリーズの第3弾。前2作から時代をさかのぼり、そもそもなぜキングスマンが誕生したのかにスポットを当てる。時は第一次世界大戦期の1910年代。戦争を陰で操る巨悪に、英国人貴族によって創設された極秘諜報組織キングスマンが立ち向かう。大戦の激化や怪僧ラスプーチンの暗躍などの歴史の影で、紳士スパイたちはどんな貢献を?監督はマシュー・ヴォーンが続投。

世界大戦を仕組む陰謀に英国紳士スパイの“親子”が立ち向かう

画像: 世界大戦を仕組む陰謀に英国紳士スパイの“親子”が立ち向かう

前2作は一流スパイ、ハリーと新人エグジーの師弟関係が物語を動かしたが、今回もこの流れを踏襲。前者に相当するオックスフォード公と後者の青年コンラッドが、草創期のキングスマンに。新師弟コンビは、どんなかけあいを見せるのか?

画像: 暗躍する怪僧ラスプーチン役には英国の実力派リス・エヴァンス

暗躍する怪僧ラスプーチン役には英国の実力派リス・エヴァンス

\主役はこの人!/
レイフ・ファインズ

Photo by Jim Spellman/WireImage

前2作のコリン・ファースのポジションを担うのが演技派レイフ・ファインズ。1998年の『アベンジャーズ』で英国紳士スパイ役はすでに経験済み。今回は年輪を重ねた貫禄に、軽妙さをも宿らせて、初代キングスマンを演じる。

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