何十年も人気を保ち続けるトップスターもいれば、ある時代の象徴のように瞬間風速的な人気を得るスターもいます。ここでは90年代に代表作を放って一世を風靡したものの最近はあまり名前の聞かれなくなってしまったスターたちが、いまどんな活動をしているのか調べてみました。(文・松坂克己/デジタル編集・スクリーン編集部)

エドワード・ファーロング

「ターミネーター2」のファーロング

1977年カリフォルニア州出身。13歳の時に街でバスケットしているところをキャスティング・ディレクターに見出され、「ターミネーター2」(1991)のジョン・コナー役に抜擢されて映画デビュー、人気者に。その後も「ペット・セメタリー2」(1992)などに出演、最近もまだ「ウォールストリート・ダウン」(2013)など低予算作品に出演し続けている。

画像: 「ペット・セメタリー2」

「ペット・セメタリー2」

カイル・マクラクラン

TV「ツイン・ピークス」のマクラクラン

1959年ワシントン州出身。ワシントン大学在学中から俳優を志す。「砂の惑星」(1984)「ヒドゥン」(88)などで80年代から一定の人気を得ていたが、TV「ツイン・ピークス」(1990〜91)のヒットで大ブレーク、映画版(1992)にも主演、2017年には続編TVシリーズ「ツイン・ピークス The Return」も製作された。近作は「ルイスと不思議の時計」(2018)。

画像: 「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」

「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」

クリスチャン・スレーター

「ヤングガン2」のスレーター

1969年ニューヨーク出身。ショーン・コネリーと共演した「薔薇の名前」(1986)で注目され、「ヤングガン2」(1990)「ロビン・フッド」「モブスターズ/青春の群像」(1991)など90年代初期にヒット作を連発した。一時はドラッグ問題などで低迷したが、近年はTVシリーズ「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」(2015〜19)で存在感を発揮した。

画像: 「モブスターズ/青春の群像」

「モブスターズ/青春の群像」

ジョセフ・マッゼロ

「ジュラシック・パーク」のマッゼロ

1983年ニューヨーク州出身。ハリソン・フォード主演の「推定無罪」(1990)で映画デビュー後、「ジュラシック・パーク」(1993)とその続編(1997)などで子役として人気を誇った。代表作はほかに「マイ・フレンド・フォーエバー」(1995)など。最近は「ボヘミアン・ラプソディ」(2018)のジョン・ディーコン役で立派に成長した姿を見せてくれた。

画像: 「マイ・フレンド・フォーエバー」

「マイ・フレンド・フォーエバー」

デイヴィッド・ドゥカヴニー

TV「X-ファイル」のドゥカブニー

1960年ニューヨーク出身。80年代末から映画にも出演していたが、1993年から始まったTVシリーズ「X-ファイル」のフォックス・モルダー捜査官役で大ブレーク。このシリーズは2002年の第9シーズンまで続き、2016年と2018年にも続編シリーズが製作、さらに2本の映画と2本のTVムービーも作られた。ほかにTV「カリフォルニケーション」など。

画像1: 「X-ファイル ザ・ムービー」

「X-ファイル ザ・ムービー」

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