2020年9月11日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショーの映画『喜劇 愛妻物語』の大ヒット祈願した公開直前イベントが都内で開催され、主演の濱田岳、水川あさみ、新津ちせ、足立紳監督が登壇した。

『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた足立紳が、自身の夫婦生活を赤裸々に綴った自伝的小説を自ら監督・脚本を務めて映画化した『喜劇 愛妻物語』。いつまで経っても売れる見込みがない、年収50万円の脚本家の豪太と、そんな情けない夫に絶望している酒好きの妻チカ。結婚10年目にして倦怠期の真っ只中にいるセックスレス夫婦の痛快な愛憎劇だ。

稼ぎがほぼゼロで家に居場所もないのに、隙あればセックスに持ち込もうと奮闘するダメ夫・豪太役には、独特の憎めない個性で愛される人気俳優・濱田岳。夫に罵声を浴びせながら、家計や子育てを支える罵詈雑言を連発する毒舌キャラの不機嫌妻のチカを水川あさみが演じている。豪太とチカの娘のアキを音楽ユニットFoorinのメンバーでもある新津ちせが演じる。

キャスト・監督コメント

足立紳監督
足立「もうすぐ公開なんですが、最近脚本を描いた作品でも公開が近づくと夢をよく見るんですけど、早速本作の夢も見て、前列1列しかお客さんが入っていない夢を見たのでそうならないといいなと思います」

画像1: キャスト・監督コメント

主演濱田岳豪太役
濱田「ちょっと暗い話になってしまいましたが。。。ただ、撮影している時には、このような会が開けると思ってもみなかったですし、まさか東京国際映画祭で六本木ヒルズのスクリーン7で僕らの映画が上映されるなんてことも、まったく想像していなかったものですから。だってあそこは大きな制作会社の大作しか流さないスクリーンだと思っていたので。僕らのこんな貧乏映画が(会場:(笑))まったく思っていなかったので、今もまだ大変な中ですけど、このような会に集まっていただきありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします」

画像2: キャスト・監督コメント

水川あさみチカ役
水川「この映画で、フラッシュをたかれるとは思ってもいませんでした、とてもうれしいです!私は本当にこの映画が大好きで、あと公開まで何日かというところでたくさんの人に観てもらいたいなと思って番宣活動をやっている中、久しぶりに監督に会ったら、前列しか入っていないみたいなネガティブな話になって、撮影の時を思い出しました。今日はよろしくお願いします!」

画像3: キャスト・監督コメント

新津ちせアキ役
新津「本日はお集まりいただきありがとうございます。本当におもしろい映画なので、前列しか入らないということにならないよう席が埋まることを願います。ぜひたくさんの方にこの観てほしいです。今日はよろしくお願いします!」
足立監督「申し訳ないですね」
会場「(笑)」

画像4: キャスト・監督コメント

公開を前に

足立「奥様とは毎朝近所の神社にお参りしています。満員になりますように、大ヒットをしますようにとお参りしています。あと1週間で、暗いこと言いそうになりましたけど、傑作だったと書いていただきたいです。その一言をぜひよろしくお願いします」
会場「(笑)」

MC「演じた豪太に共感できるところはありましたか」

濱田「最初にお話をいただいた時は、正直起用されたくないなと思いましたし、ただ足立さんの脚本力は映画界がみんな認めていて、脚本が1冊の書籍のようなおもしろさがあるので、それでこのキーマンとなる鬼嫁と呼ばれる女性を誰が演るんだと、“水川さんだ”、それはもう俳優業をやっていてこんな演りたい映画はないと思って、チャレンジしました。似ている部分なんてないよと割り切っていったんですけど、毎日毎日怒鳴られて、豪太もそうですし、僕も撮影で。もうほとんど、おはようございます、お疲れ様でした、以外は怒鳴られているような生活ですから、なんかもっとフサフサした気持ちで毎日撮影を送るのかなと思っていたら、案外そうではなくて、豪太の謎の余裕と僕のずぶとさが徐々にシンクロしていって、“僕も図太い人間だったんだな”とう風に、昨日の罵声よりも今日のほうがパワーアップしていると、ちょっと上から目線で、罵倒を見ている自分がいて、幸か不幸かそういう部分はシンクロしたなと思います」

MC「水川あさみさんが共演者とうことが大きかったのではないでしょうか」

濱田「それはもちろんですね。イチファンとしても、10年以上前にカップルの役で共演したんですけど、その時の心地よさっていうのは、感覚の話なので忘れるものではなかったですし、初日に罵声を浴びせられて、逆に自分の脚本を読んでの想像力の乏しさを反省するというか、『ヤバい、すごい怒るじゃん、思ったより汚く言ってくるじゃん』という驚きと、それが明日への活力、楽しみに変わってくるという。水川さんが奥さんで良かったなと思います」

水川「エネルギー値の高い女性で、沸点お低いし、ずっと怒っているので、自分自身、夏の撮影だったので、夏バテしないように演っていました。楽しく撮影させてもらいました。監督にイライラしながら、豪太にもイライラしながら演っていました」

MC「濱田岳さんだからこそ、罵詈雑言しやすかったというのはあったんでしょうか」

水川「本当に大信頼をしているので、いくら私が当たりにいっても深く受け止めてくれるというのはわかっていいました。ここのシーン、ああする、こうすると一度も話したことがないので、その位信頼してお芝居させてもらいましたね」

MC「濱田さんのパパと水川さんのママは優しかったですか」

新津「シーンの中ではやりあっているんですけど、裏だとめちゃめちゃ仲良くてホッとしました」

会場「(笑)」

新津「裏ではいっぱい遊んだし、楽しかったです」

MC「撮影中は罵倒していて恐くなかったですか?」

新津「ちょっと。。。台本というのはわかってるんですけど、恐いな、早く終わってくれないかなと思ってました」

会場「(笑)」

締めのメッセージ

水川「夫婦のおもしろさだったり、夫婦って他人と他人が寄り添って家族になっていくというのが、それが素晴らしくて、おもしろくて、素敵なんだというのが、この映画を観ていただいた方に伝わればいいなと思います」

濱田「喜劇と銘打っているので、どなたが観ていただいても笑っていただける作品になっていると思いますし、本当にご近所の、2軒、3軒隣の家庭を覗き見しているようなちょっとした背徳感もあり、それゆえ、堂々と指さして他人の不幸を大笑いしていただいていい映画だと思っています。笑っていただいて、バカにしていただければ。お察しの通り監督はこれ以上のネタを五万と持っていますので、みなさまのお力をお借りしまして、2作、3作続けて出来たらいいなと思っています。理想は、毎年恒例『喜劇 愛妻物語』が今年も帰ってきた。お客様にイライラさせるのが目標です。またあの夫婦戻ってきたのかと思わせるくらい、そういう映画になったらいいなと思っています」

STORY

とんでもなく情けなく、とことん笑える、最笑夫婦のサイテーな悲喜劇。
結婚して10年。いまだにうだつの上がらない脚本家の豪太と、トキメキを失って久しい妻のチカが、幼い娘と三人で旅に出た。旅の間になんとしても「セックスレスの妻とセックスする」という悲願を達成するのだ!

映画『喜劇 愛妻物語』

2020年9月11日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

濱田岳 水川あさみ 新津ちせ
大久保佳代子 坂田 聡 宇野祥平 黒田大輔 冨手麻妙 河合優実 夏帆 ふせえり 光石 研

脚本・監督:足立 紳
原作:足立 紳「喜劇 愛妻物語」(幻冬舎文庫)
製作:『喜劇 愛妻物語』製作委員会
制作プロダクション:AOI Pro.
配給:キュー・テック/バンダイナムコアーツ
2019/日本/カラー/アメリカンビスタ/117分/PG-12
©2020『喜劇 愛妻物語』製作委員会

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