これまで謎に包まれていた「ワンダーウーマン 1984」の内容を解き明かす重要なヒントとなりそうなキャスト&監督のインタビューをお届け。誰もがこの作品に楽しんで参加していたことがわかります。今回は、主役を務めたガル・ガドット編をご紹介します。(文・渡辺麻紀/デジタル編集・スクリーン編集部)

スティーブ復活のプロセスはまだ口が裂けても言えないわ(笑)

──1作目の大ヒットをどう捉えましたか?

「素晴らしいと思ったわ。パティ(ジェンキンス)は多くの女性監督に門戸を開いたし、女性主人公の映画が、スタジオのテントポール映画になりえるということも証明した。

『ワンダーウーマン』の大成功が、ハリウッドを変えたことは確かだと思っている。そういう変化のときに、自分がそのプロセスのなかに身を置いているというのはとても興奮するわ」

──あなた自身のキャリアも大きく変わりましたよね?

「そう、とても変わったわね。そのきっかけが『ワンダーウーマン』というのがとても誇らしいのよ。私もふたりの娘の母親だからか、お母さんからよく声を掛けられるの。『うちの娘たちは、すっかりワンダーウーマンに夢中なのよ』という感じでね。

そういうなかで、私がもっとも嬉しかった反応が、あるお父さんの話。彼が息子を『ワンダーウーマン』に連れて行ったら、その少年は映画をとても気に入って『パパ、僕は大きくなったら女性になる!』って叫んだんですって。最高だわ(笑)」

──本作の舞台は1984年で前作から60年以上が経っているという設定ですが、あなたの外見は変わりません。でも、内面は確実に年を取っているはず。その変化をどう表現しましたか?

「そうよね。1984年のダイアナは3000歳なんだもの(笑)。前作のダイアナは、初めての人間世界で戸惑っている。自分が場違いな感じがしているのよ。でも、映画の最後には人類の抱える複雑さを学び始めるわ。

今回の彼女は、世界のことを熟知していて、もっと成熟している。そして、とても孤独なの。かつて一緒に闘った仲間も死んでしまい、ほかの人たちとは深く関わっていないから。みなさんには、そういう変化を感じてもらえると嬉しいわ」

──仲間のひとりであり恋人でもあるスティーブ・トレバーは前回のラスト自己犠牲行為をしますが、なぜか今回、復活しています。ふたりの関係はどうなっているの?

「スティーブ復活のプロセスについては、口が裂けても言えないわ(笑)。でも、彼が復活することをパティーに聞いて、とても喜んだの。で、ふたりの関係は一応、1作目の最後を引き継いでいると言っておこうかしら(笑)」

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