キアヌ・リーヴスの原点ともいうべきコメディー。ビルとテッドシリーズ最新作「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」が2020年12月18日(金)に公開されます。能天気コンビのビルとテッドの変わらぬ笑顔と友情にハッピーになれる作品。今回は、見どころと鑑賞ポイントをご紹介します!(文・斉藤博昭/デジタル編集・スクリーン編集部)

ビルとテッドとは?

画像: 能天気コンビのビルとテッドが再び電話ボックスで時空旅行へ!

能天気コンビのビルとテッドが再び電話ボックスで時空旅行へ!

ロックスターに憧れるおバカ高校生二人組…だったのは30年前。今では二人とも子持ちの中年に。『ビルとテッドの音楽が将来世界を救う』と予言されていたが、バンド“ワイルド・スタリオンズ”の人気は低迷中。二人は音楽で世界を救うことができるのか⁉

ビルとテッドは史上最強のバンドを組み音楽で世界を救うことはできるのか?

今から77分25秒以内に曲を作らなければ世界は崩壊!

キアヌ・リーヴスの原点は何か? もちろん「スピード」(1994)や「ハートブルー」(1991)といったアクション大作や、リヴァー・フェニックスと共演した「マイ・プライベート・アイダホ」(1991)を挙げる人も多いだろうが、「ビルとテッド」を推したいファンもいるはず!

現在に続くキアヌのとぼけたコメディセンスが最大限に発揮されたのが、1989年の「ビルとテッドの大冒険」。ロックスターを夢みる高校生のビルとテッドが、タイムマシンに乗って歴史上の人物と出会うという、かなり奇抜な設定。テッド役、キアヌのノリノリの怪演は、いま改めて観ても心から笑える。

2年後の続編「ビルとテッドの地獄旅行」(1991)では時空を超えるだけでなく、地獄の世界も訪れるビルとテッド。じつは彼らは、未来の世界を平和に導く音楽を作る運命を背負っていたのだ。そして202年。実に29年ぶりとなる新作では、ビルとテッドが中年になった現在も、まだ2人は世界を救う曲を書いていなかった!

画像: シリーズ前2作では高校生だったビルとテッドも今や中年ミュージシャンに

シリーズ前2作では高校生だったビルとテッドも今や中年ミュージシャンに

未来から現れた女性に、「今から77分25秒以内に曲を作らなければ世界は崩壊する」と告げられたビルとテッド。彼らがタイムマシンを使って、曲を作ったであろう未来の自分たちに会いに行き、その曲をパクってこようとするのが、この最新作の物語。

今回はさらに2人それぞれの娘たちが大奮闘。最高のライヴを実現させるため、彼女たちは過去にタイムトリップし、歴史に残る一流ミュージシャンを集めてこようとする。娘たちがどんなミュージシャンと出会うのかは、観てのお楽しみ!

「エアギター」の決めポーズなどテンションが上がる瞬間がいっぱい

さまざまな時代へトリップして、その時代の有名人と出会い、さらに死後の世界である地獄も登場するので、シリーズ前2作「大冒険」と「地獄旅行」の両方の魅力をしっかりキープ。そしてビルとテッドは、未来の自分たちと遭遇することになるのだが、その外見の変化は予想の斜め上を行く爆笑モノ。

はたして何年後の彼らが名曲を完成させているのか? タイムリミットが迫るなか、当然のごとくすんなり問題が解決されることはない。「地獄旅行」でビルとテッドが出会った妻たちや死神も、さらに問題をややこしくしていくのだ。

画像: 前作「ビルとテッドの地獄旅行」に登場した“死神”も再登場

前作「ビルとテッドの地獄旅行」に登場した“死神”も再登場

キアヌのテッド役に加え、もちろんビル役にはアレックス・ウィンターが再登板。そのほか死神役のウィリアム・サドラーや、テッドのお父さんなど前2作と同じキャストを発見する楽しみもある。

ビルとテッドの「エアギター」の決めポーズや、おなじみの会話など、シリーズのファンにはテンションが上がる瞬間がいっぱい。もちろん前2作を知らなくても、キアヌのノリノリの演技を観ているだけで幸せな気分になるし、ふつうは辻褄合わせが重要なタイムトラベルものなのに、余計なことを一切考えなくていい「ビルとテッド」の魅力を素直に満喫できるはず。

画像: 『音楽が世界を救えるか』という最後の展開に興奮マックス

『音楽が世界を救えるか』という最後の展開に興奮マックス

何より、永遠に変わらないビルとテッドの友情にほっこりし、「音楽が世界を救えるか」というクライマックスでは、誰もが興奮マックスになっていることだろう。

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