性別を超えた美しさで世界を魅了するフランスのジェンダーレスモデル、アレクサンドル・ヴェテールが初主演を務めた『MISS ミス・フランスになりたい!』が2021年2月下旬に日本公開されることが決定した。
画像: フランスのジェンダーレスモデル、アレクサンドル・ヴェテール初主演作が公開

将来の夢は「ミス・フランスになること」

本作は、2020年10月、本国フランスで公開されてすぐに再ロックダウンになり1週間しか劇場公開されなかったにも関わらず好成績を残したばかりか、主人公の美しさが大きな話題をさらったフランス映画。

物語の主人公は「ミス・フランスになること」が将来の夢だったアレックス(アレクサンドル・ヴェテール)。しかし、自分を愛してくれていた両親を事故で失って以降、自分を取り戻せないままで24歳の大人に成長していた。

そんな中、大好きだった幼馴染のエリアス(クエンティン・フォーレ)と偶然再会、彼が努力の末に小さな頃からの夢を叶えたことを知り、自分も、忘れかけていた“夢”にもう一度向き合うことを決意する!それは“男性であることを隠しながらコンテストに臨む”という不可能に思える挑戦だった。

その後、下宿先で全てを明かしたアレックスは、母のような存在である家主のヨランダ(イザベル・ナンティ)をはじめ、心優しい親友でドラァグ・クイーンのローラ(ティボール・ド・モンタレンベール)など、多国籍でボーターレスな下宿の個性的な面々に助けられながら、男性であることを隠したまま過酷な“ミスコン”競争の審査を一歩ずつ突破、夢が少しずつ現実に近づいていくが…。

主演を務めるのは“ジェンダーにとらわれないモデル”として活躍中のフランス人モデル、アレクサンドル・ヴェテール。近年では話題のNetflixオリジナルドラマ「エミリー、パリへ行く」やAmazonプライムドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」などに出演。端正な瞳の奥にチャーミングな光を宿し、劇中では悩める若者の喜怒哀楽をフレッシュに表現している。

原案・監督はTVドラマを中心に多くの作品を手がけるルーベン・アウヴェス。前作のコメディ『The Gilded Cage(仏題:La cage dorée)』(13)はRotten Tomatoesでも88%Freshの高評価を獲得、本作が2作目の劇場公開長編映画となり、俳優としても『イヴ・サンローラン』(14年日本公開)や『あしたは最高のはじまり』(17年日本公開)に出演、今後も活躍が大いに期待されている。

コンテストの厳しい戦いの中、夢だった美しく華やいだ衣装を纏いながらも“真の美しさとは?” “本当の自分とは何か”を悩みながら、自分の殻を破るために自分だけの生き方をもがきながらも見つけようとするアレックスのまっすぐな姿は、年齢や性別を超えた共感を呼び、誰もが応援したくなる魅力を持った作品となっている。

MISS ミス・フランスになりたい!
2021年2月下旬、シネスイッチ銀座ほか全国公開
配給:彩プロ
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